小嶋陽太郎のレビュー一覧
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この感じ結構好きなかな。
甲殻類の言語
カニとエビとカイの話。
何を考えているかなんて、分かんないから。思い込みってあるしさ。そんな全能感なんて。
まぁ、カニとエビが仲良くやれるといいのかな。
ディストラクション・ガール
松岡、可愛いじゃんかよ。
西野の方に惹かれるのも分かるけどね。
或る、ミコバイトの話
ミスリードだとは分かるけど、そっちに行くのね。
あーいいなぁ。
象の像
こういう一人語り好きだなぁ。
僕も頭の中でやるもの。
そして、この後輩なかなかやるね。
恋をしたのだと思います
合わせてしまう、自分が無い感覚。凄くわかる。それが楽だったりさ。でも、本当の楽って、そういう事じゃないんだなって。
友情だねって感動してよ
表題作だけあって、いいね!
そのセリフ言うシーンも好き!!
学校内のこういう雰囲気の描写もなかなか感じ分かって、あぁ、そうだな。表すなら確かにこんな感じだって。
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Posted by ブクログ
ネタバレ
市川と佐野、2人のストーリーが交互に描かれており、市川は大学生、佐野は中学生と関連性が無く、最初は「この2人に共通するのは三角関係って事かなあ?」などとぼんやり考えていました。
ですが、途中から市川=佐野であることを間接的に匂わせる表現が入ってきて、最後の晃との会話の部分で確定した…って感じでしたよね?
途中で同一人物であると気付いた時は震えました。笑
市川でのストーリーも、佐野でのストーリーも、
最初はただただ"日常"感が強く、穏やかな気持ちで読めていたのですが、段々と不穏な空気が混ざって来て…最終的に1番怖かったのが、佐野が父の部屋を見て奥村の家に行かなければならないと思い浮かび、雷雨の中自転車を漕いで奥村の家に向かい、インターホンも押さずに家に入っていくシーン、あのシーンは本当に鳥肌が立ちました。
そのシーンの際はぼやかされていて、
結局奥村が死んだ、という事実しか明かされていなかったのですが
最後の最後で、晃と市川が2人で話しているときに奥村が晃に覆い被さって…とその時の事が明らかになった時も驚きました。というか奥村は沖田の"利用すべき敵"を殺した通り魔事件の犯人なんでしょうか?そういう話が上がってましたけど、結局ぼや〜っと終わりませんでしたか?
誰か教えてください!!!
あと、アレですね。広崎。
彼もすっごいですね。
市川と広崎が最後に話した日、あの時にはもう大学を辞めていたんですね。衝撃すぎました。
今度、バドワイザー飲みながら
はっぴいえんどの曲聴いてぼ〜っと散歩でもしようかと思います。
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Posted by ブクログ
少年少女たちの突き抜けた連載短編集。
ややネタバレあり。
「空に飛び蹴り」
ジャケットにもなっている作品。
ポツリポツリと味わう、気分の悪い出来事。
君には沢山の不幸が漂っているから、とにかく蹴って、落ちてくる不幸を解消せよと言われる。
自分に降りかかる不幸だけじゃない。
父や母や祖母の分を。
それさえ自分が撒き散らしたかのように捉え、切実に足を蹴り上げ続ける彼女は、孤高のヒーローみたいだった。
世界を救うために身を削る者が、誰にも存在を知られないままの、あんまりな物語に似ている。
「怒る泣く笑う女子」
視点は変わって、同じ学校に通う三崎に移る。
見た目と心の性別の不一致に悩み傷つきながらも、一つ一つの物事を疎かにせず、向き合っていく様子はある意味、さっきの林にも似ている。
あなたは容易く叶えられて、私には叶えようとすることさえ無謀に思える、好きな気持ちの顛末。
オンナノコに憧れ、毒づきながらも、でもそこが三崎の良い所だと思う。
最後の話でも登場する兄弟が、揺らぐことなく三崎を見つめる姿もまた、愛おしい。
「ストーリーテラー」
友達の良いところを一つ言ってみましょう。
そうだな、確かに、良いところであれば、なんでも許される気がするんだよなー。
クラスメイト同士で褒め合うとか、良いところを言い合うことが、自己肯定感に繋がるというけど。
