リチャード・ドーキンスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どうしよう。本気で感想書いてたら指もげる。
短く不恰好でここでは書けないようなものしか触らない指ですが、私にとっては大事なかわいい指ちゃんなのでそこそこに書いていきます。
言いたいことは表題のまま。てかドーキンスの時点で表題すら要らないかも知れない。が、私も含めて今回はどんな表現方法で彼の主張を筆圧高くなぞってくれるのかニヤニヤしながら読んでいきます。正直1割、いや2割くらいは日本語で書いてあっても理解不能ではありますが、残り8割も理解してるつもりであって正しく理解してるわけでも記憶してるわけでもないので気にしません。
1動物を読みとる
いきなり「あなたは遺伝子版死者の書」ですよ。また「パ -
Posted by ブクログ
ネタバレリチャード・ドーキンスの最新刊。内容はドーキンスの総決算的なものとなっており著者の過去の著書のエッセンスが凝縮されている。現在ではまだ実現できていない内容も予想の形で結構入っている。
動物は『遺伝子版死者の書』でありその『パリンプセスト』を読むことで過去に生きていた環境が分かる、というもの。
序盤は擬態・絵画などの偽装を自然淘汰によって遺伝子プールに彫刻していくことの例をあげる。その後海から陸に上がりさらに海に戻りまた上陸したリクガメの紹介、歯の形から草食・肉食が分かること、異なる種の機能が同じような形になる収斂進化、その逆に同一の種からそれぞれの環境にあうように進化していく適応放散、と続 -
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Posted by ブクログ
「銀河ヒッチハイクガイド」のダグラスアダムスによる、絶滅危惧種を訪ねる本。
ダグラスアダムスなので、期待して読んだ。そして期待通りだった。さすがダグラスアダムス、ユーモアが素晴らしすぎる。生息地に行くまでのドタバタとか、熱心すぎる研究者の先生たちとのやりとりとか。何度読んでいてクスッとしたことか。このユーモアのおかげで、「絶滅危惧種を守ろう」というメッセージがお説教くさくならずに、人々の心にスッと響く。
でもこの本を読んでて強く感じたのは、「人間って愚かだ」ということ。自慢したい、暇つぶししたい、邪魔だ…そんな理由で動物を絶滅に追いやってきたんだな。野生のコーヒーノキっていう植物は、絶滅し -
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理を愛し,理でないもにに立ち向かう姿勢,聡明さを感じる文体
自然の奇跡に覚える畏敬の念.
宗教とかいう人類史上最大の毒.
理屈で説明するすべを持たなかった人が己を慰めるために創り上げた幻想,非現実.
自然淘汰の産物すなわちあらゆる形の生命は美しく豊かですしかしそのプロセスは悪意に満ち残忍で近視眼的です
生存価は何だろうか
遺伝子とミーム
進化は自然淘汰と突然変異がその誘引
遺伝子にとっての生存価と、ミーム?社会的?生存価の競合
エロコンテンツとか
信仰とは証拠に基づかない信念。信仰は脳のウィルス
ジェリンオイル
自然淘汰の産物すなわちあらゆる形の生命は美しく豊かですしかしそのプロ -
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「利己的な遺伝子」で有名なドーキンスが、英国王立研究所で子ども達に行ったクリスマス・レクチャーの全訳ということで、楽しみにして読みました。
子ども達が対象のレクチャーということで、話は非常にわかりやすくありながら、自然選択による進化のメカニズムが実に論理的・具体的に説明されていて、とても勉強になりました。十二分に大人が読んで耐える内容です(特に文系で生物学の知識が不十分な僕のような者にとっては)。
レクチャーの全訳の後、第6章として加えられていた、翻訳者とドーキンスとの一問一答もおもしろく、ためになりました。これらが、これまでにドーキンスが著してきた本のダイジェストにもなっており、さらに勉強し -
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Posted by ブクログ
ネタバレ『利己的な遺伝子』で一世を風靡したドーキンスの最新作。
6章までは色々な生物を例に自然淘汰の家庭/結果を語ってくれて、ドーキンス自身の比喩も分かりやすく楽しかった。ナショナルジオグラフィックを見てるような、あの感じだ(笑)。
しかし7章は特に面白いな。遺伝子とは個体の振る舞いだけでなく、個体がどれだけ行動の裕度を持つか(元から鳴き声を決めるか学習するか)まで決めてしまう。それをこそドーキンスは「延長された表現型」と語るのだけど、なるほど奥深い…。
昔の生物学では「個体発生は系統発生を繰り返す」と語られ、それは後に間違いとなったらしいけれど、「個体発生は系統発生を内包する」くらいだったら意外 -
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Posted by ブクログ
飛ぶための条件から進化の過程(可能性)まで分かりやすく解説されていた
イラストもきれいで落ち着く
鳥も飛び方が色々あるらしい
イメージしていたのは雀などの羽ばたく系の飛び方だったが、滑空系の飛び方もあるらしい
地熱の上昇気流や海面近くの風などを使って上昇し、そこから滑空する
羽ばたくよりもエネルギー効率良いらしい
羽も色々ありコウモリのような皮膜の延長の羽から鳥類のような羽根から構成される翼まで
メリットデメリットがありそれぞれの進化戦略により徐々に洗練されてきた
進化は予め設計されたものではなく、都度状況に合わせてゆっくりと進むものと考えられる
進化の方向を誤った場合は絶滅というペナル -
Posted by ブクログ
それなりにエンジョイした。上質な大人の絵本。
日本語的な飛翔の全史(学術的な)を期待していると、ガッカリすると思われる。原題のFlight of fancyはよく使う言い回しで、空想の世界に飛び立つような、脳内思考トリップ的なやつとか、想像の産物ていうのか、まあ、脳の中の話みたいな印象を受ける言い回し。今をときめくドーキンス博士が人工的なものから進化で得た能力やら、ありとあらゆる方法での、重力から解き放たれる事について、つらつらと考えているのを、横から見させてもらう感じの書籍。それこそ、実際に飛ぶ/滑空する/跳躍する全ての生き物、主に鳥類、哺乳類、爬虫類から昆虫、空中プランクトン、絶滅済みの生 -
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