牛窪恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゆとり世代(1987~1995生まれ)の後は「Z世代」(1996~生まれ)と呼ぶらしい。アメリカで冷戦期のX世代・冷戦崩壊~ネット時代をY世代に続くのでZ世代と呼ぶというのが語源らしい。ということはZ世代は現在の25歳くらいから下の世代ということになり、二・三年前からZ世代社会人が登場していると考えてよい。
著者の牛窪さんはNHK「所さん! 大変ですよ」などでもお見かけする、マーケティング・ライター。帯に「物語とキーワードで読み解く withコロナの消費潮流」とあるのだが、どうしてどうしてZ世代の世代論を超えてアフター・コロナの時代に向けた希望も感じさせてくれる。コロナ、コロナでげんなりする -
Posted by ブクログ
なぜ未婚率がこれだけ増えているのかというテーマに対して、
平安時代から歴史的にみた結婚に対する考え方の変化、
男女平等社会である現代と古い価値観のギャップなど、
幅広い観点から考えた結果とこれからの新しい時代にふさわしい結婚というあり方の提案がされている。
また、結婚に対して男女が求めるものや年収との関係、恋愛のリスクなど調査した結果が多数紹介されている。
これらの結果を自分と照らし合わせた結果、
女性が社会進出し稼ぐ時代になった今、
金銭的に余裕があり、
子供がそこまで欲しくない女性にとって
結婚はメリットがないと感じた。
むしろ結婚後の離婚やDV、モラハラ、嫁姑問題、シングルマザーなど -
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Posted by ブクログ
2002年4月6日。
長男を出産した妻は、誇らしげに語った。
「あなたに向けていた愛情は、これから全てこの子に向かうから」と。
2004年4月7日。
次男を出産した妻は、満足げに語った。
「我が子作り人生に、悔いなし」と。
そこそこしっかりした恋愛をしてきたつもりだったので、そんなものなのかなと思ったのだが、そんなものなのだった。
日本では、結婚し子供が生まれると、男女は向き合う関係から、子供を介した関係になっていく。
佐藤さん、みっちゃん、ではなく、マー君のパパになるのだ。
ローンを抱え、変わらないことを求められ、定年を迎えた先に待っているのが熟年離婚。
これではあまりにも寂しい -
Posted by ブクログ
ネタバレ明治大学で「婚育」を教える大学教授と「草食系男子」という言葉を生み出したマーケティング・ライターによる共著。
昨今の婚活ブームの中で増える年の差婚に関する考察。
「段階の世代」「hanako世代」「バリキャリ世代」「負け犬世代」「婚活世代」など女性にまつわる社会学の歴史も簡単におさらいできる。
結婚というのは就職と並んで人生における重大イベント。社会情勢や世情などを大きく反映するものなのだな、と実感。
女性の結婚観というのは10年〜15年で変化。
東日本大震災を受けて、結婚したい女性が増えたとのこと。これで婚活ブームにも勢いがついたとか。
こういう結婚観や就業観など、親の影響を受けることが -
Posted by ブクログ
楽天トラベルの新春セミナーで著者が講師をされ、その場で購入。
世代の特徴を端的に示す表現が面白いです。
「バブルⅡ世」や「おゆとりさま世代」。
その特徴を現すにも、「お手本はひな壇芸人」とか「スピリチュアルでプチハッピー」とか、表現がいかにも楽しいです。
私自身が団塊ジュニアでまだ若いと錯覚していましたが、一世代や二世代も変わると価値観が変わっていることをよく理解できました。
世代をひとくくりにしてレッテルを貼るのはいかがなものかと思いますが、読み物としては面白かったです。
物心ついたころから不況しか知らない「バブルⅡ世」や「おゆとりさま世代」はどういう傾向があるのか。
時代によ