小嶋陽太郎のレビュー一覧

  • 気障でけっこうです
    キエちゃんがとてもいい味を出しています。正直最初の公園から入院のあたりまではちょっと退屈でしたが、最後のあたりでキエちゃんが大活躍するところはよかったかな。ハムスターとのやり取りも面白かったです。
  • 行きたくない
    印象に残ったのは住野さん。

    SFみのある話はあんまり好きじゃないけど
    なんともいえない世界観。
    でも暗くないところがよかった。
  • 行きたくない



    それぞれの感想をすこし....

    *加藤シゲアキさん
    シゲアキさんらしく、のめり込みやすく、読みやすい短編。
    これで小説1本書いて欲しい、メキシコに行ったあとの条介の話も読みたいと思った。

    *阿川せんりさん
    タイトルの わたしの嫌いなセカイ をまさに感じてしまった。
    短篇の終わる頃には千春に...続きを読む
  • 放課後ひとり同盟
    色々抱えている10代の子たちのお話。登場人物が少しずつリンクしていて、短編集だけどゆるいつながりを感じます。
    不安感や、性別に対する違和感、家族との関係、恋愛…。ままならない状況でもがいている子たちにちょっとだけ希望の光がさすような物語。読んでいて心がヒリヒリして時々泣きそうになっちゃった。
    最後の...続きを読む
  • 悲しい話は終わりにしよう
    2つのお話が交互に語られるという構造になっていて、登場人物達が抱える闇が少しづつ見えてくるが、面白いところで2つの話が繋がってくる。
  • 行きたくない
    加藤シゲアキ、奥田亜希子、住野よる(以上すべて敬称略)目当てで手に取ったのですが、奥田さんがグッときた。年齢設定がマッチしてるからかな。子供が欲しいと思わない、生みたいと思わないのは異常なのか。わたしも割と妙齢ですがすごく欲しいと一度も思ったことありません。子供が欲しいからどうしような本サイトはたく...続きを読む
  • 行きたくない
    個人的に良かったのは『シャイセ』と『終末のアクアリウム』と『ピンポンツリースポンジ』
    特にシャイセがとても良かった。

    『ポケット』と『コンピレーション』は良くも悪くもミュージックビデオ見てるみたいな話だなと思った。描写や言葉選びは美しいけどもそれだけという感じ

    『あなたの好きな/わたしの嫌いな世...続きを読む
  • 気障でけっこうです
    私の好きな小説家として小嶋陽太郎を挙げておきながら、デビュー作を読んでいないというのはさすがにまずいかと手に取った本作。
    やはり小説家として書いている最近の作品と、「とにかく書いてみた」という感じの本作とでは大分方向性や作品のレベルが違う。

    まず、序盤の純文学かと勘違いするような言葉の羅列に戸惑っ...続きを読む
  • こちら文学少女になります
    漫画を読んだことのない友梨が漫画家や編集者と関わり合いながら、徐々に漫画編集者として成長していく物語。

    漫画家にも編集者にもそれぞれ仕事に懸ける思いがあって、どの登場人物もしっかりと内面が描かれていた。

    でも、それ以上の思うところがあまりなくて、並のお仕事小説の域を出ない。

    漫画家なら柳沼先生...続きを読む
  • 行きたくない
    加藤シゲアキ 阿川せんり 渡辺優
    小嶋陽太郎 奥田亜希子 住野よる
    6人の作家さんが手がける
    それぞれの『行きたくない』短編集です。

    渡辺優の『ピンポンツリースポンジ』は
    1人に1台所有するAIロボットが
    朝、突然「行きたくない」とエラー表示を起こす
    という不思議なお話。
    ちょっと近未来的な、
    ...続きを読む
  • 行きたくない
    行きたくない、そんなときが誰にでも。

    立ち止まっていることに対して、マイナスのイメージがあるのはなぜだろう。「行きたくない」けれど、別にここにいたいとか、ここが好きとかではない。明確にことばにできないけれど、「行きたくない」ときがある。逃避と言われても、目をそらしていたいことがある。各短編の登場人...続きを読む
  • 行きたくない
    「行きたくない」をテーマに6人の作家が書いた短編集
    初読みの作家さんが多かったが、とても新鮮。そして 斬新。
    「行きたくない」ことひとつがこんなにいろんな世界を持つなんて。
    おもしろい!!

    NEWSの加藤シゲアキの作品は 若い感性で幼馴染との距離感がイマドキ。
    終わり方が(んん??)とは思うが。
    ...続きを読む
  • 友情だねって感動してよ
    20年前に読んでたらまた感じ方も違ったと思う。
    浅野いにおが表紙絵、アジカン後藤が帯コメント、というところで内容もある程度察する事ができる。
  • 行きたくない
    加藤さんと住野さん目当てで手に取った。「ポケット」は流石加藤さんワールド、最後の展開がよく分からないなと思ったけれど、ポケットのスマホから間接的に世界が広がったという事かな?と解釈した。

    「コンピレーション」は不思議なお話。桃の暮らす世界は他人からみたらごく一部に過ぎない。外には本物の世界があって...続きを読む
  • ぼくのとなりにきみ
    今まで読んできた小嶋陽太郎作品すべてに言えることだけど、この小説もそう。小学生か中学生の時に…いやせめて30歳までに出会っていれば高評価だったんだろうなぁ。小説の旬ってあるんやな、老化した自分が残念。

    俺もかつてはこんな少年だったんだろうと、自分の中学生時代を思い出し、イヤイヤこんな純で一所懸命な...続きを読む
  • 気障でけっこうです
    2016年最後の一冊。背表紙で興味買い。ミステリにしても青春ものにしても、ちょっと中途半端に感じた。
    あらすじ(背表紙より)
    女子高生のきよ子が公園で出くわしたのは、地面に首まですっぽり埋まったおじさんだった。「人生の小路に潜む、落とし穴にはまり…」と間抜けな格好で嘆く男。きよ子は助け出そうとするも...続きを読む