吉野弘幸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前巻から始まっていたエヴァ・シルバーとの戦いに、決着がつけられることになります。
その後、カーチャと、クラスメイトの椎崎(しいざき)るるという優等生の少女のやりとりを描いた短編を挟んで、前巻の冒頭で登場した鳳榊一郎(おおとり・しんいちろう)と「リジー」ことエリザベスの正体が明らかになります。鳳は、かつてサーシャの姉のオーリャを殺したナトリウムのクェイサーだったのです。サーシャたちに正体を明かした彼は、まふゆたちのもとから燈の身柄を奪っていきます。一方エリザベスも、サーシャが鉄のクェイサーであることを知り、両者の間で戦いの火蓋が切って落とされることになります。
サーシャの過去にまつわる設定が -
Posted by ブクログ
綾南学院の転校生としてやってきた、酸素使いのクェイサーである朽葉悠(くちば・ゆう)という少年に華が襲われます。さらに、彼女を救出しようとしたカーチャとテレサまでもが彼の前に苦戦を強いられます。一方、サーシャの前には朽葉葵(くちば・あおい)という少女が現われます。悠の妹だという彼女は、兄を止めてほしいとサーシャに懇願し、彼は悠と戦うことを決意します。
さらに、ジョシュア=フリギアノスが燈を求めてやってくる短編を挟んで、「Q」(クー)と「R」(エル)と名乗る水銀使いのドヘンタイの双子少女がミハイロフ学園へとやってきます。彼女たちは、まふゆのクラス委員長を務める御手洗史伽(みたらい・ふみか)という -
Posted by ブクログ
サーシャにつづいて、エカテリーナ=クラエというゴスロリ少女が学園に転校してきます。何かにつけてまふゆや燈に冷たく当たってきたお嬢様の辻堂美由梨(つじどう・みゆり)は彼女に接近します。しかし彼女の正体は、「赤銅の人形遣いカーチャ」と呼ばれる新たなクェイサーでした。異端者たちの襲撃を憂慮した「アトス」が、サーシャとは別のクェイサーを学園に送り込んできたのです。カーチャは、彼女に仕える桂木華(かつらぎ・はな)という少女の前でサディスティックな本性をあらわし、華を聖神女にしてサーシャを牽制します。
ゴスロリでドSという、いかにもなキャラクターのカーチャの投入により、一気に物語が華やかになったように感 -
Posted by ブクログ
私立聖ミハイロフ学園に通う織部(おりべ)まふゆと山辺燈(やまのべ・とも)の二人は、とつぜん現われた仮面の人物に襲われます。そんな彼女たちの前に、「致命者サーシャ」と呼ばれる銀髪の少年・アレクサンドル=ニコラエビッチ=ヘルが登場し、二人を救います。彼らは、特定の元素を自在に操る能力をもつ「クェイサー」という存在で、サーシャは学園のシスターを務めるテレサ=ベリアのオッパイから「聖乳」(ソーマ)を吸うことで力を発揮するとされます。
サーシャの活躍で一度はしりぞいた仮面の人物でしたが、今度はまふゆたちのクラスメイトでメガネ少女の水瀬文奈(みなせ・あやな)に襲いかかります。異端者と呼ばれる彼らのねらい