コウキ。のレビュー一覧
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仕事の関係で出会った雨森という男に予知夢を信じてずっと君を追い求めて来たと破茶滅茶な告白をされたユイ、仕事で接点を持ちながら宿無しの雨森を気にかけ世話を焼くうちにユイは彼の一途さに惹かれて行きます。
しかしこの話はそれで結ばれてハッピーエンドでは終わらず二転三転する展開があり、ネタバレしない程度にツッコミ入れると若干SFっぽい流れが入り、予知夢からして不確定な理屈ではありますがそんな設定を出してくるんか、と割と衝撃でした・・・ですが終わりは嫌いじゃなかったのでこれはこれで、というのが個人的感想です。
ただ、その流れがある故か読後の感想としては悪くは無かったものの全体的に詰め込み過ぎというか展 -
Posted by ブクログ
ネタバレ内容(「BOOK」データベースより)
九尾狐王家の世継ぎ・焔来の遊び相手として幼い頃から仕えてきた猫族の八緒。出逢ったときから惹かれてやまないその焔来が、初めての床入り「御添い臥し」を行うことに。経験があると偽って、焔来への想い一つでその御役目を勝ち取った八緒は、本当のことを言えぬまま許されぬ関係を続けることになる。種族が違うから焔来の仔狐を産むことはできない。添い遂げることもできない…切ない想いを胸に秘める八緒だが、身に覚えのない仔を孕み!?
遊郭シリーズしか手に取ろうと思えなかったのだけど、これはイラスト、裏の紹介文共に興味をひかれた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ流浪の民であるロマの技芸集団の一員のマリカが偶然助けたのは、伯爵のオスカー。このオスカーは最初、どうしようもない放蕩伯爵で書かれていて、マリカでなくても幻滅しちゃいましたけど、そのあと、お互いを知る内に好意を寄せるようになっていく過程が丁寧に書かれています。
オスカー側の視点もところどころありますし、マリカの出生に絡む陰謀話も出ていて、エロシーンは少なめですが、エロシーンばかりのものよりはいいと思いました。
それにしてもマリカを誘拐したり、マリカの両親を葬ったりと、叔父さんはえげつないです。この親にしてこの子ありで、娘も最低ですけど。彼らが叩きつぶされたのはスッキリしました。
惜しいのは -
購入済み
ゲーノー人
テーマでタイトルにスターの文字もある割りにどっちかってーと地味にまとまってます。ユーシは一穂さんの標準的な?どっか冷めてる低体温で浮世離れしてる風な子、対してコーキはちょっと暑苦しい子?(笑)。一穂さんだし!で粗筋もそこそこに読み出したら意外にも設定が高校生でちょっと新鮮でしたね。一穂さん作品、心理描写が的確で大抵の場合は移入出来る部分があるんですが本作はビミョーで盛り上がりに欠けた感じです。高校生故に?淡々とした展開からのボンっと火が付いたよーな官能的な件もなく、うーん普通に良かったけど一穂さん作品としたらどうでしょう、特記する点はない気がします。。
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Posted by ブクログ
ボディーガードとか、警護とか、身辺警護などを扱う特殊な民間警備会社が舞台の、好みにぴったりな設定でした。
食べさせてくれる相手を転々として野良猫のように生きる利翔。女物の服や靴のサイズでも大丈夫なほど華奢だけど、気性も荒くて口も悪いという、ちょっと苦手なタイプのキャラでした…
そんな利翔がチンピラに絡まれているのを助けたのが元警視庁のエリートの佐光。傷ついた利翔を手当てして自分の家に住まわせます。そして、佐光から自分の仕事のパートナーにならないかと言われた利翔は、始め反発心ばかり抱いてしまうのですが。
野良猫のようにろくでもない生活をしてきた利翔が、佐光と出逢ったことによって見違えるような -
Posted by ブクログ
ネタバレ半ひきこもりでアイドルオタの侑史の前に突然現れたクラスメートの航輝。話したことすらないのに勝手に部屋まで上がりこんで来たこのクラスメートは、クラス全員揃ってないとさみしいしみんなでちゃんと卒業したいーなんていう手前勝手な理論を展開して、あれよあれよと言う間に侑史を強引に外の世界へと引っ張り出してしまう。
国民的アイドル『ほたるん』だらけの侑史の部屋を見て『キモ』などと物事はっきり言ってのける航輝の口調には、でも、1ミリの悪意もない。単純に思ったことを言っただけ…風の正直さに侑史も不思議と腹が立たない。
訳もわからないまま毎日学校へ連れ出され、放課後も頻繁に部屋にやってくる航輝に侑史は困惑する。