柳澤健のレビュー一覧

  • 1964年のジャイアント馬場

    猪木本を読んだら馬場本もマスト

    1976のアントニオ猪木を読み、バラエティ番組でしか観たことがなかったジャイアント馬場の凄さと苦悩を知ることが出来た。著者のプロレス本はオールドプロレスファンなら読んで絶対損は無いです
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

    猪木が死んだからこそ読むべき

    読んで良かった。
    もうそれに尽きる内容でした。
  • 1964年のジャイアント馬場

    「世界の」ジャイアント馬場!

    2022年4月読了。

    もう他の方のレビューで内容等については語られてるので、多くは省くが、'70年後半~'80年中頃位までがオンタイムで熱狂していた世代なので、これだけの質量共に充実した「馬場さんの本」に出逢えた事に感謝したい。

    当時は、外人レスラーが豊富な全日、猪木のストロングスタイル...続きを読む
  • 1984年のUWF
    一世を風靡したUWF。当時は確かにUWFこそ
    本物。今までのプロレスはまやかし。と思って
    いました。遅ればせながら恥ずかしながら本作を
    読んでUWFも普通にプロレスなんだと知りました。
    とはいえ昭和のプロレスは熱かった。その熱量が
    この本からは感じることが出来ました。今の
    プロレスは優等生な感じです...続きを読む
  • 1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代
    リアルタイムで林パックを聴いた世代だが、サブカルの世界にはまるまでのめりこめなかった。ハコやシェイクスピアシアターなどに行った程度。
    60年代の学園紛争世代は、大人は悪とし、高倉健などに自らを投影できた。70年代、そう簡単に割り切れない世代で、投影の対象が見えなかった。
    日本映画界も、東映任侠映画も...続きを読む
  • 2011年の棚橋弘至と中邑真輔
    めちゃくちゃ面白かった!
    自分は2020年からのプロレスファンで、今までのプロレス史には疎かったが理解が深まった。
    棚橋弘至がなぜここまでプロレスファンに愛されているのかがよくわかった。
    その一方で中邑真輔みたいな器用貧乏な感じにも共感を覚えた。
    ストロングスタイルって何なの?というところもすっきり...続きを読む
  • 1964年のジャイアント馬場
    思いつくままに感想を並べると

    馬場だけではなく、日本のプロレスの隆盛→力道山や日プロ時代のタニマチ、ブッカー、来日レスラーなどにも触れていて面白い。
    アメリカのプロレスがなぜショーアップされたのかも知れてタメになった

    バディ・ロジャースの集客力の凄さ。と同業者、プロモーターからの嫌われ方

    馬場...続きを読む
  • 1964年のジャイアント馬場
     著者はこれまで様々なプロレスラーについて、特定の年を転機の年として取り上げて来た。ジャイアント馬場にとってのその年は、1964年。といっても1964年の1年にスポットを当てたというより、1964年前後での馬場を取り巻く状況の変化、という取り上げ方である。

     そのあまりにも大きな体でコンプレックス...続きを読む
  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ
    著者の柳澤健さんが自ら「最高傑作」とおっしゃるだけのことはある作品。ライオネス飛鳥と長与千種とで結成された女子プロレスのコンビ・クラッシュギャルズの評伝。これもまた人間世界のあらゆるドラマが織り込まれた女子プロレスの青春記。女子プロに関心がない人でも読めば必ず引き込まれると思う。

    ちょっと時間がな...続きを読む
  • 完本 1976年のアントニオ猪木
    柳澤氏の本は、「クラッシュギャルズ」「馬場さん」に続いて3冊目だが、やはり面白い。

    自分が自分がという姿勢がどうしても好きになれず、子どもの頃から猪木ファンではなかったが、これを読んで、対ビル・ロビンソン戦や、対アリ戦を見ると、とても凄い試合をしていたんだな、と思った。

    私が見ていた80年代の対...続きを読む
  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ
    キンドルのセールで購入(200円弱)。

