庭田よう子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アンドリーセン・ホロウィッツのマネージング・パートナーであり、自身もスタートアップ所属経験があるスコット・クポール氏によるVC実務に関する諸々。著者が語るように、スタートアップ創業者がバッターボックスに立てるのは数える程なのに対して、VCはバッティングセンターの如く幾度となく打席に立てるという情報非対象性が存在する(あくまで資金調達という面については)。VCがどういう力学とフローでスタートップを見ているかという視点と実務の観点で起業家にぜひおすすめ(著者は最後に「こんな本読むなんて趣味なく暇なんだね」という「たけしの挑戦状」バリのジョークを飛ばしているが、仕事する時間は確保するとしても寝る間は削って読んだほうがいい)。創業者はテクノロジーやマーケティングとは異なる「大人の世界」に対するリテラシーに不安を感じる人が多いが、その指南書として読んでみるといいだろう。
それはそれとして著者は「教科書ではない」と言ってるのに邦題は「VCの教科書」とはこれ如何に。 -
Posted by ブクログ
富裕層の資産管理をしている人はどういう人かについて書かれている本。
著者自身は学者でしかないのだけれど、実際に資産管理をしている人の信用を得るために資格を取ってインタビューしていたりととっても実学的な内容。
興味深かったのは、富裕層の資産管理に最も重要なのは運用成績なんかよりも依頼者のとの信頼関係で、資産防衛の相手は国が一番なんだけれど、家族や友人も多くの場合対象になって、だからこそ金庫番は家族以上の信頼がおける人が望まれるみたい。ひたすら金儲けに走るんじゃなくて信用が重視される状況を中世の騎士の関係になぞられて話がなされるさまは、時代が変わっても基本は変わらないのだなぁって思わされた。
富裕層けしからんと思って読むと印象が大きく覆されるような内容だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレvcの本
vcスタートアップに関する各種重要論点が触れられており、理解を深めるのに役立つ良著。
なかなか骨太で読むのに疲れるが、なんとが読み返して糧にする価値のある本。
メモ
・ファンダーマーケットフィット
・創業者のリーダーシップ。企業のミッションについて人材を惹きつけられる説得力のあるストーリーを生み出せるのか。
・確固とした意見を持ちながらそれにあまり拘らない創業者が好まれると言われる。
・採用せずにはいられないようにするには、10倍優れているか10倍安価である必要がある。ビタミンでなく、アスピリンに出資したいと考える。
・アーリーステージで評価されるのはチーム、製品、市場の三つ
・ベスティング制度の根本にあるのは事業の成長を後押しし、会社の成功に貢献してもらいたいという考え方
・vc投資の基本ルール 市場規模にはじまり、市場規模におわる。
・ピッチの基本
市場規模、チーム、製品、市場進出(顧客獲得)、次の調達ラウンドを計画する
・取締役の義務 善管注意義務、忠実義務、機密保持義務、誠実義務、経営判断の原則(プロセス評価)
・ipoの理由 資金調達、ブランディング、流動性
、顧客の信頼性、通貨
・良いvc
指針や支援、ネットワーク、コーチングを提供、達成を手助け
情報の非対称性から取締役や社会顧問としてできることの限界を認識
専門知識を持つ領域では助言、専門外では見解を述べることを賢明にも避ける。
普通株主への義務とlpへの義務のバランスを適切に図る
自分たちがアドバイスと激励をしても、会社を築くのは結局起業家と従業員だと心得る。
恐竜にはならない -
Posted by ブクログ
論文であるが、社会学的にインタビューを積み重ねたもので読みやすい。ウルトラハイネットワースにサービスを提供する表題のプロフェッショナルがどう活動しているのか。オフショアにて信託、財団、法人を無数に形成し、財産の匿名性、オンショア法律からの超越性を享受するUHNW。主な目的は財産の増大ではなく、隠匿、保守であるという。先進国住人は、税金特に相続税。エマージングは政府や誘拐などからの秘匿。またそのニーズに応えるように、英領ジャージー島のように、先進国側なのだが、その怪しいタックスヘイブンが成長している。
具体的なマクロ数字はなく、左寄りではあるが、実態はわかる。 -
Posted by ブクログ
火星までの100人乗りスターシップ
3000万ドル ≒1600年代の英国から米国への渡航費
ボーイング737は1億ドル 使い捨てなら航空券は100万ドル
火星の一日=24時間40分 地軸25度=季節 メタンの存在:ロケットの燃料
資源が無くても 物質から資源を生み出すことができる
スぺ―スシャトル 年間40億ドルで年4回=1回10億ドル に対し1000倍改善
年間200回飛行 スターシップ20機を36日ごと飛行 1回500万ドル ペイロード5倍
100トンの補給用推進剤のタンカー6機 と合わせて1600万ドル(一人16万ドル
地球帰還も同じ 現地価格は50%以上高く 一人24万ドル
居住用や小惑星間移動に転売、部品の火星へ輸送、中古価格など火星で利益大
6か月の軌道 途中で引き返すには2年かかる
二酸化炭素と 土壌中の水から メタンと酸素比推力 水素と酸素に次ぐ370秒
CO+H →メタノール→ジメチルエーテル→エチレン/PP
衣服 低圧環境の屋外に置くだけで湿気や油分気化、細菌死滅 染みは取れない
ガラス 製造の原料〇 氷の建造物 酸化鉄〇→純鉄
アルミ 酸化アルミニウム〇 →純アルミ ×高い電力コスト
グラファイト 二酸化炭素〇から
太陽光 地球の40%
エネルギー基盤は原子力 ウラン、トリウム存在 精製設備?
