【感想・ネタバレ】シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成のレビュー

あらすじ

◎読者が選ぶビジネス書グランプリ2021 総合グランプリ受賞!!
◎ビジネス書大賞2020 特別賞(ソーシャルデザイン部門)受賞!!
◎ITエンジニア本大賞2021 ビジネス書部門 ベスト10!
◎累計17万5千部突破!
30万部超の名著『イシューからはじめよ』から9年――。
渾身の力で投げ込む、ファクトベースの現状分析と新たなる時代の展望!

AI×データの発展により、時代は多面的に「確変モード」に突入した。
目まぐるしく動く社会の中、本書は以下の問いをひとつなぎにして答える。

・現在の世の中の変化をどう見たらいいのか
・日本の現状をどう考えるべきか
・企業はどうしたらいいのか
・すでに大人の人はこれからどうサバイバルしていけばいいのか
・この変化の時代、子どもにはどんな経験を与え、育てればいいのか
・若者は、このAIネイティブ時代をどう捉え、生きのびていけばいいのか
・国としてのAI戦略、知財戦略はどうあるべきか?
・AI時代の人材育成は何が課題で、どう考えたらいいのか
・日本の大学など高等教育機関、研究機関の現状をどう考えたらいいのか

ビジネス・教育・政策…全領域にファクトベースで斬り込む、著者渾身の書き下ろし!
意志なき悲観論でも、現実を直視しない楽観論でもない、建設的(Constructive)な、「残すに値する未来のつくり方」。


目次
1章 データ×AIが人類を再び解き放つ――時代の全体観と変化の本質
2章 「第二の黒船」にどう挑むか――日本の現状と勝ち筋
3章 求められる人材とスキル
4章 「未来を創る人」をどう育てるか
5章 未来に賭けられる国に――リソース配分を変える
6章 残すに値する未来


読者コメント
「久々にすっごい面白い本に出会った。これからの時代の生き方の教養書として面白い」
「これからの日本が進むべき道を豊富なデータと精緻なロジックで導き出している」
「新人教育やマネジメント教育に必須の本だと思う。これから日本で生きる全てのビジネスパーソンが何を目指し、何をすべきかが詳細に書かれている」
「安宅さんの『日本を何とかしたい』という熱い思いが伝わってきて、ビジネス書なのに感動しました。個人的に今年のベスト本になる予感」
「一気に読んだ。『未来をつくる人』をどう育てるか、についても多くのページが割かれている。子育て中の方にもおすすめ」

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

不確実性の4つのレベル
1. 一直線
2. 択一
3. レンジ
4. 全く読めない

未来に取りうるスタンス
1. shape the future
2. adapt to the future
3. reserve the right to play

1. big bets
2. options
3. no regret moves (何もしないよりはマシ)

portfolio of initiatuves

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

2020年発行のAIの本を5年後の今読むと、安宅さんのデータに基づいた予測が大きく外れていないことと、指数関数的な変化のスピードに改めて脅威を感じる。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

先日かつての同期がこの本の読書会に行ったりしてることを聞いて読んでみた1冊。衝撃的だったけれど、著者の誰かのせいにせず、みんなで前向きな未来をつくろうとするスタンスとこういう風に自分の時間を使っている人が他にもいることに頼もしさを覚えた1冊でもありました。
前向きに、どんな状況からでも勝ち筋を考え、状況を好転させていくしかない。その勝ち筋の見つけ方を「日本」というスケールで考えるとこうだよねと見せてくれたのは、そのスケールを地域に変えて考えることもできるわけで、考え方として参考になった1冊でした。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

【概要】
本書は、日本が再び持続的に成長し、真に豊かな社会を築くためには何が必要かを論じた未来戦略書である。著者・安宅和人氏は、日本の課題を「知の地力の低下」と「デジタル後進性」にあると指摘し、AI・データを中心とした社会構造の再設計を提言している。

