おれは一万石 : 3 紫の夢

おれは一万石 : 3 紫の夢

539円 (税込)

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3.8

井上正紀は戸川屋からの突然の借金取り立てに困惑する。戸川屋の娘は、謀反を企て切腹となった家老、園田頼母の妻女であり、復讐の匂いが濃いが、藩の財政をいかに切りつめてもこの危機は乗り越えられそうもなかった……。待望のシリーズ第三弾!

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おれは一万石 のシリーズ作品

1~28巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~28件目 / 28件
  • おれは一万石 : 1
    539円 (税込)
    一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになる、ぎりぎり一万石の大名家に婿として入った十七歳の若者が、失敗を繰り返しながらも奮闘し、家臣や領民と徐々に心を繋げて藩政を立て直してゆく。待望の新シリーズ!
  • おれは一万石 : 2 塩の道
    539円 (税込)
    深刻な東北の飢饉に比べればましだったが、高岡藩でも例年の七割ほどの米しか収穫できなかった。百姓を搾り上げることで急場を凌ごうとする国家老に正紀は反対するものの、新たな財源は見つからない。これでは藩政改革どころの話ではなかった……。待望のシリーズ第二弾!
  • おれは一万石 : 3 紫の夢
    539円 (税込)
    井上正紀は戸川屋からの突然の借金取り立てに困惑する。戸川屋の娘は、謀反を企て切腹となった家老、園田頼母の妻女であり、復讐の匂いが濃いが、藩の財政をいかに切りつめてもこの危機は乗り越えられそうもなかった……。待望のシリーズ第三弾!
  • おれは一万石 : 4 麦の滴
    528円 (税込)
    浜松藩井上家本家が、菩提寺である浄心寺改修のため、それぞれ金二百両の供出を分家である高岡藩井上家、下妻藩井上家に言い渡した。困惑する正紀と正広だが、本家の意向に逆らうわけにはいかない。またもや訪れたこの危機をどう乗り切るのか!? 待望のシリーズ第四弾!
  • おれは一万石 : 5 無節の欅
    539円 (税込)
    菩提寺改築を好機ととらえ、正紀と正広の失脚を図る建部と正棠は、執拗に第二、第三の罠を仕掛けてきた! 思いもかけない策謀にはまり、窮地に陥る二人。はたして建部らの悪巧みを斥け、無事改築をなし遂げられるのか!? シリーズ第五弾!
  • おれは一万石 : 6 一揆の声
    561円 (税込)
    順調に進む菩提寺改築の一方で、あちらこちらで一揆、打ち壊しの話を聞くようになった。高岡藩でも代官と農民の行き違いから、ついに一揆が勃発する。正紀はこの難局をどう乗り切るのか!? 好評シリーズ第六弾!
  • おれは一万石 : 7 定信の触
    539円 (税込)
    天明七年、老中松平定信が各米問屋に江戸への廻米を申しつけた。江戸市中の米流通量を増やして、米価を下げる狙いだ。各藩には藩内の米問屋が、その触れを確実に実行するよう、義務を課した。実質、藩の責任において米俵を用意することになる。高岡藩には百俵の供出が求められた……。 好評シリーズ第七弾!
  • おれは一万石 : 8 囲米の罠
    539円 (税込)
    米価は高値をつけたまま動かない。多大な犠牲を払った廻米は江戸市中にわずかしか出回っていない。多くの米はさらなる値上げを狙って隠匿される「囲米」となっていた……。好評シリーズ第八弾!
  • おれは一万石 : 9 贋作の謀
    550円 (税込)
    高岡藩藩主・井上正国が大阪定番の任を終え奏者番へ就任した。お役目は多忙を極め藩政に関わる暇はない。そんな折、奏者番就任祝いで狩野派の掛軸が贈られてきた。画に詳しい正室・和は掛軸を贋作だと見抜き、出所を明らかにするよう正紀に命じた。贋作作家捜しは、思わぬ展開になっていく。好評シリーズ第九弾!
  • おれは一万石 : 10 無人の稲田
    539円 (税込)
    海賊船は正紀らの活躍で退治したが、頭の鮫五郎は海中に身を投げた。四千俵もの米俵と高級昆布類は行方不明になった。同時に後ろ盾になっていた磯浜屋伝兵衛も、捕縛の手を逃れて水戸城下から姿を消した。この背後には、水戸藩御側用人友部久左衛門の存在が大きい。友部は手に入れた金を、府中藩の世子問題に利用し、勢力の拡大を図っている。府中藩領内の行方郡には、一揆の火種がのこっていた。好評シリーズ第十弾!
  • おれは一万石 : 11 繰綿の幻
    671円 (税込)