    クラッシュギャルズの時代と絡めた時代考察かと思いきや、クラッシュギャルズそのものについての考察だった。

    世代的にはドンピシャだが、女子プロは見ていて涙が出てきてしまうので、あまり見ていなかった。ここに書けなかったことも多いだろうが、それでも十分に面白く、ま...続きを読む
  • 1993年の女子プロレス
    当時、興業規模のレベルで最盛期だった女子プロレス界の前線にいた人たちの話。かなり滅茶苦茶な話だけれど、そんな中にも奇妙な秩序があり、それぞれの話はとても興味深かった。様々な人に聴くことで重層的な印象を持つこともそのことに一役買っている。少し時間が経って振り返っていまだから言える話の面白い版。
  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ
     冒頭を読み始めたら最後まで読むのを途中でやめられないほど面白く、読むのが遅いオレには滅多に無い読書体験だった。クラッシュ・ギャルズに全く思いいれもないしそれほど興味もなかったのだけど、それでも大変おもしろくてぐいぐい引き込まれた。普遍的なものがたくさん描かれているからだろう。間違いなく名著である。...続きを読む
  • 1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代
    [深夜に青春の楽園を]1970年代前半に,深夜3時からという時間にもかかわらず若者から好評を博した深夜ラジオの『パックインミュージック』。そのパーソナリティーを務めた林美雄を軸としながら,当時の世相を丹念に切り取ったノンフィクションです。著者は,デビュー作となった『1976年のアントニオ猪木』も高い...続きを読む
  • 完本 1976年のアントニオ猪木
    [夢を見せた、馬鹿な男]日本のプロレス、そして格闘技のあり方を変えてしまうほどのインパクトを持ったアントニオ猪木と、彼が1976年に戦った「異常な」4試合にスポットライトを当てた作品。その道に詳しくない読者をも唸らせ、ノンフィクションの分野で今なお高く評価されている一冊でもあります。著者は、プロレス...続きを読む
  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ
    見てたんだよねー。小学生の時、母と一緒に。女子プロレス。
    華奢な千草とボーイッシュな飛鳥と、そして極悪同盟の皆様。。

    本著では、当時見えなかった舞台裏をもう一人の少女の物語も絡めながら進行していく。その絡め方が秀逸で、アラフォーの読み手は昭和のあの頃を思い遠い目。時代は変わった。

    時を同じくして...続きを読む
  • 完本 1976年のアントニオ猪木
    2007年に発売された単行本に大幅加筆。
    そして、Number誌上で実現したアントニオ猪木へのインタビュー
    が収録され、無事に「完本」となった名作を、改めて読んでみた。

    単行本に関しては既に10回以上積読を重ねているのだが、この文庫版は
    まるで違う作品のような印象。特に加筆されたパク・ソンナン編で...続きを読む
  • 完本 1976年のアントニオ猪木
    5年ぶりの再読。プロレスをしようと来日したアリに,リアル・ファイトを仕掛け,重傷を負わせる。韓国やパキスタンでは,相手の目に指を入れたり,腕をへし折ったりする。猪木の戦った3試合のリアル・ファイトとルスカ戦について詳述。アントニオ猪木,恐るべし。
  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ
    クラッシュ・ギャルズという名前は知っていてもどんな二人なのかは知らない。彼女たちの全盛期に生まれ落ちた僕が楽しめるのかという疑問はすぐに払拭された。
    長与千種とライオネス飛鳥の幼少期から女子プロに入っていくまで、そこからの葛藤と戦い。時代を作った二人と他の女子プロレスラーとの関係や全女という組織、そ...続きを読む
  • 完本 1976年のアントニオ猪木
    アントニオ猪木から感じる劇物的存在感はいったいなんなのか。
    1976年に起こった4つの事件を追いかけた。ノンフィクションです。

    有名なのは世紀の凡戦モハメド・アリ戦ですが、
    ウィリアム・ルスカ戦、パク・ソンナン戦の章も面白い!

    オランダ柔術界二人のメダリストの因縁は引き込まれますし、日本も韓国も...続きを読む