庭田よう子のレビュー一覧

  • ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛

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    資産を世代を超えて継承し、代々社会において尊敬される一員であるのはそれ自体簡単な事務ではない。阻害要因の一つに、子弟のモチベーションを勉励することが難しいことがある。一生食うに困らないことがわかってしまうと、無気力な子弟をビジネスに精励させることは一工夫要ることなのである。本書にも、「どんなに栄えた家族であっても、必ずジャズかなにかに入れ込んだ叔父かなにかが出現して、財産を使い尽くすようになる」といったことが書かれている。日本に伝わる洒落歌「売り家と唐様で書く三代目」と同趣旨の格言である。構造的に発生する困りごとというものは、万国共通で発生するようなのである。

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    2025年10月18日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    まず、三点でなければまともにバランスが取れないところを、二点にしてしまった現経済観念に問題があるのだと感じられた。
    また現在の正さはある意味で、「営業スマイル」「営業トーク」がどれだけ巧みであるかになってしまっていると。
    こう言ってごめんなさいだけど、かつてアメリカ製品はポンコツと思われていた時代があったが、アメリカ思想もそうだったのかもなと冷静になった。

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    2024年07月12日
  • 民間諜報員(プライベート・スパイ)

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    【騒ぎが収まれば、民間スパイが手玉に取るのはターゲットだけではないことが明白になる。顧客も手玉に取られるのだ】(文中より引用)

    フュージョンGPSやブラック・キューブなど、近年顕著になりつつある民間"諜報"会社の活動を追った作品。著者は、ピューリッツァー賞の受賞経験も持つバリー・マイヤー。訳者は、ノンフィクションの翻訳に定評のある庭田よう子。原題は、『Spooked: The trump Dossier, Black Cube, and the Rise of Private Spies』。

    トランプ元大統領のいわゆる「ロシア疑惑」を軸に展開するため、相応の背景知識がな

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    2023年08月28日
  • ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛

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    【受託者の役割が封建国家に応じて登場したように、ウェルス・マネジメントは、世界の最富裕層が創造して住まう超国家的な空間の副産物なのである】(文中より引用)

    オフショア国家や現代の金融技術を駆使しながら、富裕層の金庫番を務めるウェルス・マネジャー。これまであまり光が当てられてこなかった彼/彼女らの世界の内側に入り込み、どのように資産の防衛がなされているかを詳述した作品です。著者は、本書のためにウェルス・マネジャーの資格まで取得したブルック・ハリントン。訳者は、優れたノンフィクションを多数訳している庭田よう子。原題は、『Capital Without Borders: Wealth Manage

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    2022年10月13日
  • ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛

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    国境に囚われないマネーを扱うプライベートバンカーの実情を、筆者自らがSTEPに加わって解き明かした本。資産保全に関わるプロフェッショナルたちの物語。

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    2022年04月27日
  • ウェルス・マネジャー 富裕層の金庫番――世界トップ1%の資産防衛

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    富裕層の税・相続を一手に引き受けるウェルスマナジャーの実態を解説した書籍。このために著者はウェルスマネジャー研修プログラムSTEP(Socierty of Trust and Estate Practitioners) を2年間受講し、世界標準資格まで得ている。内容は超資産家の知られざる脱税の手口(合法なので租税回避と言うべきだが、庶民から見れば明らかに脱税)となぜそれが可能かを記す。要は金持ちは国際法の隙間を縫ってオフショアと呼ばれる小国(ケイマン島、ヴァージン諸島、マン島、ジャージー島等)の法律を捻じ曲げて、インチキを合法にしてしまうということだ。インチキの内容は信託・財団などをつかった租

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    2018年11月18日
  • 科学的かつ現実的で、崇高かつロマンティックな 火星移住計画

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    ネタバレ

    著者は、火星協会の創設者にして会長、長いキャリアを持つ宇宙工学者であり、原子力工学の博士号や熱核融合研究の分野の経験もあるエンジニア。
    本書は、火星移住を実現させるためのあらゆることについて科学的に検討され、またどのような社会になるか考察された一冊である。
    火星のどこに入植すべきか、移動手段、都市の設計、電力その他資源をどのように生み出すか、どうやって収益を上げるか、など様々な課題について、数式や化学式も使って科学的に実現可能であることを示している。
    この科学的な検討の部分については、自分も含めて一般的な読者にはその妥当性の判断は難しいが、叙述の科学的・論理的な進め方から納得できるものである。

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    2026年02月21日
  • 科学的かつ現実的で、崇高かつロマンティックな 火星移住計画

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    火星に人類の一部が移住することの可能性と課題について、現実的に考察している一冊。
    火星に住むと何のメリットがあるかという疑問から始まり、合計12章仕立てで未来を見据えた移住のシナリオを検証します。
    火星探査の歴史は古い、しかし火星へ人類そのものが到達し定住する未来はそう遠くないと思える内容でした。
    火星へ行くこと自体は難しくありませんが、そこで衣食住を完結させたうえ文明として独自の技術や文化が発展しなくては何の意味もないのです。
    入植や都市計画、食料、資源、人口、経済、社会制度、スポーツ、など…地球では既に確立されているもの全てが向こうでは課題となります。
    それらを解決し更に発展させるにはどう

