小嶋陽太郎のレビュー一覧

  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマに6人の作家が書いた短編集
    初読みの作家さんが多かったが、とても新鮮。そして 斬新。
    「行きたくない」ことひとつがこんなにいろんな世界を持つなんて。
    おもしろい!!

    NEWSの加藤シゲアキの作品は 若い感性で幼馴染との距離感がイマドキ。
    終わり方が(んん??)とは思うが。

    近未来の渡辺優「ピンポンツリー」は想像するとシュールだし、
    小嶋陽太郎や奥田亜希子の作品の日常の風景が 妙に心地よい。

    そして 大好きな住野よる
    いつもとはちょっと違ったテイストだけど、(分かる気がするよ)と
    思わせる主人公の心の機微が秀逸。さすがだ。

    どれも短編で飽きさせないので、お出かけの

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    2019年08月12日
  • 友情だねって感動してよ

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    20年前に読んでたらまた感じ方も違ったと思う。
    浅野いにおが表紙絵、アジカン後藤が帯コメント、というところで内容もある程度察する事ができる。

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    2019年07月08日
  • ぼくのとなりにきみ

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    今まで読んできた小嶋陽太郎作品すべてに言えることだけど、この小説もそう。小学生か中学生の時に…いやせめて30歳までに出会っていれば高評価だったんだろうなぁ。小説の旬ってあるんやな、老化した自分が残念。

    俺もかつてはこんな少年だったんだろうと、自分の中学生時代を思い出し、イヤイヤこんな純で一所懸命な毎日を送ってなかったなぁ…と今更ながら後悔し、せめてこれからひたむきに打ち込もうと思って、遠近両用メガネ外して活字疲れの目をこすって…

    やっぱ若い頃に読みたかったなぁ

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    2018年05月31日
  • 気障でけっこうです

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    2016年最後の一冊。背表紙で興味買い。ミステリにしても青春ものにしても、ちょっと中途半端に感じた。
    あらすじ(背表紙より)
    女子高生のきよ子が公園で出くわしたのは、地面に首まですっぽり埋まったおじさんだった。「人生の小路に潜む、落とし穴にはまり…」と間抜けな格好で嘆く男。きよ子は助け出そうとするも、途中で車にはねられ病院へ。その後、目を覚ましたきよ子の前に、なんとあの男が現れた。「私、死んじゃったんですよ」そう、幽霊となって―七三分けの気弱な幽霊と今どき女子高生の奇妙な交流を描く、切なく不思議な新感覚の青春小説。

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    2016年12月31日