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歴史・時代 4位
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定信が発布した棄捐令(徳政令)に歓喜の声を上げる旗本、御家人だったが、その喜びも長くは続かなかった。大損害を被った札差はじめ、商人が武士に対する貸し渋りをはじめたのだった。高岡河岸に新たな納屋を建てるべく金を借りた正紀だったが――。二か月連続刊行! 好評・書き下ろし時代小説、第14弾!
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Posted by ブクログ
この作品でも出てくるが、武士の世界のあちこち入り組んだ親戚関係って具体的にはどう機能していたんだろう?姻戚関係や養子、等々、特に大名家などはさらに本家や分家、支藩などもあるし混乱しそう。江戸留守居役の仕事にはその辺のこともあるのだろうか?うちの先祖が関宿藩江戸留守居役をやっているので気になるところ。
第十四弾 棄損令が発令、幕臣は歓喜するが、商人は? 反動としての貸し渋り、根本的な対策は出来て無いので商業活動の停滞が 札差間の貸し借りから殺人が、この事件の犯人に仕立て上げられた身内の旗本
捕物帳めいていて面白く読めた。あいかわらずの台所事情と政策に絡んだ貸し渋りによる貧乏藩の悩みが切実に感じられる。 江戸時代にはどこの藩も藩士の借金は問題になっていた。借金対策と経済策で乗り切った藩が幕末飛躍したのだから徳川もここ分水嶺だったのかもしれない。 安定化した主人公たちが今後どうなるのか。次...続きを読む回の楽しみである。
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千野隆司
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