おかべたかしのレビュー一覧
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ホントは面白い「謂れ」のある言葉を、写真をつけて「見る」ことによって、さらなる発見をもたらすシリーズ第一弾。おかべたかし・文、山出高士・写真。
興味深かったのは全40言葉のうち22。順番に並べる(言葉の意味解説は出来るだけ避けました)。
・「阿漕(あこぎ)」
漕ぎ方のことではない。まさか地名だったとは!
・「急がば回れ」
和歌「もののふの矢橋の船は速けれど 急がば回れ瀬田の長橋」より。場所は琵琶湖です。
・「ベーゴマ」
貝独楽のこと。バイ貝にそういえばよく似ている。
・「うだつが上がらない」
左官修行した身としては、唯一ハッキリ分かった言葉。でも綺麗な写真見れて良かった。
・「瓜二つ」
決 -
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「目でみることば」シリーズの第4作目。
38の言葉の由来についてを言葉と写真で紹介。
50音順。一つの言葉で4ページ。
言葉、姿、説明と関連する情報での構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
「似ていることば」を省き、真の「目でみることば」シリーズと
しては第3作目。出せた嬉しさに「有頂天」なのだそうだ。
表紙の狸を見て「有頂天家族」を連想しちゃったけど(笑)
知ってる言葉でも意外な由来があったり、視覚で確認出来たりと、
3作目になってもボルテージは落ちていません。
「紅一点」の花はザクロなんだ~。
「シュークリーム」は知ってたけど、「エクレア」が稲妻とは!
「小倉あん」と「小麦色」「竜 -
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「目でみることば」シリーズの第3作目。
38組の似ている言葉を言葉と写真で紹介。
50音順。一組の言葉を見開き写真で2ページ、
違いの説明と関連する情報2ページでの構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
「目でみることば」に続いて「似ていることば」を紹介。
“似ている”は“同じではない”ことを明確に教えてくれます。
「カレイ」と「ヒラメ」は口の形状。
「笹」と「竹」は成長してタケノコの皮が剥がれるか否か。
「制作」と「製作」は芸術品か実用品か。
言葉の用法に悩んだとき用に、近くに電子辞書を置いて
調べていますが、「火」と「炎」のように、脳内変換出来ない
ことが多々あります。でも、こうして -
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表紙の写真、関東と関西の湯船の位置をみて納得。
静岡県伊東市にある昔ながらの銭湯へ行ったときの違和感はこれだったのかと!
(東北生まれ、関東育ち)
静岡県には仕事で5年住んでいましたが、物によって関東式だったり関西式だったりするのが面白いところでした。そんな東海道の歴史を解説してくれるページも(p78)
東の線香花火、西の線香花火を比べてみたくて筒井時正玩具花火製造所さんの花火を買ってみることに。西型の線香花火は人生初!いい経験になりました。
巻末の参考文献もいつか手に取りたいなと思います。
東西の文化の違いがあることこそ、日本の暮らしの豊かさなのかも。
ちょうど今話題の星野源さんの新 -
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同じようで同じでない、安いと高いでは比べると違う、
モノの値段がテーマ。
34品目を、50音順、見開きでそれぞれの画像。
基本、左側に安いもの。右側に高いもの。次のページに解説。
値段コラム、買い物コラム複数有り。
撮影協力&主要参考文献、有り。
見た目ではわからないけど、取材して聞いたら、なるほど!
