小嶋陽太郎のレビュー一覧

  • おとめの流儀。
    弱小部活の廃部の危機って話はよくあるものですが、よくあるドタバタ劇にはならずに、主人公を含む中学生達の成長の物語になってるところがいいですね。恋愛話に持って行かないのもいい。たまにはこういう清々しい話もいい。
  • ぼくのとなりにきみ
    「ぼくらはその日まで」を読んでから、その内容にも触れられていた洞窟の暗号についてのこの本を読みました。「ぼくら」が爽やかで甘酸っぱい夏休みの思い出でしたが、この本ではちょっとサクの闇な、面倒な部分が前面でちょっと途中まできつい感じがしました。でも先生も絡んできた暗号の解読、合唱を通した恋愛模様など後...続きを読む
  • こちら文学少女になります
    主人公の出だしの冷めた感じからは、この熱さは想像できなかったな。
    伏線も謎もあったりで一気読み。
    好きだな、熱のあるお仕事小説!

  • こちら文学少女になります
    漫画を読まない文学少女が配属されたのは青年漫画誌。ちょっとファンタジーありのお仕事小説。大御所先生との関係が面白かった。
  • こちら文学少女になります
    いいものはいい、悪いものは悪い、と大御所にでもはっきり言ってしまう新人編集者の山田や、一見チャラい大沢。表面的には眉間にシワを寄せたくなるようなクセのあるキャラクターがわんさか登場する、とある出版社が舞台の話ですが、仕事に信念、情熱を持っている人ってとても惹かれる。

    不覚にも編集者、章の柳沼先生と...続きを読む
  • こちら文学少女になります
    漫画好きの小説嫌いな人にもオススメしたい。出版社の漫画編集に配属された文学少女、山田友梨。不本意な部署配属やセクハラに怒りつつも同僚や漫画家との間で交わされる軽妙な会話とか、内心のツッコミとか楽しめます。漫画編集という自分にとっての未知の世界を垣間見ることが出来るし、お仕事小説のような印象でした。著...続きを読む
  • 行きたくない
    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。
  • 行きたくない
    加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。
  • 悲しい話は終わりにしよう
    2人の主人公を別人だと思わせたかったのだとしたら失敗してると思います。普通に同一人物として読んじゃいます。厭世的な雰囲気は好きだけど、ちょっとナルシストっぽいかな?
  • 友情だねって感動してよ
    一つの不思議な公園を舞台にしたオムニバス短編集。
    大人になりかけてるからわかるけど、それをわからないふりをする若さもある、みたいな思春期の心の動きが魅力的な話が多かった。全員そうやってモヤモヤしながら大人になるのよ。人生だね。
  • 行きたくない
    後半の4作品が私は面白かった。

    住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。
  • 行きたくない
    行きたくない
    そんな誰しも抱える感情。  

    タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。

    学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
    私は会社。

    6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。

    個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界...続きを読む
  • 行きたくない
    今どきで自己啓発本みたいなタイトル『行きたくない』。カトシゲと住野よるさん目当てで購入したが、カトシゲさんの「ポケット」はちょっとよく分からなかったぞw住野さんの「コンピレーション」はSF(少し不思議)な感じがして面白かった。一番は渡辺優「ピンポンツリースポンジ」。ロボットも人間と同じ。小島陽太郎「...続きを読む
  • 放課後ひとり同盟
    思春期の頃の悩みが気持ち良く描かれている。短編に出てくる人同士が少しずつ絡み合いながら。個人的には、もう少しそれぞれの物語が影響し合うのかと思っていたので、そこは少し残念。登場人物としては出てくるが、それぞれの物語となっていた。
  • カンフー&チキン
    良い高校に行き、良い大学に行き、歯科医を次ぐことを父親からきつく試走されている主人公、兄はその道を挫折し引きこもり中。塾の帰りに主人公は「夜明スネーク」なるチーマーもどきの連中に殴られカツアゲされるが、そこにクラスでも浮きまくった同級生が奇声をあげつつ助けに入るが…

    久々に小島陽太郎を読んだ。作者...続きを読む
  • 放課後ひとり同盟
    「誰かのこと好きになると、ちゃんと女になりたくなるんだって気づいた」
    「いまのおれは、男でも女でも、林以外の人は好きにならないよ」

    ストーリーテラーもよかったし、なにより最後の「僕とじょうぎとぐるぐると」がめちゃくちゃ好きなやつでした
  • ぼくらはその日まで
    「死んじゃったからコミュニケーションがとれないより、生きてるのにコミュニケーションがとれないほうがつらいかもしれない」

    サクがすき
  • 行きたくない
    ネタバレあり。
    いろんなものの「行きたくない」お話。
    「ロボ」のお話では、自分も「ロボ」のいる世界で過ごしてみたい。と思ったが、よくよく考えると今の世の中も様々なものが人間以外のものに制御されてそうなりつつあるのでは?近い未来、起こり得ることかも。
    「佳緒」のお話は、ちょっと心に来るものがあった。自...続きを読む
  • ぼくのとなりにきみ
    大人っぽいサクとスポーツが得意なハセ、不思議な行動をとるチカの3人が町の古墳に行き、謎の暗号を拾い、解読する話です。サクは、お父さんが水泳選手だったことで1年生からスイミングスクールに通いますが、全然上達しなかったので、辞めてしまいました。けれども、妹はどんどん上達し、メダルをたくさん獲得していまし...続きを読む
  • 行きたくない
    どれも薄ぼんやりした世界。人やロボットが「行きたくない」をにじみ出す。ふとした言葉で、行動で、心の中で。
    あぁこの人、行きたくないんだなあ、と気がつくとつい笑みがこぼれていた。そんな日もあるし、それでもいいんだと思えた。