【印象的なポイント】
•知の再構築の必要性:過去の成功体験に依存するのではなく、創造的で柔軟な思考を育てる教育・文化への転換が必要。
•デジタル基盤の再整備:行政、医療、教育といった公共領域からのAI・データ活用による構造改革が不可欠。
•構想力と行動の両輪:未来を構想し、それを実現するための具体的アクションが求められる。

【ビジネスへの示唆】
本書は、企業や組織のDX推進に対し、単なるツール導入ではなく、思考法と構造の根本的転換が求められていることを再認識させる。特にリーダー層にとっては、「未来を構想し、行動する力」の重要性を再確認する契機となる。

【所感】
『シン・ニホン』は、単なる問題提起にとどまらず、「どう変えていくか」という実行視点が貫かれている点で非常に実践的な一冊である。変化の時代において、私たち一人ひとりが未来をつくる当事者であるという視点を持つことの大切さを強く感じた。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

日本の現在位置、置かれている状況を理解し、未来のシン•ニホンへの提言を行なっている貴重な書籍。
低い生産性、若い技術者の育成など、課題はあるが、解決策はある。
今の日本の状況を言い得ている一文がある。
老人を生かさんがために、若者を犠牲にするような国に未来はない。
年寄りの票を得たいがため、ばら撒きを続けている政治家に是非読んでいただきたい一冊である。

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

データを用いて、現代の日本の現実を丸裸にするような内容だった。
研究開発におけるプレゼンスの低下など、悲しいが私にできることなんてあるのだろうか、、と無力感を感じる場面も多々あったが、こういった危機感を持って意思決定をすることで変わることがあると少しでも信じて、今後も目を背けず知り、行動したいと思う

また個人においては、これからの時代は、適応力ではなく自分で気づく力や、未来を妄想して夢を描く力が必要ということがすごく腹落ちした。今の仕事においても与えられたことをやるのではなく、自ら実現したい理想を掲げ、新たな道を切り開いていくことを意識していきたい。

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2024年12月27日

Posted by ブクログ

本の厚さからして躊躇しそうなページ数でしたが、人から薦められた本でもあり読み進めることにしました。本の厚さから最後まで読みきれるかな?と感じましたが、著者の知識量、熱量、論理的な文章の展開により引き込まれていきました。

サブタイトルにある「日本の再生と人材育成」に関する内容でした。人材育成に関しては、2章にわたり記載されており、まさにその通りだと感じました。著者の小気味よい切り口に勇気をもらうことができました。

DXを推進する部門の方、社内の育成部門の方、教育関係の方は、読んでおいて損はないと感じました。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

文句は言っていい、しかし言った人が直す
未来=課題(夢)✕技術✕デザイン
AI-Ready化ガイドライン
運、根気、勘、チャーム
母国語+世界語+課題解決能力+データAIリテラシー
知り過ぎは枯渇を生む、新しい領域に挑戦することで防ぐことができる
若さはもっとも貴重な資源、毎日なくなるのでどう活かす
プロフェッショナルはクライアントにバリューを提供すること
愛の循環がある大学
VUCAへのアプローチは、未来を創る、未来に適応する、権利を確保する
課題解決の2つの型

ニホンの現状を冷静に分析しながら、ニホンの底力や可能性を感じられる不思議と元気や力が湧いてくる
未来を切り拓く、若い人の力を信じる、データAIを活用して人間らしさを爆発させる、
小さな組織の小さな立場でも、何か組織を、社会を、世界を変えて行きたいと感じる本
イシューの本の通り、課題をどう設定するかということを痛感させられる
若い人たちとこれから頑張って行きたいと切に思う

