小嶋陽太郎のレビュー一覧

  • こちら文学少女になります
    青年漫画編集者になった漫画を読まない文学少女。

    最初はうるさいキャラだなあと思ったが、
    変化し、トラウマを乗り越えていく姿は
    読んでいて、ぐっときた。

    周りの先輩方の漫画への熱い思いも
    鬱陶しいけど、ぐっとくる。
  • 放課後ひとり同盟
    一人でも大丈夫。皆一人なんだから。と、現役の高校生に読んでもらいたいです。同調圧力の強いこの日本で、一人一人が自立していく過程で助けになる著書だと思います。
  • 行きたくない
    会社に行きたくない、学校に行きたくない、断れない誘いに本当は行きたくない…そんな「行きたくない」をテーマにしたアンソロジー。行きたくないという感情はしかし、本人ですら自覚できていなかったり、理由がわからなかったりするものなのですね。それゆえなかなかに奥が深いストーリーばかりでした。渡辺優さんと住野よ...続きを読む
  • ぼくのとなりにきみ
    楽しく読めた。
    探検、謎解き、友情、淡い恋、家族、全部バランスよく、サクとハセ男子二人、チカ女子一人もちょうど良い感じで、さらさらと読めた。
    少しずつ相手を知って行く過程は丁寧に書かれていて、きちんとサクの気持ちについていけた。 
  • こちら文学少女になります
    118業界のことは知らんけど、登場するみんなが楽しく苦しんでる姿が生き生きしてていいね。文章もストーリーも破綻なくスッキリ読めました。次作もあるのかな
  • 行きたくない
    行きたくないというテーマからよくこんなに物語を発展させることができるなぁと感嘆する。まだ読んだことのない作家の物語も楽しめたので徐々に広げていきたいなぁ。
  • 行きたくない
    手軽にサクサク読める。

    ピンポンツリー
    終末のアクアリウム
    コンピレーション

    の3作品が割と良き。
    コンピレーションは世にも〜的な感じしたけど。
  • 友情だねって感動してよ
    『放課後ひとり同盟』に続いて、またも短編集。
    物語自体は個々に独立しているが、神楽坂にある神社と公園という舞台設定をい共有している構成も前作と同じ。
    しかし、本作の方が私の好きな小嶋陽太郎の鬱屈した感じが出ていたように思う。


    「甲殻類の言語」☆☆☆
    似た者同士の性根の腐った幼馴染だことで。
    でも...続きを読む
  • ぼくのとなりにきみ
    中学一年生の男子二、女子一の三人のお話し
    楽しく読みました
    それぞれのキャラクターが面白い
    先生も絡んできて
    サラッと楽しみました

    古墳 冒険
    ちょっと無理がありましたが
    ドキドキさせてもらいました

    ≪ 悩むこと 見方を変えて また進む ≫
  • こちら文学少女になります
    文学大好きな友梨が配属されたのは、ゴリゴリの青年漫画編集部だった。

    これまでの人生で漫画とまったくの無縁だった友梨が
    男だらけの青年漫画ヤングビートを担当することになり、戸惑う連続の日々。

    ヤングビートの柱ともいえる大御所漫画家を激怒させ、突然の連載終了宣言。
    童貞漫画の担当になり人気が落ちてい...続きを読む
  • 行きたくない
    同じ「いきたくない」でも、様々な形がある。
    何となくいきたくない人もいれば、確固たる意志を持っていきたくない人もいる。ある人ににとっては「いきたくない」のではなく、「ここでいきたい」なのかもしれない。

    一人一人の作家さんがそれぞれの解釈で世界を描いていて、私はとても豊かな気持ちになった。
  • 行きたくない
    後輩におすすめしてもらった。
    チープかな、と思っていたけど、読んでみると、日常で思う・感じる微妙なものを、物語の中で消化できて、なかなかよかった。
    お礼を言おう
  • 行きたくない
    「行きたくない」

    この言葉だけで、色々なストーリーがあるのだなと感じた一冊でした。面白かったです。


    個人的には、「ピンポンツリースポンジ」と「シャイセ」か良かったです。
    お二人の他の小説も読んでみたくなりました。

    きっと色々な人が、色々な「行きたくない」を抱えて生きているんだろうなあ。
    一話...続きを読む
  • 今夜、きみは火星にもどる
    自分を火星人だと言い張る佐伯さんと、彼女は火星人だと信じる国吉くん、火星人なんかじゃないと言い張る高見さん、佐伯って誰と言い放つ水野くん、そして担任の山口先生と、数学の谷先生。みんなとても魅力的です。

    何もやりたいことがなく、佐伯さんの付き人になると決めたら張り切る国吉くんは、いずれやってくる「佐...続きを読む
  • 行きたくない
    住野よるさんのお話が斬新で面白かった。欲しかったのに手に入れるとすぐに飽きちゃう、そんな自分が嫌になる。という感じの言葉が印象的。嬉しいはずなのに、楽しめてない感じがすることあるなって。あとから思えば、あのときは楽しかったんだと言えるように、今を楽しんでると思い込むことが大切と誰かのインタビュー記事...続きを読む
  • 友情だねって感動してよ
    女子高生2人、男子高生2人、男子大学生1人、OL1人をそれぞれ主人公とした6話を集めたオムニバス形式の小説。いずれの小説も神楽坂の象公園や現代的な神社が舞台の1つとなり、また、なんらかの三角関係が描かれている。
    「いま、そこに確かに存在する若者たちの情動と煌めきが詰まった、生傷だらけの群像劇」という...続きを読む
  • 行きたくない
    6人の作家が「行きたくない」をテーマに綴る短編集。
    初めて読む作家さんもあったけど、行きたくないを通しての行き交う感情描写にそれぞれ楽しめました。
    行きたくないに理由はない、ただ何となく行きたくないと思うときもある。
    けど、それだけじゃ前に進めないよね。

    特にロボットが行きたくないを取り上げた「ピ...続きを読む
  • おとめの流儀。
    ちょっとなぎなたを持ってみたくなった。やる根性はないけど。
    真っ直ぐな聡子は心から応援したくなる。この健気な子の未来が明るいものであることを願って止まない。
  • こちら文学少女になります
    面白いなぁと思う物語はどのキャラクターも生き生きその風情が目に浮かぶ動きや感情を描写されている。これもそう。直前に「ヌードが分かれば美術が分かる」を読んで、次にこの「エロと向き合う」エピソードというのも面白かった要因か。女の裸は男にとって云々。主人公が堂々と下ネタも口に出せてしまう辺りは男性作家所以...続きを読む
  • 悲しい話は終わりにしよう
    この作家さんの作品もはじめて。「ぼくのとなりにきみ」など、中学生にどうかな?と思っていたのだが、この本をどなたかの本棚で発見し、書かれている感想もなかなかだったので最初に読むことにした。
    まず、中学生には少し重い内容かな、と感じた。
    身近な人の死を二度に渡り経験し、その記憶から前へ進めない主人公。終...続きを読む