でも、誰かの人格への評価にもなり得る。
「『光るにじ』が上手に書けているところです」
自分の良いところを言ってくれる人がいなくて、沈黙にクラスが支配されたとき。
自分の意外な一面を、そっと掬い上げてくれた言葉があった。
そのことをリフレインし続けるあまり、純粋に歪んでしまったとして。それくらいの影響力を持っていたシーンであることは、よく分かる。
どれも、どこか突き抜けたお話なのだけど、その突き抜けた姿に、共感があったことが嬉しい。 -
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『放課後ひとり同盟』に続いて、またも短編集。
物語自体は個々に独立しているが、神楽坂にある神社と公園という舞台設定をい共有している構成も前作と同じ。
しかし、本作の方が私の好きな小嶋陽太郎の鬱屈した感じが出ていたように思う。
「甲殻類の言語」☆☆☆
似た者同士の性根の腐った幼馴染だことで。
でも、彼女たちの言語と同様に、彼女たちにしか分かり合えない世界があるんだろうな。
京一も実は腹黒かったりするんだろうか。
「ディストラクション・ガ-ル」☆☆☆
誰かの言葉あるいは存在によって自分の自我が確立されるという感覚はわかる。
しかし、爽やかに終わったように思えるのは表面上のことだけだ。
松岡は「僕」によって救われたものの、西野はまた一人に戻ってしまうのではないだろうか?
「或るミコバイトの話」☆☆☆
三角関係に何が起こるのかと思っていたが、めくちゃんはどうなるのだろう。
「象の像」☆☆☆☆
鬱屈どころか精神的に危ないところにある様子は『放課後ひとり同盟』に収録されていた「ストーリーテラー」に似ている。
彼女に振られたショック、から意外にも早く立ち直ってしまって、これでは彼女に注いだ愛情に失礼だと感じて、ショックを受けている「ポーズ」をとり続ける。
でも夢にまで彼女が現れたりして、ポーズのはずが現実になってしまったのか?、彼女に注いだ愛情の正体は何だったのか?、というところに話が及んでいく。
初めての恋愛あるいは若いころの恋愛というのは相手との距離感が上手く掴めずに、愛が暴走してしまったり逆にあっさり終わってしまうことがよくある。
結局のところ人付き合いだから、経験を重ねてちょうどいい付き合い方を覚えていくものなんだろう。
自分の身に沁みて痛い。
「恋をしたのだと思います」☆☆☆
美作さんとの出来事は、常に受け身だったところから抜け出せる一歩になったはず。
金子は自己中心的な男だから自業自得ともいえるが、何の予兆もなく(なかったように見える)彼女に振られたらショックだろうな。
そこに気づかないのが罪ではあるのだが、女の人って突然爆発することあるよなあ。
「友情だねって感動してよ」☆☆☆☆☆
倉田が進学した高校には、毎日女の子の人形を持ち歩く湯浅という男子生徒がいて、まあ当然のようにそれをからかうやつが出てくる。
しかし、吉川という女子が湯浅をかばい、倉田はそれを見て自分の未熟に気づく。
湯浅はただのおかしなやつではなくて、奇妙な行動をとるだけの理由を抱えていて、倉田は彼と交流しながらその問題に向き合っていく。
自分に正面から向き合う湯浅も、自分の間違いを正直に認めて人を思いやれる倉田も、しっかりとした芯を持っている吉川もみんなかっこいい。
どれも現実では難しいことで、やはりその理想を目指したい。
長編でも面白かったんじゃないかと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ文学大好きな友梨が配属されたのは、ゴリゴリの青年漫画編集部だった。
これまでの人生で漫画とまったくの無縁だった友梨が
男だらけの青年漫画ヤングビートを担当することになり、戸惑う連続の日々。
ヤングビートの柱ともいえる大御所漫画家を激怒させ、突然の連載終了宣言。
童貞漫画の担当になり人気が落ちていくことへの焦り。
漫画家の代理としかやりとりさせてもらえない人気漫画の主人公が、ある日から友梨の目の前に姿をあわらしたこと。
心が折れそうになることもありながらも
容赦ない言葉を浴びせてくる上司や先輩に同期など
そして漫画の主人公キヨの存在にもときに救われながら
自分のトラウマだった過去を受け止めて
漫画編集者として成長していく姿。
面白いなあ。映像化しても面白いだろうね。