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2024年08月09日

Posted by ブクログ

・現在の社会状況に対する理解が深まり、そこから今後自分にはどのような可能性があるかを考える参考になった。
・今後AIを軸とした時代が続くことからAIの重要性を述べ、学習のロードマップが示されている。AIを活用し、次世代の産業を作り出すヒントが多分にある。
・日本の失われた30年の要因として技術発展の乏しさがあり、現代では確実に求められるAIの利活用が進まないのは官民の理解度の低さや、そもそもAI人材を育む教育環境が整っていないこと、AIにかける予算が諸外国と比べても圧倒的に足りていこと等があり、それらの解決についての方針が述べられている。
・多くの図や統計グラフが掲載されており読みやすかった。
・国家予算について述べられているが、現実的には財務省を始め自民党政権の方針が変わることはなさそうなので夢物語に終わってしまいそうには感じた。日本くらいしかやっていない国債償還ルールの撤廃をすることや、税外収入の特別会計から調達することでも十分AI予算は確保できるとは思うけど。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本再生という壮大なテーマだと思いつつ、データに基づいた教育・人材育成への提言がなされていたため大変面白かった。

個人的には以下に注力したい。
・「実質的な無競争空間」で勝負するための素養を身につける
→情熱を傾けられる×潜在的ニーズのある夢を言語化していく(ヒト組織を奮い立たせる系?)
→ 夢を複数の領域を繋いで形にする(課題×技術×デザインでオンリーワンになる)
→AI利活用スキルを身につける(タスク効率化〜データ・ドリブンで価値創造する)
→英語と中国語で会話ができるようになる

・知覚する力を養う(AIにはできない)
→現象の背後に何があるのか、常に考察する
→自ら感じたことを絵や文章や資料でアウトプットする
→思いつく限り多くの視点やレイヤーから見る

【その他メモ】
目に見えない価値を生み出せるのか
→人が良いなと思うであろうことを先んじて感じ、それを自分なりに表現できる力が大切(絵と言葉)

なぜ日本だけが経済的に伸び代だらけの状態に甘んじているのか?
→賃金格差拡大により、若者の3割が貧しい生活を強いられている
→家事や世間的風潮に阻害され、女性のキャリアが閉じられてしまっている
→定年制度により、まだ働けるシニア世代への機会を損失している

日本の新卒は、基本的なサバイバルスキルを持たないまま社会に放り出されている
→問題を定義できない
→数字、分析のハンドリングができない
→情報処理、プログラミングへの理解がない

成功していくためには、「AI-ready化×多様な人々の想像/創造力」が不可欠である
→前者ではAI利活用に関する技能とデータ・ドリブンな営みが必須である

価値想像に向けて、日本に「異人」を増やしていかねばならない
→あまり多くの人が目指さない領域のいくつかでやばい人
→夢を描き、複数の領域を繋いで形にする人(課題×技術×デザイン)
→どんな話題でもそれぞれ「自分が頼れるすごい人」を知っている人

狭き門より入れ、滅びに至る門は大きく、その道は広い
→人が群がって流れていくような方向へは行くな、必ずしも人が気づいていないような自分の道に進め
→「実質的な無競争空間」を作れるかどうかが幸福の鍵である

今後に備えた、現代のリベラルアーツ
→母国語+世界語(英中)+問題解決能力+データ/AIリテラシー
→技術リテラシー×人間らしい価値(知覚する、方向を定める、問いを立てる、組織を率いる、人を奮い立たせる)が求められる

知覚する力を身につけるには?
→現象の背後に何があるのか、常に考察する
→自ら感じたことを絵や文章や資料でアウトプットする
→思いつく限り多くの視点やレイヤーから見る

未来を仕掛ける人を育てる6つのポイント
→意思、自分らしさ、憧れ
→皮膚感を持って価値を生み出す事を理解する(仕事とは?何を行うことが価値を生み出すことなのか?)
→サイエンスの面白さと意味への理解を深める
→夢×技術×デザイン視点で未来を創る教育
→道具としての世界語を身につける
→アントレプレナーシップの素養(イノベーションとは?ビジネス課題の広がりと解き方は?事業を作り率いるためのマインドは?)

