柳澤健のレビュー一覧

  • 1985年のクラッシュ・ギャルズ

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    クラッシュ・ギャルズという名前は知っていてもどんな二人なのかは知らない。彼女たちの全盛期に生まれ落ちた僕が楽しめるのかという疑問はすぐに払拭された。
    長与千種とライオネス飛鳥の幼少期から女子プロに入っていくまで、そこからの葛藤と戦い。時代を作った二人と他の女子プロレスラーとの関係や全女という組織、そして時代が変わっていく中でもがきながら輝いたこの二人を時系列で追いかけながら、彼女たちのファンであったひとりの少女(のちに編集者になる)をもうひとつの視点として入れていることでクラッシュ・ギャルズという存在をさらに浮かび上がられている。

    読んでいて栄枯盛衰というしかないのか。彼女たち、いわゆるレジ

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    2014年03月30日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    アントニオ猪木から感じる劇物的存在感はいったいなんなのか。
    1976年に起こった4つの事件を追いかけた。ノンフィクションです。

    有名なのは世紀の凡戦モハメド・アリ戦ですが、
    ウィリアム・ルスカ戦、パク・ソンナン戦の章も面白い!

    オランダ柔術界二人のメダリストの因縁は引き込まれますし、日本も韓国もプロレスは近代化・経済発展と共に歴史を歩んできた背景が勉強になります。昭和興行の裏歴史として楽しめるんですが、主人公の猪木はそれぞれのドラマの最後に出てきて、気持ちのいいくらいすべてを台無しにして幕を引きます。痛快。

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    2013年05月11日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    いや、すごい本だ。

    1976年に行われた猪木の4つの試合。
    ウィリエム・ルスカ戦、モハメド・アリ戦、パク・ソンナン戦、アクラム・ペールワン戦。
    この本は、その4つの試合をもとに、日本のプロレス界、格闘技界とアントニオ猪木という男の歴史を綴ったものだ。

    そもそもプロレスの試合について調べるというのは難しい。
    プロレスがボクシングのような意味での真剣勝負の競技ではないからだ。
    そして、それをプロレスラー自体は認めない。
    その上、上記4つの試合のうち3つはリアルファイトであったと言う。
    つまり、プロレスがリアルファイトでないことを相手に認めさせ、その上でタブーであるリアルファイトが行われた事情を

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    2013年05月06日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    とてもおもしろい。アリ戦を起点とする3回あったというセメントマッチの全容が明かされている。巻末の猪木本人へのインタビューも秀逸で、猪木もあいまいな部分も多いがよく応じている。数は多くないが写真も試合の雰囲気をよく伝えていて素晴らしい。

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    2012年12月22日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    いや〜、最高のプロレス本だった。アントニオ猪木の天才的なプロレスラーの姿から無能な経営者までの姿は、一貫してエゴイストそのもの。厳しさと尊敬の目線が入り交じった書き手の熱意があったからこそ、こんな名作を生み落としたんだろうなぁ。裏側を知っても尚、プロレスがもっと好きになれた。

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    2012年10月26日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    えーーーっ!!

    わたしみたいに、プロレスファンタジーにドッポリ使ってきた人間には、ものすごい衝撃の本です。
    少なくとも、UWFは、フェイクじゃないと、今まで信じててた。
    だって、夢枕 獏を読んで育ってきたんだから。あと、梶原 一騎とね(笑)

    まあでも、確か前田も、

    「いつでも、あんな試合ができるわけでない」

    みたいなことを言っていたんだから、そうなんだろうな。だからこそ、佐山とは袂を分かったという話は、すごく納得できる。

    まあでも、これこそが「たったひとつの真実」ではなくて、これも、プロレスをとりまく魅力的な伝説のうちの1つなんだと思います。
    嫉妬とプライドでできた、ドロドロした物語

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    2012年02月15日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    うん、とても面白かった。1976年の猪木の4つのリアルファイトが後の格闘技ブームへの流れを作ったのはもちろんだけど、そんな後のことなど意識してるはずもない猪木がなぜそんなことをしなければならなかったのか、馬場とのライバル関係に裏打ちされたその背景が非常に興味深かった。彼のトリックスターぶりってのはそこから来てるんだな、と。考えようによっては、希代のトリックスターを産んだという意味で、その追い詰められ方は良かったのかもしれない。未だに何かやりそうだもんね、ほとんどは失敗なんだけどさw

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    2012年02月04日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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     まず結論からいいますと、本書は傑作である。私は、プロレスに夢中になったこともないし、アントニオ猪木に深く魅了されたことがない。プロレスなど退屈に覚えるほどである。夢中になったとすれば『プロレススーパースター列伝』の「懐かしのBI砲編」を通したアントニオ猪木である。そんな私にも本書は傑作と思わせる作品であった。解説で海老沢泰久が書いたとおりである。
     素晴らしいノンフィクションを読むと、「ノンフィクションとは何か」「ノンフィクションとはどうあるべきか」をつい考えてしまうのですが、本書を読んでいる途中、何度もそれを感じました。この描写は、事実ではなく筆者の想像なのだから、そう描くべきである、いや