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    2026年01月29日
  • 科学的かつ現実的で、崇高かつロマンティックな 火星移住計画

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    正直面白かったのだが、それはSF小説としての感想で、これが現実味があるかというと自分は感じなかった。ただ、著者がいうように火星移住は挑戦であり、現実味云々というのは本書の言いたいところではないのは分かる。
    面白かった点は、火星探査の魅力だ。生命の起源に迫れるのは確かに熱い。そして、探査や移住の途中経過から生まれる新たなアイデアは技術革新を促進させるだろうというのはワクワクする。
    が、やはり課題や犠牲を過小評価していないか、、楽観すぎるだろアメリカ人、、というのが個人的には感じてしまったところ。資源は有限ではなく、無限に作り出せるものだというのもテクノロジー主義極まれりといったところで、新たな技

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    2026年01月16日
  • 起業中毒―起業家の「加速する脳」を突き動かす刺激的かつ破壊的な衝動

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    成功した多くの起業家が鬱や悩みを抱えて自死に至る人までいるという。
    幸せを励んでいるときと感じたら要注意かも。、

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    2025年08月18日
  • 起業中毒―起業家の「加速する脳」を突き動かす刺激的かつ破壊的な衝動

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    ●2025年7月14日、東京大学・書籍部にあった。2回目のセッションで寄った日。

    双極性障害のことが書いてある。読みたい。

    ●2025年8月2日、築地の座談会の日。有楽町/交通会館内・三省堂書店 有楽町店にあり。2階。

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    2025年07月14日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    企業が社会貢献することで企業イメージは向上し、株主価値も上がるが、実態は羊の皮を被ったオオカミで、富裕層が労働者層から搾取する構造が固定化するばかりである。
    ウオーク資本主義が民主主義を滅ぼすという論考である。
    私は資本主義自体が危うい状況であると考えているので、この構造も早晩崩壊するのではないかと思う。

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    2025年03月05日
  • VCの教科書―VCとうまく付き合いたい起業家たちへ

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    起業からエグジットまでの道のりが良いこと悪いこと含め具体的に書かれている。VCがどんな原理に従って動いてるかわかる。事前にシミュレーションができるため、仲間を集めてVCから資金調達し急成長スタートアップを作りたい人は参考になる

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    2024年02月18日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    民主主義と新自由主義は相容れない関係なのか
    考えさせられる内容でした
    政治よりもお金に関心のある人が
    大多数であるという現状もあります

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    2023年11月20日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    昨今の企業主導SDGsとか、製品名を出さずに疾患啓発CMを出す製薬会社に胡散臭いものを感じる人は特に面白いはず

    Work(目覚めさせられた)を”意識高い系”とした訳者に拍手

    ふてぶてしいなとも必要悪だとも感じるところが難しいけど

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    2023年11月11日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    日本でもたまに話題になるグリーンウォッシュ、いわゆる「やっていないのにやってるふり」です。

    ところがアメリカではそれどころではありません。それが儲かる仕組みとして成り立っているそうです。しかも、「意識高い系」の会社が、SDGsやESGがうまくいかなければいかないほど儲かるという悪夢のような構造になっています。

    SDGsやESGに対する何か底知れぬ違和感について、少しだけ分かった気がしました。

    あと、日本の資本主義はこのレベルに達しておらず、滅ぼす対象の「民主主義」もそもそも怪しいので、ただただ世界から取り残されていくだけ、と寂しい状況らしい。やっぱり、戦って勝ち取ったのと、敗戦で与えられ

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    2023年10月08日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    「ウォーク」が偽善的だってんでなんか攻撃しているけどその根拠は薄いというか見方がネガティブすぎる。しかしアメリカの知らん事情が多くて勉強になる。ポリコレ興味ある人は一読しておくべきだ。

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    2023年06月11日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    ウォーク資本主義的な振る舞いは、経済のアジェンダにおいては今まで通り企業が利益を得続けるための隠れ蓑であり、本来民主主義にて政治が担うべき役割までも進出しようとする危うさを孕む。

    企業は利潤だけを追求すべき
    企業は社会的な責任を果たすべき
    どちらでもなく、私たちが本来のウォークネス(人種や経済における不平等をきちんと見つめる知識を持ち、その解消のために戦う)を取り戻すべきなのだ。

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    2023年06月08日
  • VCの教科書―VCとうまく付き合いたい起業家たちへ

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    アンドリーセン・ホロウィッツのマネージング・パートナーであり、自身もスタートアップ所属経験があるスコット・クポール氏によるVC実務に関する諸々。著者が語るように、スタートアップ創業者がバッターボックスに立てるのは数える程なのに対して、VCはバッティングセンターの如く幾度となく打席に立てるという情報非対象性が存在する(あくまで資金調達という面については)。VCがどういう力学とフローでスタートップを見ているかという視点と実務の観点で起業家にぜひおすすめ(著者は最後に「こんな本読むなんて趣味なく暇なんだね」という「たけしの挑戦状」バリのジョークを飛ばしているが、仕事する時間は確保するとしても寝る間は

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    2022年05月20日
  • VCの教科書―VCとうまく付き合いたい起業家たちへ

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    VCを勉強するために購入した一冊。スタートアップが出来てから資金を調達して大きくなるまでの過程をタームシートの例も挙げながら丁寧に説明されている

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    2022年01月14日