小嶋陽太郎のレビュー一覧

  • 行きたくない

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    6人の作家が「行きたくない」をテーマに綴る短編集。
    初めて読む作家さんもあったけど、行きたくないを通しての行き交う感情描写にそれぞれ楽しめました。
    行きたくないに理由はない、ただ何となく行きたくないと思うときもある。
    けど、それだけじゃ前に進めないよね。

    特にロボットが行きたくないを取り上げた「ピンポンツリースポンジ」が好きでした。

    最後に俺はもっと自由に生きたい!(私的感情)

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    2019年07月10日
  • こちら文学少女になります

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    面白いなぁと思う物語はどのキャラクターも生き生きその風情が目に浮かぶ動きや感情を描写されている。これもそう。直前に「ヌードが分かれば美術が分かる」を読んで、次にこの「エロと向き合う」エピソードというのも面白かった要因か。女の裸は男にとって云々。主人公が堂々と下ネタも口に出せてしまう辺りは男性作家所以か。

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    2019年01月02日
  • 悲しい話は終わりにしよう

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    ネタバレ

    この作家さんの作品もはじめて。「ぼくのとなりにきみ」など、中学生にどうかな?と思っていたのだが、この本をどなたかの本棚で発見し、書かれている感想もなかなかだったので最初に読むことにした。
    まず、中学生には少し重い内容かな、と感じた。
    身近な人の死を二度に渡り経験し、その記憶から前へ進めない主人公。終盤まで雨雲が低く垂れ込めたような重苦しい流れだが、最後の最後に光が差してくる。
    交互に出てくる登場人物の名前はなんだろうと思っていたが、途中からそうだったのか、と分かる伏線である。なかなかワザあり。

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    2018年04月29日
  • おとめの流儀。

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    弱小部活の廃部の危機って話はよくあるものですが、よくあるドタバタ劇にはならずに、主人公を含む中学生達の成長の物語になってるところがいいですね。恋愛話に持って行かないのもいい。たまにはこういう清々しい話もいい。

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    2018年02月03日
  • ぼくのとなりにきみ

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    ネタバレ

    「ぼくらはその日まで」を読んでから、その内容にも触れられていた洞窟の暗号についてのこの本を読みました。「ぼくら」が爽やかで甘酸っぱい夏休みの思い出でしたが、この本ではちょっとサクの闇な、面倒な部分が前面でちょっと途中まできつい感じがしました。でも先生も絡んできた暗号の解読、合唱を通した恋愛模様など後半は期待通りでした。

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    2017年10月29日
  • こちら文学少女になります

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    主人公の出だしの冷めた感じからは、この熱さは想像できなかったな。
    伏線も謎もあったりで一気読み。
    好きだな、熱のあるお仕事小説!

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    2017年07月29日
  • こちら文学少女になります

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    漫画を読まない文学少女が配属されたのは青年漫画誌。ちょっとファンタジーありのお仕事小説。大御所先生との関係が面白かった。

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    2017年05月14日
  • こちら文学少女になります

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    ネタバレ

    いいものはいい、悪いものは悪い、と大御所にでもはっきり言ってしまう新人編集者の山田や、一見チャラい大沢。表面的には眉間にシワを寄せたくなるようなクセのあるキャラクターがわんさか登場する、とある出版社が舞台の話ですが、仕事に信念、情熱を持っている人ってとても惹かれる。

    不覚にも編集者、章の柳沼先生とのやりとりのところで変化した山田に自分の姿を重ねてしまい、それまでさくさくと読んでいたのに、あーこういう思いを仕事でたくさんしてきたんやったなぁ、と、不覚にも涙。

    ここからはレビューでも何でもない個人的な話。ワークとライフのバランスを取ろうとすればするほどバランスってナニ?となってくる。継続ではな

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    2017年04月28日
  • こちら文学少女になります