    今秋、米の出来高も平年並みに戻ったが、高岡藩の財政はいまだ問題山積だった。勘定頭の井尻は出入りの商人から繰綿相場の話を聞いて、無断で藩の金を「空売り」に投資する。ところが繰綿の値は上がり続けた。家来の不始末に、正紀はどう決着をつけるのか!? 好評シリーズ第11弾!
  • おれは一万石 : 12 慶事の魔
    682円 (税込)
    正紀は子を授かり、山野辺は婚姻が決まった。おめでた続きの正紀たちだったが、好事魔多し。互いに受け取った祝の品は、高岡藩に仕掛けられた罠だった! 陰で糸を引くのは復讐を誓う石川総恒と悪漢商人ども。この窮地を正紀はいかにして切り抜けるのか!? 好評シリーズ第12弾!
  • おれは一万石 : 13 訣別の旗幟
    682円 (税込)
    武士が民の頂に君臨せねばならぬという松平定信の施政に疑問を抱きつつも協力してきた尾張徳川家一門だが、尊号事件を契機に定信政権との訣別を決める。正国の奏者番辞任で一門の意を示そうとしたが、定信は正国を不祥事を理由の解任へと追い込もうとする……。好評・書き下ろし時代小説、第13弾!
  • おれは一万石 : 14 商武の絆
    682円 (税込)
    定信が発布した棄捐令(徳政令)に歓喜の声を上げる旗本、御家人だったが、その喜びも長くは続かなかった。大損害を被った札差はじめ、商人が武士に対する貸し渋りをはじめたのだった。高岡河岸に新たな納屋を建てるべく金を借りた正紀だったが――。二か月連続刊行! 好評・書き下ろし時代小説、第14弾!
  • おれは一万石 : 15 大奥の縁
    682円 (税込)
    反・松平定信ということで急接近した尾張徳川家一門と将軍付御年寄・滝川。滝川に気に入られた正紀は、彼女の拝領町屋の立て直しを命じられる。これまで以上の利益が出れば、滝川と高岡藩で折半という好条件に張り切る正紀だったが……。好評・書き下ろし時代小説、第15弾!
  • おれは一万石 : 16 出女の影
    682円 (税込)
    正国の奏者番辞任で反定信の旗幟を鮮明にし、同じく反定信派の大奥御年寄滝川と急接近した尾張一門。だが、正国がお役を辞したことで、久方ぶりに参勤交代を行わなければなくなった高岡藩は、金策に奔走するはめになる。なかなか都合がつかず苦労する正紀は、滝川からの思わぬ申し出を受けることになり……。好評・書き下ろし時代小説、第16弾!
  • おれは一万石 : 17 金の鰯
    682円 (税込)
    正国のお国入りは無事済んだものの、今度は八月の参府の費用捻出に頭を抱える正紀たち。打開策が見えぬなか、両替商熊井屋の跡取り房太郎から銚子沖の鰯が不漁だとの噂を聞かされる。思わぬ話に光明を見出した正紀は、鰯を加工した肥料である〆粕の相場で儲けを出そうと目論むが、銚子の干鰯〆粕魚油問屋と高岡藩先代藩主正森の意外な関係を知り――。人気シリーズ第17弾!
  • おれは一万石 : 18 大殿の顔
    682円 (税込)
    銚子の〆粕を巡る騒動の末、わずかばかりの利益を得た高岡藩。だが八月の参府の費用にはまだまだ足りず、正紀は再び金策に奔走することになる。一方、小浮森蔵こと高岡藩先代藩主井上正森と正紀たちによって企みを阻止された波崎屋の主五郎兵衛と銚子の郡奉行の納場帯刀は、復讐を果たすべく、小浮の正体を探り始める――。人気シリーズ第18弾!
  • おれは一万石 : 19 尚武の志
    693円 (税込)
    野分により設立間もない人足寄場が壊滅的な被害を受けた。幕閣の間ではこのまま廃止との声が上がるなか、反対の立場を取る尾張藩主徳川宗睦と大奥御年寄滝川の意を受けた正紀は、人足寄場再建に奔走する火盗改役の長谷川平蔵に力を貸すことに。立て直しの資金を捻出すべく、直参の子弟を集めた剣術大会を開催しようと目論むのだが。シリーズ第19弾!
  • おれは一万石 : 20 花街の仇討ち
    704円 (税込)
    先代藩主正森の頃から三十年にわたって仇を追っているという高岡藩の下士と出会った正紀。その侍に本懐を遂げさせるべく助力することになった。一方、北町奉行所高積見廻り与力の山野辺は、女衒のもとから恋仲の娘を奪い返そうとする、貧乏御家人の三男坊に力を貸す。関わりのなさそうなこの二つの事件は、意外なところで交わり――。シリーズ第20弾!
  • おれは一万石 : 21 世継の壁
    704円 (税込)
    正国、倒れる──。幸い一命は取り留めたものの、短い間に二度も心の臓の発作に襲われた正国は隠居を決意、高岡藩井上家では藩主交代の運びとなった。藩主就任が間近に迫るなか、正紀は親友で北町奉行所高積見廻り与力の山野辺に請われ、干鰯〆粕魚油問屋を襲った盗賊の探索に協力することになるのだが──。大人気時代シリーズ、刮目の第21弾!
  • おれは一万石 : 22 藩主の座
    704円 (税込)