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    2010年06月01日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    健史が突然送りつけてきた。読めということ。適当に読み始めたら、これがまた面白い!
     書いてあることを全部信じるかどうかは勝手だが、この取材力・偏向しない書き方、十分に信ぴょう性がある。
     事実は面白い。文章力ももちろんだが。多分、プロレスに興味がなくても楽しめるのではないか。ましてや、この時代にプロレス小僧であれば・・・。

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    2009年11月03日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    アントニオ猪木の行った1976年に行われた4つの戦いを軸に記載されている。
    TVでイメージしていた華やかなスターとしてのアントニオ猪木ではなく、「最強」へ固執しすぎていることや、莫大な借金の泥臭いやり取りなどが明らかにされ、生々しい裏話が面白かった。

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    2026年01月09日
  • 2000年の桜庭和志

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    桜庭和志について記した一冊。

    PRIDE全盛期の頃の桜庭とそれを取り巻く環境について改めて知ることができた。

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    2025年04月20日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    プロレスのことをあまり知らない僕にも面白かった!アリ VS 猪木戦を含む、3戦のリアルファイトを行ったのが1976年。名実ともに全盛期。アリと戦ったのも、根底にあるのは、すべてジャイアント馬場に勝つため。猪木って名前の如く、何事にも猪突猛進で、それによって他人に迷惑をかけたり、むしろ人を惹きつけたり…とりあえず稀代の自演乙の人。こんなメチャクチャな人、なかなか出てこないだろうなー。

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    2024年05月04日
  • 2016年の週刊文春

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    週刊誌なんてどれも俗悪で…と思う人にこそ読んで欲しい。忖度のないメディアであるための矜持や目標に真剣に立ち向かっていく姿は心を熱くさせてくれます。伝説的なふたりの編集長を軸にして語られる文藝春秋100年の歴史を楽しく、興味深く読みました。

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    2024年01月26日
  • 2011年の棚橋弘至と中邑真輔

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    連休直前だっただろうか。岡山県のサービスエリア。新日のバスが停車中。外にはファンと写真撮影をする棚橋。すでに新日本プロレスは復活していた2020年コロナ前。

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    2023年07月28日
  • 2016年の週刊文春

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    身内びいき
     花田紀凱と新谷学の二人の編集長の側面から書いた週刊文春史。出版部や営業部の内情は全然わからない。
     ゴシップや裏話にあふれてゐて読ませる内容だ。花田と尾崎一雄など、へえと思った。ここだけでも読む価値はある。

     しかし著者が元社員なので、身内びいきが多く、公平ではない。週刊新潮へのライバル視や、花田への称讃などがたびたび。
     また、再三、文春は右でも左でもないと主張してゐるが、読んでも皇室や天皇が出てくる。花田のWiLLも含め、どうしたって保守的(若干右翼的)と思はざるを得ない。
     また、いくらファクトがあっても、週刊誌といふ性質上、俗悪な部分はまぬかれない。

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    2023年04月22日
  • 2011年の棚橋弘至と中邑真輔

    購入済み

    猪木新日本のその先

    棚橋弘至は嫌いだった。女に背中刺されて、愛してますとか言う、自分が知る新日レスラーではないことへの違和感。
    しかし本書を読みその考えを覆すことにした。そして棚橋弘至に謝罪したい。そう思うだけのことを彼は暗黒期の新日での立て直しで頑張り続けていたんだと。
    今はオカダ・カズチカがエースだけど、棚橋にはずっと団体を支えるエースとして頑張って欲しい。

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    2023年02月16日
  • 完本 1976年のアントニオ猪木

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    まずプロレスは勝敗の決まったショーだとはっきりと言ってのける作者の冷静な視点が良い。

    プロレスについて語る人って、プロレスをリアルであるかのように語る人ばかりで、興味がない人からするとその時点で聞く気が無くなってしまうから。

    でもこの作者はショーだと断言した上で、アントニオ猪木がいかに魅力的で凄いプロレスラーだったのかを伝えてくれるのが素晴らしかった。

    プロレスの知識がなくても(無いからこそかもしれないけど)分かりやすくて、面白かった。

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    2022年12月28日
  • 2011年の棚橋弘至と中邑真輔

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    ★リアリティと情報量と説得力があった。主観的にはこの手の本はイマイチなことが多く期待してなかったが、一気に引き込まれた。

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    2022年07月14日
  • 1964年のジャイアント馬場

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    昨年ステイホーム月間に電子書籍で柳澤氏の「1976年のアントニオ猪木」と「1985年のクラッシュ・ギャルズ」を読み、この「1964年のジャイアント馬場」にも興味を抱いていたのですが今回やっと読むことが出来ました。
    派手で話題に事欠かないアントニオ猪木に関する本は数多ありますが、それと比べると数少ないジャイアント馬場の本は貴重。自分がプロレスを見出したのは76年のアタマあたりなので、リアルタイムで見ていたのは芸人にモノマネされてた頃の馬場さんで、この本を読むと全盛期を見たかったなぁと改めて思いました。
    それにしても馬場さんが渡米した前後のアメプロの歴史が本当によく調べてあってとても勉強になりまし

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    2021年05月15日
  • 2011年の棚橋弘至と中邑真輔

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    新日本プロレスビギナーからすると、彼らの話のみならず新日本プロレスの歴史が分かり良かった。
    著者の作品はプロレスがメインのため、今後プロレス関連の作品を読みたいと思う著書であった。

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    2021年04月15日