冨永星のレビュー一覧

  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    「時間は存在しない」という著作で、私を混乱に陥れた理論物理学者カルロ・ロヴェッリの初学者向け量子物理学の入門書。

    著者が序文に記している「私はこの本を、なによりもまず量子物理学にはなじまが薄いが、それでも量子力学がどんなもので何を意味しているかをできる限り理解したいと考えている人々に向けてまとめた。」という意図は成功していると思う。
    言葉で書いてある部分を拾いながら、それを理解しようと努力することはできた。
    ただ、数式が出てくると、私はその意味を理解しようという努力をスキップした。
    見えても理解できないものはあるのだ。
    ただ、なんとなく、マルチバースの考え方は、空想だけでなく、現実に理論的に

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    2022年06月28日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    ネタバレ

    科学的素養をそこまで必要としない量子論の本という触れ込みで読んでみた。確かにエピソード重点で読みやすい部分もあったが、数式や未知数が出てきた瞬間にわかったふりしかできなくなった。観測による確定とか関係性しか存在しないとか実にむつかしい哲学の話で、この辺は訳者あとがきの言う通り。
    直感に反するというだけで話が受け入れがたくなるのは、注記で批判されていた本そのままの態度で反省すべきかと思うが、それも引用されていた英作家ダグラス・アダムズの「重力井戸の底で火の玉の周りをまわって生きている人間の視野がどれだけ歪んでいるかは明確」という言を受けてみればなるほど納得。また人は目でものを見ず、脳の予期と異な

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    2022年03月24日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    ネタバレ

    新聞の書評を読んで面白そうだったので読んでみたけど、量子については1mmも理解できなかった。現代物理学は哲学という認識は得た。
    冨永星さんが翻訳を担当された「素数の音楽」を読んだ時も思ったけど、この解明に関わってきた人物たちのエピソードが破天荒で面白すぎる。ボグダーノフが初めて口にした言葉が生後18か月の「パパはばかだ!」に笑ってしまった。

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    2022年02月07日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    量子論を、その歴史と思想の観点から書いた本。
    ハイゼンベルクやシュレーディンガーだけではなく、レーニンやナーガールジュナまで登場する。
    原書は文学的にも美しい文章らしいけれど、日本語訳はそうでもない。

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    2022年02月06日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    前作の「時間は存在しない」が相当面白かったので期待して読んだのだが、前作ほどのインパクトはなかった。
    前作は時間とは何かというシンプルそうで難しい問題に焦点があたっていたので読みやすかったが、今回は量子力学の歴史から始まり、何について議論を展開したいのか少し読者を置いていってしまった印象。
    ただし、知的好奇心をくすぐるには十分な内容で、読んでいて新しい世界が開けるような感覚もあった。

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    2022年02月03日