冨永星のレビュー一覧

  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    相手が酷い奴だと思わなければ自分の正当化ができないからこそ相手へのマイナスイメージが募る。
    箱に入った状態からの視点であることを自覚し、自分に矢印を向ける。
    アドラーに似た考え方だが、箱という言葉がしっくりこない

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    2025年11月07日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    人が素直に生きることが出来るのは、やはり気付きが必要だ。私たちが何かを見て考え行動するときに、自分の中にある偏った知識と偏見と視点から世界を見ることで他者批判や摩擦が生じることだろう。
    本著ではそれを箱と呼んでいる。それはある種の檻であり、閉じこもる自分だけの世界の話だ。本著の主張はその箱に気付き、飛び出せと説く。そうしたら、他責思考はなくなり自分が本当にやりたいことへ向き合うことが出来ると。
    多くの知識を得て、多くの体験を得て、多くの人々と交流をした上でも、その箱から抜け出すことは容易ではない。その箱に気付く必要があるからだ。どの分野でもそうだが、優れている人というのは気付きの回数が多い。そ

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    2025年10月28日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    自分の期待を自分で裏切った時に人は箱に入り他人を非難する

    自分が買われそうな内容書いてあったが、少し難しい本だった
    時間に余裕ある時にもう一度読みたい

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    2025年09月20日
  • 時間は存在しない

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    特に序盤の解説が興味深かった。
    相対性理論については多少馴染みがあったが、この理論に自身のループ量子重力理論を絡めて、時間の一方向の矢印や不可逆なエントロピーの増大についての理論展開はとても面白く感じた。
    全ての概念について、結局は人間が出来事を秩序立てて整理する為に生み出したものであり、鵜呑みにしてはいけないなと改めて。

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    2025年07月15日
  • 時間は存在しない

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    自分の物理や科学の知識が、圧倒的に足りていないこともあり、内容が非常に難しかったです。この世界の時間の流れは一定ではないとか、この宇宙を動かしているのはエントロピーだとか、新しい知識に触れることはできましたが、人に説明できるほど完全に理解できたような実感はないです。ただ、筆者の論旨のひとつの、過去と未来が違うのは、ひとえにこの世界を見ているわたしたち自身の視界が曖昧だからという見解には目から鱗が落ちた気持ちでした。もっといろんなことを(物理とか科学も)勉強して、自分自身の視界を明瞭にしたいなと思いました。

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    2025年07月13日
  • ブラックホールは白くなる

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    ブラックホールはホワイトホールになる。そして〇〇〇〇〇〇の正体はホワイトホールなのかもしれない…。
    ロヴェリは本書で興味深い仮説を提示している。うすい本なのですぐ読みおわった。

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    2025年05月14日
  • 時間は存在しない

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    時間って何だろうということを考える良いきっかけとなった。

    考えてみると不思議なものであり、目には見えないし、感じることしかできない。その感じいているものでさえ、私たちの生きているスケールが大きすぎるあまり近似されたものであり、そもそも時間は存在しない。でもじゃあ、何で感じるの?という疑問に物理学に最先端を行くカルロさんが答えてくれる、そんな内容だった。

    文体は詩的で扱うトピックのせいか、哲学的な内容も多く正直わかり易くはない。エッセイというジャンルだからか、物理学の数式や理論的な記述は少なく、結論や表面だけをさらっていくだけでモヤモヤする。ただ、深い議論をされたところでほとんど理解できない

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    2025年05月05日
  • 時間は存在しない

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    ネタバレ

    “するとナーガセーナは勝ち誇ったようにいう。「馬車と同じように、ナーガセーナという名前も関係と出来事の集まりを指しているにすぎない」と。
    わたしたちは、時間と空間のなかで構成された有限の過程であり、出来事なのだ。
    それにしても、わたしたちが独立した実体でないとすると、何がわたしたちのアイデンティティー、「自分は一つのまとまった存在だ」という感覚の基になっているのか。このわたし、カルロをまとまりあるものとし、その髪や爪や足、さらには怒りや夢をも自分の一部だと感じさせ、悩み考えさまざまなことを感じている今日のカルロが昨日や明日のカルロと同じだと思わせているのは何なのか。”

    自分が何者であるのかと

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    2025年04月02日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    ネタバレ

    人間は本来他人の役に立ちたいと思う動物である
    →しかし、その気持ちに反して行動することがある(これを「自己への裏切り」という)
    →すると、その選択をした自分を正当化するようになり、他人や自分への見方が変わる
     他人はけなし、自分自信を過大評価するようになる(これを「箱の中にいる」という)
    →自分が箱の中にいると、他人を思い通りに動かすことができない。むしろ、他人をも箱の中に押し入れることになり、互いが反発し、お互いが自分の不利益となるようにさしむける(これを「共謀」という)
     「箱」は伝染し、互いに協力しないようになり、それが集団で起きると、最善を尽くせなくなる
     そして、いくら行動を変容させ

