千野隆司のレビュー一覧

  • 大店の暖簾 下り酒一番(一)

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    江戸時代の酒の話をもっと詳しく書いているのかと思って読んだが、そうではなかった。酒の問屋ではたらく男の、あくまで商売の話。ありがちな話で、フツー。あまり盛りあがらず、感動もなし。

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    2021年10月27日
  • おれは一万石 : 1

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    読みやすいが、あまり深い内容ではない。読む前はそれほど期待していなかったが、読後感は、まあまあよかった。

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    2021年10月24日
  • 入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(三)

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    ネタバレ

    まだ作家千野隆司先生の作風が判らないが
    陰謀が浅く先行きの見通しが甘いと、悪役
    を身びいきしたくなる作品(´・ω・`)

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    2021年10月10日
  • 入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱(二)

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    ネタバレ

    悪い奴ばかりで気分が悪くなる時代小説
    最後はスッキリ勝てるのかしらん(´・ω・`)

    館林藩の悪い重臣をバックに悪役商人が
    陰謀をしかけてくる
    見事な悪の手順が敵ながらあっぱれ
    主役の大黒屋、庶民の生活を守ろうとして
    値上げをしない良心的な店が、企みにより
    米を隠し値上げを待つ極悪商人にレッテル
    貼りをされ、打ちこわしがされるのだ
    このピンチを・・・

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    2021年10月05日
  • おれは一万石 : 18 大殿の顔

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    年が年中、金の心配がつきない正紀。
    今回は、前回干鰯の商いの延長。
    銚子の代官が前回の不始末で押し込めとなっている。
    その息子たちが、恨みを持って正森や事件に関わるものを制裁しようと付け狙う。
    資金を出しているのは江戸の波崎屋の次男。
    正体不明の正森の別称、小浮森蔵の正体を探るうちに高岡藩の先代藩主ではないかと気づく。
    公儀に言われれば藩の一大事。
    またもや、大活躍の巻。

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    2021年10月02日
  • 出世商人 (三)

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    〈出世商人〉シリーズ第三作。
    亡き養父の店〈三川屋〉を継ぐと共に多額の借金も背負うことになった文吉。医師・手塚良庵が調剤した『元気丸』を売ることで借金返済への道筋が出来たかと思われたが、大店の薬問屋〈福江屋〉と〈越前屋〉による営業妨害で度々売上は落ち込んでいく。

    今回は樽をいくつも重ねながら乗っていく樽芸をやる娘ナオと助手役の祖父・作造が何者かに襲われることから始まる。
    ナオと作造が樽芸を行っていた場所の元締めは文吉がかつて借金していた〈相馬屋〉。〈相馬屋〉は借金の取り立ては厳しいが、借金している者の窮地を救ったり情報屋の熊を通じて様々な事情を教えてくれたりと義侠心もある。
    ナオと作造が襲われた理由には〈相馬屋〉の縄張りを奪おうとする同業者の思惑があるようだが、そこに文吉が売る『元気丸』の営業妨害も絡んでいるようだ。

    前作でも思ったことだが、読売やらサクラやらを使って『元気丸』の評判を貶めたり破落戸を雇って文吉たちや樽芸芸人を襲わせる知恵や手間隙やお金があるなら、『元気丸』より良い薬を作ったり商売に身を入れたりすれば良いのに…と思うのだが、それが出来れば苦労はしないというところだろうか。
    今回は更に人を傷付けたり火付けまでしてエスカレートしている。バレれば重罪は免れないのにそこは考えないのが浅はかだからだろうか、それとも意地になっているのだろうか。

    文吉側は今回も熊や宗助、与力の渋谷らと共に闘っていく。
    一方でナオの存在が文吉とお邑の距離を近付けた感もある。襲われたショックで樽芸が出来なくなったナオを慰め励ましてあげるお邑を、文吉はあることがきっかけで女性として意識してしまう。お邑の方もまんざらではない感じで今後に注目。

    この三作を以て、文吉の借金問題や営業妨害問題は一旦道筋がついたようだ。
    手塚良庵は大坂に行くが『元気丸』は残った家族が作るらしいのでこれまで通り売ることは出来るらしい。
    これからが本当の『出世』の道。どんな道が展開するのかに期待。

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    2021年09月18日
  • 出世商人 (三)

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    ネタバレ

     千野隆司「出世商人(しゅっせ あきんど)(三)」、2021.5発行。今回は、作造64歳と娘ナオ7歳が行う、樽をいくつも重ねた上に乗る曲芸の話です。薬・元気丸を売る文吉16歳に妨害をする者たちが、曲芸をする二人にも妨害をし・・・。

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    2021年08月20日
  • 出世商人 (一)

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    初めて読む作家さん。タイトルから安心して読める。
    とはいえシリーズ第一作ということで成功とは言えない段階で終了。

    薬種問屋〈遠州屋〉の小僧として奉公していた文吉は養父の突然の死により〈遠州屋〉を辞め養父が営んでいた艾屋〈三川屋〉を継ぐことにした。
    だが〈三川屋〉の扱う艾は安物で利益は殆どなし。最近は商いが上手く行ってなかったようであちこちから合計十三両もの借金をしていた。
    そんな折、〈遠州屋〉時代に知り合った蘭方医・手塚良庵から自分が作った滋養強壮薬を売って稼がないかと誘われる。

    テンポが良い。
    小僧上がりで店の経営は全くの素人、多額の借金を背負っている文吉が、様々な人と出会い助けられていく様が楽しい。ちょっと出来すぎだが、それも良い。
    元は文吉の正直さや誠実さ優しさが成せること。良庵との出会いのきっかけも道で苦しんでいる老女を助けたことだった。
    文吉は火事で両親を亡くした孤児であり〈三川屋〉夫婦は育ての親というだけで血の繋がりはない。しかし体調が優れない養母おぶんを見捨てることも〈三川屋〉が背負った借金から逃げることもしない。

