柳澤健のレビュー一覧

  • 1964年のジャイアント馬場

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    よかった。すごい本だ。600P近くの大著だが1週間で一気に読んだ。
    巨体ゆえに奇怪視された不遇と、それゆえにモルモンに入信した不遇の少年時代。プロ野球に入団するもこれも嫉妬(本著ではこれはある意味キーワードになっている)ゆえに1軍で活躍できず、大洋移籍直前の風呂場の怪我で野球生活にピリオドを打つ。そしてプロレス入門。一貫しているのは馬場が単に巨体であるだけでなく運動神経に優れ、スポーツ万能であったという見解である。それゆえ、アメリカでも成功する。この本の白眉はアメリカでの実績の詳説だ。東郷をマネージャとした第1期、一旦帰国し、力道山死後フレッドアトキンスをマネージャとした第2期、ここまでの筆

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    2021年01月19日
  • 1964年のジャイアント馬場

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    馬場のアメリカでの黄金時代がよく描写されていて、とても読み応えのある本。馬場の哲学、その形成過程もよくわかった。馬場が嫉妬深いことは感じていたが、レスラー後期、レスラーとして輪島に嫉妬していたことは興味深い。同作家の猪木本に比べて悪意量が少ないのは気のせいか。

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    2020年05月29日
  • 1964年のジャイアント馬場

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    実は漫画『バーナード嬢曰く』で紹介されていた、同じ著者の『1978年のアントニオ猪木』と勘違いをして手に取った。どうも、上記の本が先に出て、その続編的位置づけで、本書が出たらしい。

    全くプロレスの知識のないままに読み始めたのだけれども、とても面白い本だった。はじめは『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の逆バージョンかなと思っていたのだけれども、あちらが主人公にかなり入れ込んで書いているのにくらべ、本書はジャイアント馬場について、レスラーとしてだけではなく、個人事業主・興行主としての姿を描いており、全体としては日本におけるプロレスの興亡史を、ショービジネスの側面から描いたものとなっている

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    2019年03月06日
  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ

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    最後まで著者を勘違いしてました。やられた。
    クラッシュギャルズは世代的には少々当たってるのだけど、全くはまれなかったので、ハマってた人達の心境が面白い。
    そして女子プロの過酷さはもはや感動モノ。

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    2018年02月07日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    華やかなプロレスの世界、ヒロイックな猪木。何も知らずに、ただそういったものを求めてこの本を読んだのなら、手痛いしっぺ返しを受けるだろう。それこそ「風車の理論」が如く、何倍にもなった反撃。 暴露本の側面が色濃い本書は、映画「ビヨンド・ザ・マット」や「レスリング・ウィズ・シャドウズ」の日本版といった趣きである。 本書は万人に薦められるものではない。好き嫌いが激しく分かれる、まさに猪木そのものである。プロレスに対するリトマス試験紙として最適な一冊。 かつて梶原一騎が少年達に見せた憧れの世界を求めてはいけない。

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    2012年09月17日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    プロレスを学ぶ事は歴史を学ぶ事と似ているのだなぁ、と思った。
    諸説入り乱れていて、何が真相なのかは当人しかわからない。
    そんな中、新しい事実(?)がわかったので、非常に興味深かった。

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    2010年11月04日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    1976年というと、もう30年以上も前の話になる。高校生だった当時、別にプロレスが好きだったわけでもなく、アントニオ猪木に興味があったわけでもないのだけれども、猪木がモハメド・アリと試合をする、という話には非常にひきつけられた。一時期、クラスの男どもの話題の中心だったと思う。まぁ、それを見てクラスの女子は眉をおおいにひそめていた、との記憶もあるけれども。が、試合はひたすら退屈なものだった。ボクシングの世界チャンピオンと一流のプロレスラーが、ガチンコ(真剣勝負)で試合をしたら、ほとんど必然的にこういう試合になってしまうのだよ、ということが説得的にこの本には書かれているけれども、当時はそういう理屈

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    2011年07月25日
  • 2000年の桜庭和志

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    2000年前後の総合格闘技黎明期を振り返る記録。
    年表替わりくらいのもんで、とくに内容が濃いとかはない。

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    2025年11月05日
  • 棚橋弘至が語る「2011年の新日本プロレス」【文春e-Books】

    購入済み

    是非2011年の棚橋中邑の後で

    是非とも2011年の棚橋弘至と中邑真輔を読んだあとに読んで欲しいです

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    2023年02月27日
  • 1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代

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    昨日夕刻に購入し、読み終えてしまった。

    僕自身はこの本に書かれている終盤、パックインミュージックの終焉とオールナイトニッポンの隆盛期にラジオを聴き始めた世代なので、すべてのエピソードが目新しかった。

    パーソナリティとリスナーとの繋がり、リスナー同士の連帯感は「鶴瓶・神野のぬかるみの世界」を思い出させる。

    林自身はこの本の連載時にすでに亡くなっており、彼に影響された人々、影響を与えた人のみの証言で成り立っている。
    当然、良い話ばかりでなく、人間というのはいろいろな面がある。だけどその人が掬い上げようとした対象や言葉をかけられた人にとっては、全面的な人格にかかわらず、受け取ったモノが一生残

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    2021年07月25日
  • 2011年の棚橋弘至と中邑真輔

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    丁寧に取材されているなぁという印象。
    どちらかというと棚橋の方が好印象かな。
    中邑のエゴイスト感がちょっと合わないというかね。(^^;
    プロレス史の観点からいうと、ここ最近、世代間闘争はあれど、世代交代がしっかりされていないという話は目からうろこ感。
    創業者一族を廃してしっかりとした経営体制を作ったところ、経営が上向いてきた、なんてあたりは普通の企業経営者の人が読んでもいいかもしれない。

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    2021年01月09日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    プロレスにおいても正しい歴史というものが存在するってことですね。もちろん、この本の内容についてもなお、全面的に信用できるかどうかは別のことですが。
    これまでに、元レフェリーとか関係者とかが発表していた異種格闘技戦について、別の視点から調査し、再構築した一冊です。
    これまでの同種の出版物と比べれば、まだ、現実的で信用できる気もしますが、幾分、猪木を美化しているところが見え隠れしているのが気になったりします。
    いつかは、本人がちゃんと本当のことを話してくれないかなぁというのは、きっと過度な期待なんでしょうね。(^^;

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    2018年11月12日
  • 1993年の女子プロレス

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    大著、文庫 800 ページ弱のインタビュー集。
    全女の経営者の異常さとレスラー間の人間関係の異常さを、それぞれのレスラーが明確に語っているにも関わらず、そのレスラーが全女所属であることまたは全女レスラーへのリスペクトを表明していることの二律背反性が特徴的ですね。
    女子プロレスはほとんど見たことが無いんだけど、こんな状況なんだったならもっと観ておけば良かったなぁ。
    あれこれあったんだろうけど、北斗晶のインタビューが収録されていないのaは残念。

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    2018年03月19日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    私が18歳の時、アリがリストンを破ってチャンピオンになった試合を受験浪人仲間の友人宅のTVで見た。興奮した。今30歳過ぎの長女の名前は亜里である。子供の時は力道山の試合を見て興奮したがプロレスファンではない。ヒクソン・グレイシーが好きだし、K1やボクシングは好きでTVは必ず見る。そんな私だが、あのアリ・猪木戦は一生で一回しか見れなかったの試合である。水道橋博士が「射精中絶」と評する欲求不満の凡戦であるが、あれほど震えるような緊迫感があり息の詰まるような真剣勝負は二度と見れないだろう。

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    2011年09月14日