中村智子のレビュー一覧
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“すると、ボンサイがワンワンほえました。『リリ!ふたりとも、すごく変なふうに話してるよ!それにリリ、すごく顔が怒ってるよ!』
リリは驚いてボンサイを見つめました。犬の言う通りです。イザヤとリリはこれまでにないほどはげしく言いあらそっていました。ふたりがどなりあうことに慣れていなかったボンサイには、そ...続きを読むPosted by ブクログ -
“「えーと、どうも」トリクシィはためらいながらつぶやきました。「だいじょうぶ?」リリが泣いていることに気がついているようです。
とつぜん、リリはものすごい勢いで怒り始めました。「関係ないでしょう!だいたいここになにしに来たのよ!人の家に勝手に入ってこないで!あっち行って!」リリは出しぬけにさけぶとこ...続きを読むPosted by ブクログ -
“リリはまだ、そんなふうに考えられませんでした。イザヤの言う通り、ふたりはストームを救ったのです。けれども、そのことを喜ぶ気にはなれませんでした。「でも、その代わりにぎせいになったものは?」リリはたずねました。「牧場が丸ごと売られてしまうかもしれないのよ!」
しゃべっているとちゅうで、リリは自分でも...続きを読むPosted by ブクログ -
“開けはなたれた窓から入ってきた猫の表情はしんけんです。「お知らせしたいことがあります。わたくしの使用人が、さきほどから夢中になって、こちらの窓に向けてなにやら投げつけておりますわよ。あなたの気を引こうとしているのだと思いますけど」猫は説明しました。「使用人のとほうにくれたようすを、だまって見ている...続きを読むPosted by ブクログ
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“「信じられないかもしれないけれど、トリクシィのお姉さんが動物園で働いているの」
「なんだって?」イザヤは驚いた表情で、リリを見つめました。
リリがきょうのできごとを話すと、イザヤは心配そうになんども首を横にふりながら聞いていました。
「それはちっともいいことじゃないな」イザヤはリリが話しおわると言...続きを読むPosted by ブクログ -
“「ところで、きみに聞きたかったんだ。どうやったのか」イザヤはつづけました。
「花を咲かせる、あれ。あんなすごいこと、初めて見た」
イザヤは好奇心に満ちたまなざしで、リリをじっと見つめました。イザヤはこの前のできごとをもう怖がっていないようです。それがわかると、リリは胸をなでおろし、少し考えてから言...続きを読むPosted by ブクログ -
5年ブックトーク「動物と人間のかかわりをえがいた物語」
紹介。なんか外国のいじめは悪質だよなー
日本のいじめもそうだけどさ。世界はどこもかわんないか。Posted by ブクログ -
昔から動物と話すことができるリリアーネ。
ひょんなことから動物園で働くことになった。今度はパンダの赤ちゃんの騒動に巻き込まれ、(まきこまれにいき?)同じ学年のイザヤと一緒にちょっとした動物絡みのちょっとした冒険(?)をする。
たくさんのいろいろな動物の性格や、人間関係も見ものです。Posted by ブクログ -
動物と話せるという特殊能力や、能力がバレては転校を繰り返している負い目のために、引っ込み思案な性格のリリアーネ。
新しい学校でも、普通にしようと気をつけては空回りし、さっそくクラスの中心グループに目をつけられてしまいます。
そんなある日、授業で行った動物園でなぜか急に興奮して暴れだすようになったゾウ...続きを読むPosted by ブクログ -
リリアーネシリーズ5巻目。
転入生のヴォルケは内気な女の子。家がヤンセン乗馬クラブを経営しているが、あまり人気がなくて、経営難。しかも、馬術競技で期待されている馬ストームは気が荒く、人間の言うことを聞かない。それは、調教師が脅しながらのトレーニングを続けていたせいだった。
リリアーネとイザヤが乗馬ク...続きを読むPosted by ブクログ -
リリアーナシリーズ3冊目。
家族とイザヤとともにバカンス。海のちかくのペンションに来ました。
ママはバカンスでも仕事の企画に夢中だし、リリアーナは秘密がばれないように、気をつけなきゃいけないから大変。おまけに、ペンションの女主人はちょっと変わった天然キャラで、娘は足が不自由で、いつも悲しそう。そんな...続きを読むPosted by ブクログ -
リリアーネシリーズ4冊目。
今回の大きな事件は動物の密輸と虐待。イザヤの明るいおじさんがキーマン。リリアーナたちは傷ついた動物たちを救えるのか? 虐待については、リリアーネを敵対視してきたトリクシィ姉妹が虐待を受けていたとわかる。Posted by ブクログ