牛窪恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2008年出版のこの本。
草食系男子と言われる男性たちの不思議な生態が
書かれていて、
そんなもんかなぁとただひたすら
情報をインプットする。
小説や現実(リアルな知人)と違うから、
お嬢マンたちとの会話で傷つくことはないけど、
それぞれ世間には色んな人がいるんだよなということ。
これからは
自分とは違うなと思う人と出会った時に、
どうやって楽しめるか、
それをトレーニングしていこうと思った体験でした。
◆きっかけ。仕事関係の本。著者の牛窪恵さんは、マーケターという職業でテレビにも出ているので、認識はしてたけど、詳しく知りたいなと思って。
◆今後。この方はそんなに多くの本を書いてないみた -
Posted by ブクログ
恋愛と結婚はなぜ混ぜてはいけないのかという疑問に対して、歴史、脳科学など様々な視点で答えていく部分、とても納得できた。
恋愛するときに出るドーパミンは3年で尽きるほか、恋愛というのは酒やタバコと同じで中毒のような病いであること、そして「恋は盲目」と言われてしまう原因はしっかりと脳の判断能力の低下が確認できることなどを知ってとても面白かった。
マッチングアプリの逆サンクコスト効果や決定回避の法則の部分は、就活している身でもとても勉強になった。確かに選択肢が多すぎて選ぶのを躊躇っているな。と気づいた。
最後の著者の提言はヨーロッパや北米を引き合いに出して日本も〜みたいなことを書いているが、と -
購入済み
若者が若者なりに自分の考えを持って生きていることを、改めて身をもって感じた。
それにしても自分も大学を出てそんなに経ってないというのに、物語部分の大学生たちの会話を見て「若いなぁ」と感じる社会人1年目(←)。
ワークライフバランスや、買い物をするときに重視する点、結婚も仕事もどっちも!という二刀流世代、起業したい人が大多数、恋人や恋愛への考え方など、時代は変わっていってるなぁと思う。
逆に読んでて、「自分もしかして遅れてる??」とすら感じた。
SNSが浸透してそれを小さい時から使いこなしている若者はきっとこれからの人生、様々な場面でSNSとは切っても切れない関係を持ち続け、それを生かしてビジ -
Posted by ブクログ
本書は、未婚化と少子化が大きな社会問題となっている中、「結婚には恋愛が必要だ」という呪縛から人々を解放する必要性を説き、若者の「恋愛離れ」を受け入れた上で、「結婚に恋愛は要らない」とする新たな「共創結婚」の重要性を、社会学、歴史学、脳科学、進化人類学、行動経済学など多方面から検証、提案する。
婚活に苦労し、最終的に見合いにより結婚に至った自分としても、本書のいう「結婚に恋愛は要らない」「共創結婚を目指すべき」という主張には大いに賛同するし、その主張が社会に広く受け入れられれば、未婚化・少子化の改善にも一定つながるのではないかと思った。具体的な政策提言が盛り込まれているのもGoodである。また、 -
Posted by ブクログ
結婚に恋愛はいらない
納得できるようで納得できないタイトルですが、話の内容は面白かったです。
恋愛、結婚、出産が当たり前だった時代
お見合い結婚の方が、恋愛結婚よりも結婚生活が長く続くなど。結婚の歴史なんかも楽しく読むことができました。結婚の決定権が女性にあった時代
歴史は代わりに現代のマッチングアプリになり、女性に多くのいいねが付く時代。ある意味、女性に決定権が戻ってきた時代なのかもしれない。
但し、情報多可で選択できないことによる不平不満も分かる気がします。時代が便利になるにつれて、結婚が贅沢品、そして子供が嗜好品になるのはなぜなんでしょうね。
脳科学から見た恋愛や結婚のお話も興味 -
Posted by ブクログ
面白い内容だった。そうだなと同意できる部分もあれば、そうか?と感じる部分もあった。
まず、ロマンティックラブイデオロギーがロマンティック”マリッジ”イデオロギーに変容した、というのは納得できる。「恋愛したからといって結婚しないといけないわけじゃない。でも結婚の前提に恋愛は必要」という考えは、たしかにあるな、と思う。
20~30代未婚で、かつ同時点で恋人がいない男女が約6割もいるというのが驚いたし、20~30代独身女性の約4人に1人(24.1%)、同男性の4割弱(37.6%)が、いま恋人がいないどころか、過去にも「交際経験ナシ(恋人0人)の状態、というデータも驚きがあった。
ドラマ映画小説漫画な -
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Posted by ブクログ
堅実な方法で人生を謳歌する
子供が今何に興味を持っているのかを理解して、そこから10年後の日本を想像したいと思い読みました。
自分というものを尊重し、興味のある科目については、オンライン学習をどんどん進めたいと思っている一方、休む時には友達とオンラインゲームで緩く繋がりたいと思っている。
日々、実際に目にしている光景が標準になりつつある事を実感しました。
Z世代全体にコミュ力が低いことは課題と言えますが、海外に高い関心を持っているため、うまくモチベーションを上げて向上していけたらと思います。
祖父母を大切に、環境を保護しながら未来を創造していく若者たちの姿が浮かび、日本の未来は明るいと -
Posted by ブクログ
最初の親子が入れ替わっちゃう物語は少し恥ずかしい感じがしたが、世代の違いを感覚として掴むのには適していると思った。ニュースなどでは「最近の若者は…」とやや否定的なニュアンスで伝えられることが多いが、全てにおいて肯定的で、まさにこういう解説を期待していた。私が居心地の悪さを感じていた部分、私が会社や社会に馴染めてないのかなと感じていた部分は、やはり上の世代の価値観だったんだなと確認できた。私達世代の違和感は、Z世代では明確な社会の癌となり、私の子供の世代では完全になくなって、新しい価値観の元で新しい日本を作ってもらいたいと感じる一冊だった。