冨永星のレビュー一覧

  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    『自分の小さな箱から脱出する方法』を読んで、「自己欺瞞」という考え方が印象に残った。
    自分の本心に背いて行動したとき、それを正当化しようとする心の働き。誰にでもあることだと思うけれど、これが人間関係の歪みの出発点になるというのは鋭い指摘だった。

    本書では、そうした状態を「箱に入る」と表現している。箱に入ると、自分の視点にとらわれて、相手を人ではなく物のように見てしまう。さらに厄介なのは、その箱の中でお互いの行動が共謀的になってしまうことだ。自分が相手を責めれば、相手もこちらを責め返す。そうして関係がこじれていく。

    この構造は、職場や日常の人間関係の中でも思い当たるところが多かった。
    自分の

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    2025年07月12日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    自分の語彙力がなさすぎて全然説明できない…!でも、すごく納得のできる内容だった。
    普段過ごしている中でこういう考え方ができていないことが多いので、定期的に読み返して自分を見つめ直したい本の1つ。

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    2025年07月10日
  • ブラックホールは白くなる

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    ネタバレ

    みんな大好きカルロ・ロヴェッリの新作。

    ちょこちょこ色んなところで出て来たホワイトホールについての解説本なのだけど……難しい!
    いや、ロヴェッリ自身の語り口は軽妙なんだけど、純粋に内容が難しいね。細かく理解をしようとせず、あえて文学的比喩に身を任せてみたほうが良かったかもしれない。

    「ホワイトホールは、時間が反転したブラックホール」というのが、ロヴェッリの答えなのだけど、その実証が(つまりホワイトホールを観測できた、という結果があれば)彼の唱える「ループ量子重力理論」が正しいことを証明してくれるのだそうな。
    しかしまぁ難しい本だったな…。読み直しても半分以上分からんが、雰囲気は楽しめる。そ

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    2025年07月05日
  • ブラックホールは白くなる

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    数式等の詳細は入れずにホワイトホール論を語る本。

    それでも中盤は難しく少し流していましたが、最後の一文に「ハッ」として戻って読み返してしまいましたw

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    2025年06月24日
  • 時間は存在しない

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    あらゆる事象に囲まれて私たちは生きている。時間という概念しかり、そこに絶対というものはなく単なる目安としての心構えとして尺度は設けられる。現在という時間は瞬間であり、過去と未来にすぐさま振り分けられる。では普段私たちが使う現在とは何か。このクエスチョンに込められているのは尺度の不確実性にある。その柔軟こそ事象ではないだろうか。正体はわからない。私たちはわからないものの中でわからないものを享受している。わかろうとするのではなくわからないものもあっていいと感知する。そしてわかりたいという好奇心を大切にしよう。時間と切り離せない音、音楽に身を委ねると、言葉にできないがほんの少し何かがわかったような気

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    2025年06月17日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    人を人として見れているのか、それともモノのように見てしまっているのか。モノのように見ることは、自分が箱の中に入っている事でもある。

    これからの人間関係を良い方向に変えていけるきっかけになる本に出会えた気がする。

    思いやりを持って、周りの人と接していきたいと思えた。

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    2025年06月15日
  • 時間は存在しない

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    難しい。
    人に説明できるレベルまではまだ理解できていないが、どこかで同じような話を聞いたときに改めて理解できそう。

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    2025年05月25日
  • ブラックホールは白くなる

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    文章はわかりやすく第一人者の書いたポピュラーサイエンスの本でありながらエッセイ風でもあった。ホワイトホールについておそらく本書以上にわかりやすく解説することはできないと思うが自分には十分理解できなかったのが残念。
    ダークマターはホワイトホールかもしれないというのは驚き。

    【原題】
    Buchi biamchi
    【目次】
    第一部 黒い穴(ブラックホール)
    第一章 ブラックホールとは何か
    第二章 地平線で時は止まるのか
    第三章 不穏なる時間の相対性
    第四章 内側に行って、見る
    第五章 量子効果と特異点
    第六章 ブラックホールの奥底を見る

    第二部 白い穴(ホワイトホール)
    第七章 ホワイトホールと

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    2025年05月24日
  • 時間は存在しない

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    前半は科学的な理論展開ですが、後半は哲学の世界に入って一気に難解になります。デカルト、カント、ハイデッガーの思想が時間に紐付けられて高度な議論が展開されています。

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    2025年05月20日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    科学、物理、自然科学など専門的な事柄と内容、更に諸外国の歴史的な背景を理解するのには素人には少々難解な書物だ。過去の科学者も物理学者も大きな間違いもあったと言う、だから世界は、人類は時代にあった新たな知識と知恵を得て共存できる社会になってきた。気になる事柄は「タコの知的能力」は人間の子供と同等な能力がある、と言う。それと「輪廻転生」の現実と空の世界がある、と言う説。新たな知識と知恵は現実的には違った方向へも動き出している、と言う。それは、世界の動向。あらゆる格差からの不平等、気候変動における環境問題、経済不均衡からの難民問題、核の脅威など独断政治家も増え、世界の緊張感は一気に膨れ上がっているが