火星の水 重水素が地球の5倍 →核融合に有利
創造したい人が火星に移住する 発明が輸出品に
不動産ビジネス 地球の全大陸ほどの表面積 貴金属
スカイフックで発着 ファボスや小惑星へ
歩行者中心の都市 集合住宅 一人当たり10KWの電力
地下都市 宇宙線を避ける 地表にドーム
宇宙船造船所 連続推力システム=核融合推進 現在の地球では未完成
テラフォーミング
火星の土壌に二酸化炭素が吸着 CO2の大気が薄くなり気温低下した
地球はプレートテクトニクスによりCO2が大気に戻る
火星に人工的な温暖化 100mbなら数十年?
極冠を水爆で爆破? ソーラーセイルで太陽光を集光? CFC生成?
酸素大気生成 原始的植物~高等植物 人工光合成 -
Posted by ブクログ
火星協会、ってあるのね。大人が真面目にこう言うことやってるの、米国ってほんまに凄いと思う。
火星の人類の関わりから、科学の発展、移住への技術的な問題点というか、薔薇色の近未来的な。
以前読んだ核融合の本もそうだが、この人達のこのポジティブ思考って、ほんまなんなと思う。
読んでるとそう、再来年くらいに人が火星に行けそうなくらい。
そう。
思ったほど遠くはない感じがする。
だけど、絶対こうはならないだろうなという感想。
風が吹けば桶屋が儲かるというが、桶屋が儲かってるから風が吹いたんだどころか、桶屋が儲かるはずだから風は吹くのだと、そんな論調。
バブルの頃の、リゾート地一戸建てを分譲する不動産屋の煽りチラシを思い出した。
特に後半、科学技術ではなく社会性というかそっちの話になってからもうてんやわんや。
火星に移住する人たちは、倫理上も道徳上もやる気も申し分なく、知性能力も申し分ない理性的な人間で、人手が少ないから当然給料も高く、ディストピア小説にあるような問題なぞ起きる余地もない。
税理士はいらない。
弁護士もいらない。
人口を増やさなければ行けないから刺激を求める自由恋愛なんぞ認めてる場合ではなく、女性は多産、でも社会的に能力も発揮してもらわなければならない。
犯罪は、犯罪と認定するから犯罪なのであって、社会の中で私的に解決されるべき。
とは言っても罪となる犯罪もあるから、でも、貴重な労働力を削るのも良くないんだ。
実現する方法は思いつかないけど、火星社会が成り立つ以上解決策はあるはずだ。
米国はフロンティア精神を失って堕落した。
新しいフロンティアこそ、火星なのだ。
メイフラワー号よ再び。
大人の妄想もなかなかいいもんだ。 -
Posted by ブクログ
「企業のウォーク(woke)には気を付けろ」という主張か。
(個人のwokeは民主主義的にあって良いが)企業のwokeは損得勘定に則ったもので、民主主義に対する改善意識によるものとは限らないので、寧ろ民主主義には害を為す。
企業のwokeは、会社の利益最大化を目指す活動手段である。主義主張への共感・賛同よりも「大衆の多くの支持を得られるか」か判断のポイント。
なぜなら、wokeな企業のCEOの報酬は極端に高くて貧富の差を助長しており、その企業の多くは租税回避策により税金を納めていない。つまり、民主主義的に正直とは言えない行為を平然と行っていて、woke本来の問題意識に従った行動をする人物・組織と言えないからである。
経済的に見るとwokeは新自由主義をベースにす企業が民衆に自社の商品を買わせるための手段の一つということ。
一方で、右派保守主義者(グループ)や保守的宗教団体から見ると、wokeな行動は自分の価値観存在意義への攻撃となる。古くからの良き伝統(と本人は思っているモノ)のために反撃すべきであり、実際にSNSやメディアでヒステリックに意見を発信し、結果として民衆の分断を煽っている。
従って、企業のwokeは社会全体への利益という観点からはマイナスになっている。
また、保守党派が伸びても減税政策による恩恵を受けられるので、wokeな企業にとっては全然痛くない。
企業のwokeな行動や情報発信から単純に良い事を言う会社と見なす事無く、その裏にある狙いを意識し全面的に信頼を安易に与えないように注意が必要である。
個人的に感じていたSDGsに賛同する企業の胡散臭さも、企業のwokeの胡散臭さに通じていて、SDGsで儲ける気満々な姿勢が透けて見えるからと納得。
「やらない善意より、やる偽善」という考え方もあるが‥
30年程前の大学時代に『アメリカでは優秀で社会を良くしていこうという若者が政治家を目指さずに企業家(スタートアップから起業)を目指している』という話を聞いた事があるが、そんな元〝wokeな若者〟の罪滅し的な行動という一面もあるような気がしたが、そんな甘い考えは持っていないかと瞬時に自己否定。