おかべたかしのレビュー一覧
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くらべる日本 東西南北
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目でみることばのずかん
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Posted by ブクログ
ホントは面白い「謂れ」のある言葉を、写真をつけて「見る」ことによって、さらなる発見をもたらすシリーズ第一弾。おかべたかし・文、山出高士・写真。
興味深かったのは全40言葉のうち22。順番に並べる(言葉の意味解説は出来るだけ避けました)。
・「阿漕(あこぎ)」
漕ぎ方のことではない。まさか地名だったとは!
・「急がば回れ」
和歌「もののふの矢橋の船は速けれど 急がば回れ瀬田の長橋」より。場所は琵琶湖です。
・「ベーゴマ」
貝独楽のこと。バイ貝にそういえばよく似ている。
・「うだつが上がらない」
左官修行した身としては、唯一ハッキリ分かった言葉。でも綺麗な写真見れて良かった。
・「瓜二つ」
決して2つの瓜が似ているから、ではない。とは初めて知った。
・「金字塔」
ピラミッドのことだそう。ということは、つい最近の言葉だよね。
・「剣ヶ峰」
剣山のことじゃない。
・「差し金」
(陰から人を操ること)元は文楽人形を操るための鉄の棒、或いは歌舞伎における蝶や小鳥の竿。
・「試金石」
(人や物の価値を推し測る基準)えー!この真っ黒な粘板石のことだったの?
・「鎬を削る」
しのぎとは、刀の側面の1番高くなっている稜線の部分。先の面のことではない。コレを削る戦いって、どんな勝負?
・「勝負服」
服の色。競馬は馬によって決まり、競艇は枠順で決まる。
・「図星」
弓の的の中心にある黒い丸の事。でも、「図星を射る」とは言わない。言うのは「正鵠を射る」。何故だ?
・「高飛車」
将棋で高圧的な態度でプレッシャーを与える戦法らしいが、勝率は良くないらしい。現実でもそうだよね。
・「蓼食う虫も好き好き」
築地で鮎のツマとして800円で売っていたらしい。見ると、純粋葉っぱの方だった。ずっと赤い花のことだと思ってたいた。
・「薹(とう)がたつ」
蕗の薹が立つことではない。花茎や花軸のこと。伸びると、野菜が硬くなり食用に適さなくなるから。そういえば蕗の薹が伸びるとそうなる。ブロッコリーもそうかな。
・「灯台下暗し」
海にある灯台ではありません。知らなかった!
・「とどのつまり」
北海の海馬(とど)ではありません。オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドの、詰まり、です。改めて、ボラは語源の宝庫。「いなせ」は日本橋の粋な若者が髪を「鯔背銀杏(いなせいちょう)」に結ったことに由来するそう。
・「拍車を掛ける」
(物事の進行を早める事)乗馬靴のカカト。コレを脇腹に当てて馬を早く走らせる。可哀想。
・「贔屓」
中国の亀に似た伝説の生き物で、重い物を背負うの大好き。(特定の人や物を可愛がる)そうか!アイツ亀じゃなかったんだ。
・「洞ヶ峠」
京都八幡市と大阪枚方市の間の洞ヶ峠(ほらがとうげ)で、筒井順慶が秀吉・光秀の形勢を見守っていたことから出た言葉らしいが、実際にはそういう話はなかったらしい。同じ山崎の合戦系列ならば、天王山の方が現実味あり。
・「もぬけの殻」
モノノ怪の殻ではない。もぬけとは、蝉や蛇の抜け殻のこと。
・「埒があかない」
馬場の柵のこと。不埒は柵がないこと。なるほど!
‥‥全部書いていたら埒があかないので、此処まで。
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目でみることば 有頂天
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Posted by ブクログ
「目でみることば」シリーズの第4作目。
38の言葉の由来についてを言葉と写真で紹介。
50音順。一つの言葉で4ページ。
言葉、姿、説明と関連する情報での構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
「似ていることば」を省き、真の「目でみることば」シリーズと
しては第3作目。出せた嬉しさに「有頂天」なのだそうだ。
表紙の狸を見て「有頂天家族」を連想しちゃったけど(笑)
知ってる言葉でも意外な由来があったり、視覚で確認出来たりと、
3作目になってもボルテージは落ちていません。
「紅一点」の花はザクロなんだ~。
「シュークリーム」は知ってたけど、「エクレア」が稲妻とは!
「小倉あん」と「小麦色」「竜田揚げ」は日本人の色彩感覚の
現れ。狸や雀、カラスと同じく、身近な自然に近しかったのが
わかります。で、烏の字の話も、なるほど。
コラムの「ちちんぷいぷい」の生みの親が意外な人物でびっくり!
写真は現地に赴いての撮り卸しですが、天気や生物対象は
苦労が滲み出ています。
最後に「目白押し」の探索。大森さんの写真の見事さに、
思わず感嘆してしまいました。あぁ、これも有頂天の一部かも。 -
Posted by ブクログ
「目でみることば」シリーズの第3作目。
38組の似ている言葉を言葉と写真で紹介。
50音順。一組の言葉を見開き写真で2ページ、
違いの説明と関連する情報2ページでの構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
「目でみることば」に続いて「似ていることば」を紹介。
“似ている”は“同じではない”ことを明確に教えてくれます。
「カレイ」と「ヒラメ」は口の形状。
「笹」と「竹」は成長してタケノコの皮が剥がれるか否か。
「制作」と「製作」は芸術品か実用品か。
言葉の用法に悩んだとき用に、近くに電子辞書を置いて
調べていますが、「火」と「炎」のように、脳内変換出来ない
ことが多々あります。でも、こうして写真で示されると、
明確に違いがわかります。視覚で理解出来ます。
「飛ぶ」と「跳ぶ」の写真は秀逸だなぁと感心してたら、
かなり苦労したようで、これまた身体を張っているのが
目に見えるようでした。
そして、今回もコラムが楽しかったです。
国旗の話は地域性で括ることで分かり易くなったし、
似ている漢字の覚え方は、目から鱗。
「シャベル」と「スコップ」は『くらべる日本』に繋がる話。
何よりも、日本語と日本文化への興味を深めてくれました。 -
くらべる時代 昭和と平成
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