安宅和人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想
・闇雲に仕事をするなということを言いたいと思う。与えられた仕事の解答の仮説を立てて進めることで、無駄が減る。
→ただし、無駄も大事だと思う。その無駄から学んで、次の仕事で無駄を減らすように思考できるようになるから。
・企業として、チームとして、または自分の課題を見つめる時に、イシュー度と解の質で考えることは大切であると感じた。なんとなくこれを解決すればいいでは、いつまで経っても最善の解決にはならない。
→場面による考え方の使い分けが大切。
勘違いして「無駄な仕事をしない」という人間になると周りからの信頼の悪化に繋がってしまう。
・本格的に仕事し始めたり、プレゼンすることになった時に読み直 -
Posted by ブクログ
生産性爆上げ本だ。
本書では、イシューとは解決するべき問題であると定義し、イシュー度つまり、「自分の置かれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」に主眼を置いて、その重要性を説いている。
大切なのは、イシュー度の高い課題に対して、解の質を高めることだという。解の質とは「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」である。ここでは、一心不乱に大量の仕事をして目標に到達することを「犬の道」と呼んで、唾棄すべき愚策であるを主張している。
「労働時間なんてどうでもいい。価値のあるアウトプットが生まれればいいのだ。」
全くもってその通りだと思う。 -
4.1 (9)
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Posted by ブクログ
AI×データについて、少し疎いので読んだ。
5章以降の国家戦略的なところは飛ばしてしまった
変化の激しい現代において大切なのは、欲しい、なりたいと思う未来を想像し、それをAIを駆使して実現する力とのこと。欲しい未来を想像するにはいろいろなことを肌で体感し、それを実現するには他人とは違う尖った部分が必要であるらしい。色んな新しいことを経験しようとする習慣や意識がないので、意図的に何か始めてみたい。直近で読んだ「運の良い人の法則」でも同様のことが書いてあったし、変化を楽しく受け入れる素養は自己の成長にかなり重要な要素なんだろう、頑張ろう
また、夢の実現には人として尖る必要があると書いてあったが、 -
4.1 (9)
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4.1 (9)
Posted by ブクログ
戦争やAI、資本主義と民主主義など現在のさまざまな論点についての識者の発言をまとめた一冊。
大国の覇権ではなく、各国・地域の利害に基づく多様なつながりが増えている現代、米中問題とか対ロシアという近視眼的な見方では追いつかないというのはよく分かる。
個人的に面白く読んだのはAIの話。人間を超えるか、という問いの立て方になんとなく違和感を持っていたけれど、素人にはそれがうまく説明できず、漠然とした危惧にあおられたままだった。その違和感を詳細に言葉で説明してくれた感じ。
たとえば人口「知能」というネーミングが導く恐怖感とか、AIの背後でデータを学習させるために単純作業をする労働者たちが抱える問題、デ -
Posted by ブクログ
可もなく不可もなし。単なる事例集。ある意味、自分も軽い読み物として手にとったのだが、分析方法や結果には関心はなく、むしろどのような入力情報を対象とするのかという興味を持って読んでみた。
だが、案の定、話のほとんどが検索ワードを入力情報としており、読みすすめる度に「またか」と途中から辟易してくる。
しかも、検索ワードありきなので、検索ワードの使用についてもう少し踏み込んだ議論をするべきではないか。そのような議論が薄いまま、分析結果を見せられても、「へぇ」とか「ふーん」ぐらいしか言えない。手持ちのデータで遊んでみた、というレベル。
また、ネットとリアルは切り離せないと言っているが、ネットも偏ってい