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    2025年03月20日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    量子力学が分かりにくい。ニュートン力学など従来の考えではとうてい納得いかない。
    多くの人の共通した認識ではなかろうか。本書もこの観点、筆者も通った道から説明をしている。そもそもこの導入が罠である。もっとも私達の多くはこの文脈からしかのみこの山を登れない。この山は様々な状態を内包している。しかしそこにはすぐには気づかない。
    第五章にて、ボーアの直感をあらゆる自然現象に拡張した記述として以下を挙げている。

    以前は、あらゆる対象物の属性は、たとえその対象物と、ほかの対象物との相互作用を無視したとしても定まると考えられていたが、量子力学は、その相互作用が現象と不可分であることを示している。どんな現

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    2024年09月07日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    イタリアの理論物理学のトップランナーが、2010〜2020年にかけて仏英の新聞・スイスメディア等に発表したエッセイ集。人となりを示す生の考え方や視点、科学者として、イタリアの一市民として、西洋の知識人として。

    まさに理系のエッセイ。文系の人はどのくらい楽しめるんだろうか、と思いました。

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    2024年04月20日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    あらゆる物が他との関係において観測される事象ということだろうか。モノからコトへみたいな。ナーガールジュナの空の思想が少しだけイメージできた気がした。
    ただ、文章はちょっと文学的すぎるかもしれない。物理的な内容にあまり突っ込まず雰囲気だけ書いてある感じ。やや冗長で、この内容なら半分以下のページ数で説明できるのではと思った。

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    2023年10月17日
  • 時間は存在しない

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    NHK出版 カルロロヴェッリ 「 時間は存在しない 」


    「時間や空間が根源的ではない」と主張する物理学(ループ量子重力理論)の本。エネルギーを扱うと思っていた物理学が 世界の認識を扱うことに驚く


    世界の根源にあるのは「時間や空間に先立つネットワーク」であり「時間のない世界」を前提としている。ただ 時間のない世界でも、過去から未来に向かう「時間の流れ」は 当たり前の事実のように感じられる という、ややこしい論理。さらに「時間の流れ」という感覚を 記憶とエントロピー増大の法則から説明


    アインシュタイン の一般相対性理論による時間の描写「この世界は、ただ一人の指揮官が刻むリズムに従

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    2023年06月29日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    自然はわたしたちの形而上学的な偏見よりもはるかに豊かなのだ。自然のほうが、わたしたちよりずっと豊かな想像力をもっている

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    2023年05月20日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    『時間は存在しない』の、ループ量子重力理論の研究者カルロ・ロヴェッリの本。
    量子力学の発端の、生き生きとした歴史を示す導入は読みやすいが、第2章後半から、この世界構造は何なのか、という量子論にとって避けられない根源的な問いへの思索となり、難解になっていく。ここからは読者を選ぶように思われる。
    量子力学は情報理論だ、関係だ、「空」だと言われても、それが物理事象とうまく接続できない読者としては、わかった気になるようでならないようで、著者の思索に振り回されて困惑する。世界の本質の思索において、物理は哲学と無縁ではいられない、と頭でわかってはいても。それでも、思想の網を広く持つことが重要だ、という物理

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    2023年02月11日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    途中までだが、量子論の考え方と、すべては関係によって成り立つ考え方は、唯識やスピノザなどともつながると思ったが、思考したり語るにはまだまだ聞き齧っただけでは歯が立たない。

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    2022年12月10日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    哲学的な面もあり興味深い本なのですが、わたしには少しレベルが高かったかなと…

    個人的には、『時間は存在しない』の方が楽しめました。

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    2022年11月23日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    相互作用のネットワークの節を素粒子と呼んでいるに過ぎない、そう考えれば素粒子の不可思議な振る舞いが理解できるのか?
    あまりに哲学的に過ぎて理解できない。
    物質的世界と精神的世界が同じ?分からない。

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    2022年09月30日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    子供の頃、自分以外の全ては統一された意識下の登場人物で、本当はこの世界の真の住人ではなく、実験用のモルモットである自分を取り巻く役者か何かだと感じた事があった。その頃、父の古漫画で手塚治虫のSFミックスに『赤の他人』という作品を読み、主人公が同様の妄想に取り憑かれ、不意に皿を割る事で役者を欺こうとするシーンに共感した事をよく覚えている。少し時が経ち、トゥルーマンショーという映画を見た。どれも彼我を極端に隔絶した妄想症、あるいはそれを利用した表現である。

    これを素朴実在論というのか、独我論というのか、哲学の領域においてもハッキリした呼び名は分からない。最近では映画にちなんでトゥルーマンショー妄

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    2022年09月22日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    「時間は存在しない」という著作で、私を混乱に陥れた理論物理学者カルロ・ロヴェッリの初学者向け量子物理学の入門書。

    著者が序文に記している「私はこの本を、なによりもまず量子物理学にはなじまが薄いが、それでも量子力学がどんなもので何を意味しているかをできる限り理解したいと考えている人々に向けてまとめた。」という意図は成功していると思う。
    言葉で書いてある部分を拾いながら、それを理解しようと努力することはできた。
    ただ、数式が出てくると、私はその意味を理解しようという努力をスキップした。
    見えても理解できないものはあるのだ。
    ただ、なんとなく、マルチバースの考え方は、空想だけでなく、現実に理論的に

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    2022年06月28日