    廃嫡を目論む正棠や浦川たちの奸計に嵌まり、蟄居謹慎を余儀なくされた正紀。高岡藩の藩主交代が間近に迫るなか、正棠らは高岡藩をも切り崩しにかかり、藩内でも正紀廃嫡の気運が高まってくる。さらには将軍家斉までもが正紀の藩主就任に難色を示すに至った。窮地に追い込まれた正紀は、無事藩主の座に就けるのか──!? 大人気時代シリーズ第22弾!
  • おれは一万石 : 23 西国の宝船
    704円 (税込)
    浦川や正棠たちの企てを打ち破り、無事高岡藩主の座に就いた正紀。決意も新たに藩内の改革を推し進めるべく、人事に着手するのだが、能力を重視する方針を打ち出したことで、その処遇を巡って不満を持つ者が出るなど、思わぬ軋轢が生じてくる。人心掌握の難しさに直面した正紀は、難局を乗り切ることができるのか──!? 大人気時代シリーズ第23弾!
  • おれは一万石 : 24 若殿の名
    715円 (税込)
    四代将軍家綱の法要の折に、二人組の侍に襲われていた身なりのいい武家の男児を助けた北町奉行所与力の山野辺に頼まれて、高岡藩上屋敷で男児を預かることになった正紀。身元を明かさぬうえ、自らの屋敷に帰りたがらぬ男児を、妻の京とともに温かく見守る正紀だが、この男児が、意外な人物の子だと判明し──。大人気時代シリーズ、注目の第24弾!
  • おれは一万石 : 25 不酔の酒
    726円 (税込)
    亀之助の一件を機に、加賀百万石の前田家と縁を結んだ尾張一門。反定信派の勢いが増すなか、公儀は『造酒額厳守』の触を出す。前年の不作による米不足を案じ、酒の製造を制限するものだが、これにより酒の値が高騰。商機と見た正紀は、高岡領内の百姓からどぶろくを買い取って、藩財政の足しにしようとするが──。大人気時代シリーズ、注目の第25弾!
  • おれは一万石 : 26 国替の渦
    737円 (税込)
    造酒額厳守の触が出されているなか、天領の村から手に入れた二升の酒によって窮地に立たされてしまった高岡藩井上家。背後に大身旗本らの企てがあったと証し立てしたことで減封こそ免れたものの、触を破った事実は消えず領地替えの話が持ち上がる。先代正国の病状も思わしくないなか、最大の危機を迎えた井上家の運命は──!? 大人気シリーズ第26弾!
  • おれは一万石 : 27 五両の報
    737円 (税込)
    藩と領民が力を合わせ「国替え」という最大の難事を乗り越えた高岡藩井上家。先代正国の葬儀も滞りなく終わり、京の出産も間近に迫る中、正紀の腹心である植村に縁談が持ち上がる。一方、市中では複数の侍が白昼堂々商家に押し入り金子を奪うという大胆な手口による押し込みが発生。北町与力の山野辺は、下手人捜しに奔走するが──。シリーズ第27弾!
  • おれは一万石 : 28 銘茶の行方
    737円 (税込)
    正紀の近習植村の嫁取り、待望の世継ぎ誕生と、慶事が続いた高岡藩井上家。そんな中、本家浜松藩の扶持米と、分家下妻藩が仕入れた銘茶緑苑が奪われた。扶持米は藩士の血の一滴だ。銘茶は藩財政を救う鍵となる。さらに荷船に同乗していた植村の切腹を求める声も上がった。一門の混乱の中で、藩主としての正紀の腕が試される。大人気シリーズ第28弾!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

おれは一万石 : 3 紫の夢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年03月08日

    千野隆司さんの「紫の夢」、おれは一万石シリーズ№3、2018.2発行です。竹腰家次男、正紀18歳は、井上家に婿に、2つ年上の京と祝言を。大名ぎりぎりの一万石、少しでもしくじれば旗本に格下げ。しかも藩の財政は逼迫。そんな中、ふりかかる難題を必死で振り払い解決していく正紀、そして上から目線、姉のようなく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月11日

    これは時代物小説としては、新しいジャンルといえる。
    一石でも削られれば旗本に格下げさせられてしまう1万石の高岡班に婿入りした正紀。

    藩のために、何か新しい収入源をと探っている。
    今回は親戚筋の淡口龍野醤油をそれ自体が珍しい関東に売り込もう、ひいては高岡河岸をその流通に使ってもらうという野望だ。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月14日

    第三弾
    国の反対派を前巻でケリを付けたはずだったが、縁戚の商人の借金の取り立てが
    同時に江戸で龍野藩の上質の塩が奪われる事件が、幼馴染の龍野藩主から塩の奪回を、これで一気に藩では新田開発が難しい所を、倉庫業で実入りを

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