リチャード・ドーキンスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドーキンスの著作のファンで、今回新刊が発売されたので迷わず購入。
進化論の有効性を徹底的に解説した名著「盲目の時計職人」の内容を、「飛行」という切り口のみに絞ってかなり易しく砕いて(イラストまでつけて)説明した本という感じです。
「生物はなぜ飛翔するのか?(または、なぜ飛翔しないのか?)」
この問いに対して全面的に分かりやすく答えてくれる本ですから、内容はおもしろくないというわけではありません。
ただ、以下の点が気になるポイント。
①なんといっても価格の高さ。フルカラーイラスト満載とはいえ、ちょっと手が出にくい価格。テーマはおもしろいだけに、みんなに読んでもらいにくい価格設定はいただけな -
Posted by ブクログ
壜びん しゅうれん収斂進化 肩章 下生えしたばえ 真鍮のテーブルの脚の先にあるような鉤爪 いかめ厳しくも落ち着き払って大統領が見下ろすなか プランテーションを築くのに適した土地を探し回った 安易で抗し難い思い込みによって この公園を訪れる人がとても少ないのは、旧ザイール(現コンゴ共和国)を訪れた者全てを襲うあの狂気の官僚主義的悪夢の為もあると思うが、最寄りのブニア空港から陸路で三日もかかるせいもあるだろう。 気難しい老人のようにちんまり背を丸めて操縦桿を握り 巨大な岩塊と空間がまわりで軽々と旋回するのに圧倒されて この極めて競争力の高いマシンがイギリス諸島(ここでもやはり、厳しい競争を知らなか
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Posted by ブクログ
『利己的な遺伝子』などで有名なリチャード・ドーキンスの自伝。『利己的な遺伝子』は学生のときに読み、多いに影響を受け、数年前に出た30周年増補新装版も迷わずに購入、邦訳された他の著作もかなり持っている。著作が出たらまずは買わないといけないと思っている著者の一人。
ということで、この本も購入。ドーキンス自伝「I」となっていることから「II」も後々出版される予定。「I」は、生い立ちから『利己的な遺伝子』を出版するまでを描いたもの。
かなりよい血筋のようで、父親の仕事でアフリカで青年期まで多くを過ごしたという。それ自体は、特異な生い立ちでいいんだけれども、長い...。
『利己的な遺伝子』が書かれる -
Posted by ブクログ
「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスの自伝。2部構成の第1部のこの本では、ドーキンス家の由来から、彼の生い立ち、『利己的な遺伝子』出版までの経緯を紹介する。
彼のいくつかの著作を読んだことがあり、彼がどういう人物なのかに興味があったので読んでみた。読んだ印象として、まず彼の記憶の良さに圧倒された。裕福な家庭に育った幼少期から科学者になるまでの友人の名前や出来事、数十年も前のエピソード等を克明に記述し、また当時の自己分析も併せて、科学者らしい緻密な内容の自伝になっていると思う。また知人友人には現役の科学者も居るためか、若い頃の著作にあるような批判的な文も少なく、関係者への配慮も伺える