柳澤健のレビュー一覧
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クラッシュ・ギャルズという名前は知っていてもどんな二人なのかは知らない。彼女たちの全盛期に生まれ落ちた僕が楽しめるのかという疑問はすぐに払拭された。
長与千種とライオネス飛鳥の幼少期から女子プロに入っていくまで、そこからの葛藤と戦い。時代を作った二人と他の女子プロレスラーとの関係や全女という組織、そして時代が変わっていく中でもがきながら輝いたこの二人を時系列で追いかけながら、彼女たちのファンであったひとりの少女(のちに編集者になる)をもうひとつの視点として入れていることでクラッシュ・ギャルズという存在をさらに浮かび上がられている。
読んでいて栄枯盛衰というしかないのか。彼女たち、いわゆるレジ -
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いや、すごい本だ。
1976年に行われた猪木の4つの試合。
ウィリエム・ルスカ戦、モハメド・アリ戦、パク・ソンナン戦、アクラム・ペールワン戦。
この本は、その4つの試合をもとに、日本のプロレス界、格闘技界とアントニオ猪木という男の歴史を綴ったものだ。
そもそもプロレスの試合について調べるというのは難しい。
プロレスがボクシングのような意味での真剣勝負の競技ではないからだ。
そして、それをプロレスラー自体は認めない。
その上、上記4つの試合のうち3つはリアルファイトであったと言う。
つまり、プロレスがリアルファイトでないことを相手に認めさせ、その上でタブーであるリアルファイトが行われた事情を -
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えーーーっ!!
わたしみたいに、プロレスファンタジーにドッポリ使ってきた人間には、ものすごい衝撃の本です。
少なくとも、UWFは、フェイクじゃないと、今まで信じててた。
だって、夢枕 獏を読んで育ってきたんだから。あと、梶原 一騎とね(笑)
まあでも、確か前田も、
「いつでも、あんな試合ができるわけでない」
みたいなことを言っていたんだから、そうなんだろうな。だからこそ、佐山とは袂を分かったという話は、すごく納得できる。
まあでも、これこそが「たったひとつの真実」ではなくて、これも、プロレスをとりまく魅力的な伝説のうちの1つなんだと思います。
嫉妬とプライドでできた、ドロドロした物語 -
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まず結論からいいますと、本書は傑作である。私は、プロレスに夢中になったこともないし、アントニオ猪木に深く魅了されたことがない。プロレスなど退屈に覚えるほどである。夢中になったとすれば『プロレススーパースター列伝』の「懐かしのBI砲編」を通したアントニオ猪木である。そんな私にも本書は傑作と思わせる作品であった。解説で海老沢泰久が書いたとおりである。
素晴らしいノンフィクションを読むと、「ノンフィクションとは何か」「ノンフィクションとはどうあるべきか」をつい考えてしまうのですが、本書を読んでいる途中、何度もそれを感じました。この描写は、事実ではなく筆者の想像なのだから、そう描くべきである、いや -
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身内びいき
花田紀凱と新谷学の二人の編集長の側面から書いた週刊文春史。出版部や営業部の内情は全然わからない。
ゴシップや裏話にあふれてゐて読ませる内容だ。花田と尾崎一雄など、へえと思った。ここだけでも読む価値はある。
しかし著者が元社員なので、身内びいきが多く、公平ではない。週刊新潮へのライバル視や、花田への称讃などがたびたび。
また、再三、文春は右でも左でもないと主張してゐるが、読んでも皇室や天皇が出てくる。花田のWiLLも含め、どうしたって保守的(若干右翼的)と思はざるを得ない。
また、いくらファクトがあっても、週刊誌といふ性質上、俗悪な部分はまぬかれない。 -
購入済み
猪木新日本のその先
棚橋弘至は嫌いだった。女に背中刺されて、愛してますとか言う、自分が知る新日レスラーではないことへの違和感。
しかし本書を読みその考えを覆すことにした。そして棚橋弘至に謝罪したい。そう思うだけのことを彼は暗黒期の新日での立て直しで頑張り続けていたんだと。
今はオカダ・カズチカがエースだけど、棚橋にはずっと団体を支えるエースとして頑張って欲しい。 -
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昨年ステイホーム月間に電子書籍で柳澤氏の「1976年のアントニオ猪木」と「1985年のクラッシュ・ギャルズ」を読み、この「1964年のジャイアント馬場」にも興味を抱いていたのですが今回やっと読むことが出来ました。
派手で話題に事欠かないアントニオ猪木に関する本は数多ありますが、それと比べると数少ないジャイアント馬場の本は貴重。自分がプロレスを見出したのは76年のアタマあたりなので、リアルタイムで見ていたのは芸人にモノマネされてた頃の馬場さんで、この本を読むと全盛期を見たかったなぁと改めて思いました。
それにしても馬場さんが渡米した前後のアメプロの歴史が本当によく調べてあってとても勉強になりまし