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    2025年05月11日
  • ブラックホールは白くなる

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    まず、とても読みやすい。ブラックホールをダンテの地獄編の象徴的な文章を引用しつつ解説し始めた時は心配したが、全くの稀有だった。まぁ、多分に“文学的”な表現に溢れているので、気に入らない人もいるだろうけれど、私にはわかりやすかったし、何より驚きがたくさんあった。他の著作も読んでみよう。

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    2025年04月18日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    MRさんの本棚から。
    箱って何のことかと思っていたら、自己欺瞞の世界のことだった。
    自己防衛の為に、自分を正当化して人の悪いところを見つける。
    他人に対してはあまり自覚がないけど、子どもに対しては思い当たることが…
    本文にもあったように、怒っている時は相手がいい事をしていても粗探ししてしまったり。
    「箱」の中にいる間は何をしてもうまくいかないようなので、とにかく脱出。自分がいるのは「箱」の中か外か問いかけて、客観視できるようにしたい。

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    2025年04月16日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    自分と同じように、他人にも叶えたいニーズがある

    言われてみればこんなにも当たり前のことなのに、「箱」の中に囚われていると忘れてしまう。
    自分のニーズの方が明らかに大きなものに、優先度の高いものに見えてしまう。

    「箱」と表現するキャッチーさが良いなと思った。身近なものだから、ふとした時に思い出すことができる。

    生活していると、いつのまにか「箱」へとまた舞い戻ってしまうこともあるけれど、何かの荷物を見た時、この本のことを思い出して、脱出できたらいいなぁなんて思った

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    2025年04月12日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    ネタバレ

    みんな大好きカルロ・ロヴェッリのコラム集。
    一つ一つが読みやすく、けれども内容はしっかり濃いので、このレベルのものがコンスタントに出されているってのがすでにすごい…。

    ロヴェッリの本は3冊ほど読んでるので、あーここが繋がってああいう発想になってるのね、と納得する部分も多かったり。

    特に面白かったのは標準理論やホーキング温度のところかな。何となくは知ってたけど、ロヴェッリの手に掛かればこれほど興味深い内容もない。ここらへんは別の本で詳しく勉強していきたいね。

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    2025年03月31日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    本書を通じて特に印象的だったのは、自分の中に湧き上がる感情、特に他人を責めたくなるような“他責的な感情”がどこから生まれるのか、その構造を丁寧に言語化している点だ。感情という目に見えない曖昧なものを、具体的かつ論理的に捉え直してくれる内容には、深く納得させられた。

    読み進める中で、まさに「腹落ちする」感覚が何度もあり、自分自身の感情の扱い方を改めて見直すきっかけとなった。精神的に不安定なときや、つい感情的に反応してしまう人にとっては、まさに必読の一冊だと感じる。単なる自己啓発にとどまらず、自己理解を深めるための実践的なヒントが随所に散りばめられている。

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    2025年03月25日
  • 時間は存在しない

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    こんな世界があることを初めて知った。
    宇宙がもう1つある感覚。
    何度も読んでも100%理解は出来ない。私にとって恐らく一生かけて何度も読んで理解する本。

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    2025年03月23日
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!

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    思い込み、自己防衛、プライド、自己欺瞞というもの。誰もが気づかず箱の中に入って現実を客観的に見れなくなっているんだと気付かされたし、自分が気づく事で周りとの関係性を良くすることが出来るんだと知れた。ここに書かれている事を忘れそうになったら何度でも読み返したいと思った1冊。周りの人にもそっと勧めたくなる。

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    2025年03月18日
  • 数学が見つける近道

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    数学の面白さに触れられる書。
    少し時間をかけて読み込まなければならないものもある。
    よく考えることが面白い。ということを再認識した。

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    2025年01月10日
  • 時間は存在しない

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    久しぶりに物理関係の読書をした。
    非常に興味深いが、全てを理解できていない。
    時計はそれぞれ持っていることはよく理解できた。
    これらに関する知見を今後も深めたい。

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    2024年09月29日
  • 時間は存在しない

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    あるとき、2歳の娘に「『時間』ってなに?」ときかれた。私たちがあまりにも頻繁に「時間がない」だの「ごはんの時間だ」だの言うからだろう。日頃、娘を急かしていることを反省させられた。

    それはそれとして「時間」である。
    私たちは過去から未来へと続く直線的な時間の観念をもっているが、現代物理学の知見はこれとはかなり異なるものらしい。娘に「時間」について説明するためには、もう一度きちんと勉強し直す必要がある。

    そうして調べていたときに出会ったのが、理論物理学者のカルロ・ロヴェッリが書いた「時間は存在しない」(NHK出版、2019年)だ。衝撃的なタイトルである。これが事実なら、娘に謝らなければいけない

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    2024年09月03日