素材や手間で、同じに見えるモノでもこんなに値段が違う。
最高級の素材の品質の高さと確かさ。外国産と国産の違い。
機械&大量生産と職人の手仕事の差。
量産は製品、一点物は作品と称する、造形作家の矜持。
金魚は配色のバランス。胡蝶蘭は花の数。
うな重はうなぎの量、畳はい草の量。盆栽は手を掛ける年月も -
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「目でみることば」シリーズ10冊目は、世界。
日本とだけではなく、国と国の顕著な“違い”を選んで紹介。
アルファベット順、見開きでそれぞれの国のモノの画像。
基本、左側に日本、又は西側に位置する国。次のページに解説。
世界コラム、著者の体験コラム、複数有り。
撮影協力&主要参考文献、有り。
日本と違う、国と国で違う・・・文化や風習、衣食住に焦点を当て、
写真で顕著な“違い”を教えています。
日本の城とスコットランドの城では、建築材の資源の違い
だけでなく、守る者や守られる者の違いもあるということ。
日本とアメリカのショートケーキは、違っているとは漠然と
知ってはいたが、写真にしたら一目瞭然。
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言葉の状態が異なる写真が混在
良い写真も多くお勧めしたい本なのですが、表紙にも使われている「狸寝入り」の写真が「普通に寝ている(擬死状態で無い)狸」だったり、「鷹揚」の写真が「飛んでいる鳶」だったり、言葉本来の状態と異なる写真が混在していて残念です。
過去と現在で意味が違ったり真逆だったりする言葉があることを思えば、微妙な差かも知れませんが。 -
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くらべるシリーズ、もう一度手を出しました。前は(「似ていることば」)、半分くらいは目次段階でだいたいの見当がついたのに、今回目次を見て分かったのは34項目のうち「いなり寿司」「縄文土器」くらいのものだった。東と西に親戚がいる小学生だったら、これは夏休み研究テーマになりますよ。
というわけで、「おゝそうだったのか!」「えぇ!ホント?」が、以下の9点(西の人間の観点から書いています)。
・バスは、東は前払い、西は降りる時の後払い。東京に行くと、ホントに戸惑う。バス会社さん、統一して欲しい。
・座布団の綴じ糸が十字なのが東、Y字なのが西。
・藁で作る線香花火(西)から、紙で作る線香花火(東) -
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「目でみることば」シリーズの第5作目。
日本語では同じようでも、英語では違う言葉が存在する。
その違いを、見て&解説を読んで納得の、楽しい内容。
Part.1 a few/a little~by/near
Part.2 candy/lollipop~instrument/tool
Part.3 key/lock~tree/wood
アルファベット順、見開きでそれぞれの単語と画像。
次のページに解説。
似ているコラム、複数有り。
撮影協力&主要参考文献、有り。
学生時代にこの本があれば、もっと英語が好きになったかも。
単語だらけの教科書では頭に入ってこなかった意味が、一目瞭然。
laugh -
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「どちらの意味・漢字が正しいのかな?」と、今までその言葉を使う際、その都度検索していた言葉がいくつかありました。でもまたその言葉を使う時に「あれ?どっちだったっけ?」というような事が続いてましたが、今回この本で学んだので悩まずに使えそうです(笑)
写真も綺麗で見ても楽しめます。私はクイズといいますか、正解を見る前に写真を見比べ、答を考えてからページをめくりました。家族や友人などとアレコレ考察しながら本を見ても楽しいと思います。
所々にある『似ているコラム』も興味深く読みました。似ている国旗が何故そうなったのか、使ってる色や形も。「へ~~!」と声を出してしまうほど。
どれも勉強になったのですが、 -
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皆さんのレビューを見て紐解きました。ありがとうございます。実際手にとると本書の対象年齢を「勘違い」していることがわかりました。「おかべたかし」「やまでたかし」という著者名からは絵本、小学生用かと思いきや、最初は「明らむ」と「赤らむ」。谷中銀座商店街の「夕焼けだんだん」の写真を使って「赤らむ」名所を説明していて、完全大人用の本でした。
目次には38の似ていることばがあります。事前にそれを見て類推しておきました。その結果、完全に「今まで勘違いしていたことば」を以下に載せます。
・糸こんにゃくVS白滝
色かと思っていた。製造法でした。
・カレイVSヒラメ
口の形らしい。左ヒラメ右カレイは違う場 -
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関東と関西で違うものの写真集。高校時代まで大阪にいたので、写真を見て、関西のものがうんそうだったと納得するには、遠い記憶を探らなければならないのです。
・表紙の銭湯だが、大阪の銭湯の湯船は真ん中にあったような気がする。
・稲荷寿司は、確かに大阪は三角だった。関東の俵型は稲荷神社に奉納する俵だって。愛知の豊川稲荷の近くで食べたのは俵型だったよ。三角は狐の耳。
・いろはカルタは、東西で共通なのはわずか。
・ええっー、七味唐辛子の中身は東西で違うのか。
・縄文土器は、東は複雑で、西はシンプルな模様。
・東の線香花火は紙で包んであって、西のは藁の先に火薬がついている。愛知に来て、紙の線香花火を見て「な