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    漫画好きの小説嫌いな人にもオススメしたい。出版社の漫画編集に配属された文学少女、山田友梨。不本意な部署配属やセクハラに怒りつつも同僚や漫画家との間で交わされる軽妙な会話とか、内心のツッコミとか楽しめます。漫画編集という自分にとっての未知の世界を垣間見ることが出来るし、お仕事小説のような印象でした。著者の他の作品も読んでみたい。

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    2017年01月20日
  • こちら文学少女になります

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    めずらしく小説。しかも初めて読む作家。
    以前読んだ『ほんのよもやま話 ~作家対談集~』から、
    気になるものをメモしておいたうちの1冊。
    漫画を読まない文学少女が配属されたのは青年漫画誌の編集部。
    という設定が面白そうで読んでみた。
    文体、セリフ回しも最初の数ページで慣れ、登場人物たちも違和感なく、
    複数のエピソードがうまく絡みながら進んでいく。
    これはドラマに出来そう。

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    2025年05月13日
  • 行きたくない

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    積読本。
    加藤シゲアキさんのが読みたくて買ってあった。
    渡辺優さんの「ピンポンツリースポンジ」が良かった。
    もしかしたら20年後くらいにはありそう。

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    2025年01月21日
  • カンフー&チキン

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    ネタバレ

    少年の悪者やっつけストーリーの王道。主人公たちのキャラも分かりやすいけど浅すぎず、兄弟の話もリアリティあってよかった。

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    2024年10月23日
  • 行きたくない

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    6人の小説家によるアンソロジー。住野よるさん目当てで買ってみたが、その他の作者さんの話もとても面白かった。まず住野よるさんのコンピレーションは、少しSFチックで他の住野よるの物語と比べて珍しい内容だった。会話の表現やテンポ感が住野よるさんらしくて実家のような安心感だった。他にも近未来の話やバッドエンド風な話など、同じ「行きたくない」というテーマにも関わらず、十人十色で、全然違った味わいがあり、アンソロジーの醍醐味だなと感じました。

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    2024年08月17日
  • 行きたくない

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    どの話もよかった。特に好きなのは、「シャイセ」と「コンピレーション」かな。名前を知らなくて、お互いにあだ名をつけてる関係って素敵だなと思った。ベッドから落ちて目覚めて、下の人からつつかれるのを、挨拶してるみたいと感じていたのが可愛かった。毎晩、違う友達が家で待っててくれるのもいいなって思った。本当の世界とかよくわかんないけど、今の暮らしを幸せだって思えて、行きたくないのなら、それでいいと思った。「ピンポンツリースポンジ」の機械が、行きたくないっていうのも可愛かったな。

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    2024年08月01日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。

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    2023年10月08日
  • 悲しい話は終わりにしよう

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    ネタバレ

    2人の主人公を別人だと思わせたかったのだとしたら失敗してると思います。普通に同一人物として読んじゃいます。厭世的な雰囲気は好きだけど、ちょっとナルシストっぽいかな?

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    2023年09月06日
  • 友情だねって感動してよ

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    一つの不思議な公園を舞台にしたオムニバス短編集。
    大人になりかけてるからわかるけど、それをわからないふりをする若さもある、みたいな思春期の心の動きが魅力的な話が多かった。全員そうやってモヤモヤしながら大人になるのよ。人生だね。

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    2023年05月21日
  • 行きたくない

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    後半の4作品が私は面白かった。

    住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。

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    2023年02月04日
  • 行きたくない

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    行きたくない
    そんな誰しも抱える感情。  

    タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。

    学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
    私は会社。

    6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。

    個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界の話。
    その中で、突然にロボットが「行きたくない」って言い出す話。

    あー、いつか現実でもこうしてロボット頼りの世界になるかもしれないな。なんて思いつつ、心が無いはずのロボットに「行きたくない」という感情が生まれる。

    そうだよなぁ〜あるよなぁ…と。

    はぁ〜、サボってみたいな。

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    2023年01月28日