    艾を仕入れる金すらない文吉に二百文を渡し、もっと良い質の艾を仕入れて売れとアドバイスする〈遠州屋〉の女中・お邑。
    文吉が新たに商うことにした良庵製作の薬『元気丸』の売り出しに一役買う幼馴染のお藤。
    大手の薬種問屋からの嫌がらせや横やりの真相を調べてくれる下っ引きの宗助。
    誠実な商売と『元気丸』の確かな効き目に新たな客を紹介してくれる人々。
    たくさんの人たちが文吉を後押ししてくれる。

    一方で借金相手の〈相馬屋〉儀兵衛は厳しいのだか優しいのだか。ホームレスの老人・熊もただ者ではない感じ。
    〈越前屋〉〈福江屋〉など大手の薬種問屋の横やりや嫌がらせは続きそう。
    〈遠州屋〉の若旦那・茂松の動きも怪しい。

    商売はまだ始まったばかり。これからどう商いを軌道に乗せ『出世』していくのか、楽しみだ。

    ところで読み終えて知ったがこの手塚良庵先生、あの手塚治虫先生の曾祖父だそうだ。手塚治虫先生も医学博士だったが血筋なのか、納得。

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    2021年08月13日
  • 出世商人 (二)

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    1巻はスロースタート。すでに名前が売れている作家じゃなかったらそこでやめちゃうんじゃない?と心配になったけど、2巻で取り返した感じ。良い人に囲まれた主人公の活躍で無事事件は解決しました。八歳年上か。。でも、わりとあったんじゃないかな、そう言うの。

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    2021年07月04日
  • おれは一万石 : 15 大奥の縁

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    第十五弾
    尾張家関係の旗本が屋敷変えに伴う陰謀に巻き込まれるが、選んだ道はすべてを知って相手側に鞍替えすること
    また、これ以外に大奥年寄りの拝領地に暗雲が、定信派と対立する派の暗闘、解決を頼まれた藩の若当主・正紀、懇意の老舗船問屋の次男と共に解決策を
    相も変わらず忖度好きな取り巻きによる策謀、最後はトカゲのしっぽ切り

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    2021年03月19日
  • おれは一万石 : 14 商武の絆

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    第十四弾
    棄損令が発令、幕臣は歓喜するが、商人は?
    反動としての貸し渋り、根本的な対策は出来て無いので商業活動の停滞が
    札差間の貸し借りから殺人が、この事件の犯人に仕立て上げられた身内の旗本

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    2021年03月19日
  • おれは一万石 : 9 贋作の謀

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    第九弾
    当主の奏者番就任により持ち込まれた祝品の絵画が偽物?
    背景に商人、さる藩、更には水戸家、海賊
    略奪した物資の洗浄に絵画が
    最後はこっそりと江戸を抜け出し海賊退治
    首領は海の中へ、後はトカゲのしっぽ切

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    2021年03月13日
  • おれは一万石 : 13 訣別の旗幟

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    第十三弾
    改革の施策を巡り定信と共存できなくなった尾張藩、当然ながら高岡藩井上家も
    定信近い一派の標的に、商人、旗本の用人と
    火付け、行列襲撃と荒っぽい仕掛けを防いでも!次が

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    2021年02月24日
  • おれは一万石 : 12 慶事の魔

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    高岡藩に姫君の誕生、そして与力の山野辺は婚約が
    ここに付け込んだ繰綿の事件の輩、復讐心を募らせ罠を
    姿をくらました輩を追い江戸じゅうを走り回り
    遂に決着を

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    2021年02月17日
  • おれは一万石 : 11 繰綿の幻

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    第十一弾
    繰綿相場にはまった真面目勘定方、そして真面目な房太郎、一方は商人から、そして美貌の娘から
    隠された繰綿を突き止め相場の安定に

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    2021年02月17日
  • おれは一万石 : 15 大奥の縁

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    正紀、高貴な方にもてますね。ツンデレのツンだけな感じもするけど。
    よく考えてみると、強くて仕事のできる男ですね。

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    2020年12月16日
  • 新・入り婿侍商い帖 遠島の罠(二)

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    八丈島に島流しにあった角次郎。江戸での犯人探索、島でも死闘があるのだけど、畑を作って芋を育てたりするところがむしろ、子供の頃読んだロビンソンクルーソーや、家族ロビンソン、十五少年漂流記とかが思い出されて懐かしい。

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    2020年11月30日
  • 新・入り婿侍商い帖 遠島の罠(一)

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    千野隆司 著「遠島の罠」、新・入り婿侍商い帖シリーズ№4、2020.5発行。角次郎・お万季の時代から善太郎・お稲の時代に変わったシリーズ。今回は大黒屋を陥れようとする企みによって、冤罪で角次郎が島流しに。

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    2020年10月22日
  • 雇われ師範・豊之助 : 1 借金道場

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    北町奉行の三男坊が養子の口を捨てて選んだ道場師範の道。ところが、なぜか師匠から、借金を残して逃げてしまった同門の道場に派遣されてしまうという。。なんともすごい設定なのですが、恋の花咲そうな気配もあり、なぜか借金取りのおばあさんの下での修行ありと、面白そうなので続きを読んでみたいと思います。

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    2020年10月18日
  • おれは一万石 : 13 訣別の旗幟

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    ついに将軍を出すことのなかったものの、御三家筆頭の尾張徳川家。その先鋒のようなポジションの正国が(少しですけど)フィーチャーされた作品。正国が好きになりました。

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    2020年09月27日