中里京子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ソーシャルメディアでも人気という英国の外科医が書いたエッセイ風「人体」の話。
脳、消化器、心臓、肺、骨格、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、生殖器、睡眠、免疫、死と人体の各器官、機能を軽妙な文体で縦横無尽に語っている。
健康オタクにはすでに知っている内容も多いが、医師としての経験や専門知識から、説得力ある健康ガイドになっている。
話題が多岐にわたっているぶん、個別に悩みがある読者には物足りない部分はあると思うが、「はじめに」で著者が述べている「本書の役目は、体に内在する生物学的な当てこすり、罠、滑りやすい斜面、落とし穴などを安全に回避して、生活の質を向上させられるようにあなたを導くことにある」とい -
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Posted by ブクログ
そういえば子供の頃、家の近所でチョウ、トンボなど虫をよく見た。小学校の自由研究ではクラスの男子の約半数は昆虫採集だった。あれから約50年、大人(老人?)になった今、昆虫をすっかり見なくなってしまった…。
昆虫絶滅の危機を訴える著者。昆虫が姿を消したとき、何が起こるのか、また、その原因は何か。早く手を打たないと人類の危機が訪れると解く。
本書の冒頭の書き出し。
「激変の最初の兆候は不気味な静けさでだった。
世界中の昆虫が姿を消したというのに、人間はすぐには反応せず、最初に恐怖の叫びの声を上げたのは、奇妙なことに鳥だった。ツバメのヒナ1羽が成鳥になるには約20万匹の昆虫を必要とする。それが皆無に -
Posted by ブクログ
【感想】
現代社会に住む私たちは肥満を「暴食」と「怠惰」の結果――つまり自己責任だと感じている。食べ過ぎてしまうのは意志が弱いからであり、いくら食事を気にしても痩せられないのは、運動を続けようとする強い決意が無いからだ、と。
しかし、果たしてそれは真実なのか?ここ30年の間に体重過多以上の成人男性が15%から65%に増えたのは、意志の弱い人間が異常増加したからなのか?素行と性格に欠陥を抱えた人間が、人類の過半数を占めることなどありうるのだろうか?
本書『果糖中毒 19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?』は、そうした「肥満=自己責任」という通説にメスを入れ、環境がいかに人を太らせる -
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Posted by ブクログ
タイトルの「遺伝子は、変えられる」は、若干、強引な印象です。
遺伝子(DNA)について、以前は「完全に固定されたもので、一生を通じて変わらないもの」(環境からなどの影響により、突然変異が起こることはあるとしても)と捉えられていました。
が、遺伝子の中には、何かをきっかけとして、スイッチがオンになったりオフになったりする部分もたくさんあり、この本では、そのことを「遺伝子は、変えられる」と言っています。
ちなみに、一卵性双生児に差が出るのは、環境の差異によるスイッチのオン・オフの違いの影響も大きいようです。
また、スイッチのオン・オフは、次の世代(子の世代)と、その次の世代(孫の世代)には遺伝す -
Posted by ブクログ
ネタバレ……どの食べ物でとろうがカロリーは同じ働きをする、
と 言うわけではないのだから……
元米国農務長官、トム・ヴィルサック
皮下脂肪はok.内臓脂肪は悪
p169
空腹、報酬、ストレス。これら3つの脳の経路が高インスリン血症をもたらすと、肥満とメタボ症候群が引き起こされる。
視床下部で慢性的にインスリンが作用していると、レプチンはシグナルが出せなくなる。すると脳はこれを飢えと判断し、交感神経系活動を低下させ(怠惰になる)、迷走神経の活動を増大させる(空腹になる)。腹側被蓋野では、慢性的なインスリンがレプチンシグナルを抑制することによって快楽報酬経路を解除する(報酬をもた -
Posted by ブクログ
ネタバレカバーをとったら、黒い本だった。いいデザインだな。気に入った。
本文中にも難しいと書いてあったが、体内のエネルギー状態の説明(4章)の部分がとても難しかった。体重を減少させる効果のあるレプチンが十分あっても、インスリンのせいでその効用が阻害されてしまう。またレプチンが十分あって(ほんとはもう十分なのに)も、脳が認識できないレプチン抵抗性もある(まだ足りないと錯覚して、たくさん食べてしまう。ほんとは十分なのに!)この本だけではインスリンは悪者だなと感じた(他書籍でインスリンの重要性必要性は確認済み)
肥満にたいし、どうしたらよいかという点で2点あげていた。低糖質・高食物繊維の食事をする。一日1