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

イシューから始めよを読んだ後に、友人からの勧めで本書を読み始めた。やはり人に勧められる本は面白い。3年ほど前にはこんな先進的なことを考えていたのかと、自分がいかに時代に取り残されつつあるのか、色々と考えさせられる内容だった。これまで読んできた中でもかなり上位の面白さ、少し難しい部分もあったので、時間を開けて読み直したいと思う!

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

うちの教育のベースとなる考え方
若者の変革者・理系人材の教育、活躍できる場の提供

自然との共生まで書かれていたのはおもしろい

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

今更ながら読破!
日本の現状に絶望し諦めるのではなく、日本は伸び代ばかりであると前向きな考えにさせてくれる。それは楽観論ではなく、可能であると理解。現状を悲観的に捉えるのではなく、生涯日本のために建設的に行動する人であり続けたいと思った。

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2023年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

AI時代の教育論
情報の識別能力は人間をはるかに超えた。
現時点は、特定用途向けの弱いAI=計算機×アルゴリズム×データ。
PDCAサイクルは終焉。

コンピュータの7割はスマホ

未来=夢(課題意識)× 技術 × デザイン(Art):形にする力

AI×データ:フェーズ1は終わりつつある。
 2サービス拡大、3エコシステムへ
「知覚」に優れる日本人
 ICT以外に大きな伸びしろ
 シニア層 65歳→80歳:3割以上の経験豊富な労働力増加
 出口産業のすべての領域での経験
 スクラップ&ビルド
 妄想力の英才教育=フェーズ2,3

勝ち筋 
1.ゼロベース
2.キャッチアップのスピード
3.託す力
4.素材活用

命に至る狭き門から入れ(聖書)
 レアな存在
 チャームな人材
 若さは才能

スキル
 ビジネス力×データエンジニア力×データサイエンス力
 リベラルアーツ

知覚は経験から生まれる
言葉は体験を抽象化したもの

気づく力の積み重ね
 知り過ぎはアイデアや気づき増加にならない

大学の寄付元
 東大    100億円 企業94% 大学予算3000億
 イェール大 卒業生62%、企業6%
  学生へ経済支援→恩返しの寄付/R&D環境提供

 国家基金10兆円、運用7%の立ち上げを
 運用益の半分で3500億の余力

Liイオン電池 ノーベル賞Goodenough博士
  リンカーン研究所出身 
  MITの1/3予算 国防省研究 1000億円

理化学研究所
 総予算988億円 3550人
 
日本の一般会計予算 100兆円
 社会保障 33%
 地方給付 16%
 国債支払 24%
 真水の予算 26兆円-防衛費5兆円=残り21兆円

  自衛隊25万人=2.5兆円、
  米国76兆円(2019年)、中国27兆円(2018年)

 上記100兆円+社会保険収入で66兆円≒170兆円
 →年金60兆円+医療費40兆円(のうち60%が65歳以上にかかる)
   
 G7唯一の「引退した国」? 引退した人に多くの金をかけている。

未来にリソースを
育成評価する人物像刷新を

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地球上の大型生物 9割以上が人間世界のもの
 人間3億トン、家畜7億トン、野生動物1億トン
 
日本人社会 一人当たり9.5トンCO2 呼吸の50倍
 人と家畜の呼吸含め10.2トン
 水≒海が熱を吸収

2030年 世界の電力消費の21%はICT

森林でCO2吸収する適正人口
 今の半分の4.3トン(フランスの9割の)CO2排出で
 4500万人。
 地球全体では50億人(現在の2/3)

課題解決び2つの型
 a.ギャップフィル型:病んでいる状態を健康に戻す
 b.ビジョン設定型:目指すべきゴールの見極めから

限界集落の崩壊
「風の谷」の創出へ
 風の流れ、五感を感じられる空間

 土木コスト負担 
  2兆円/月
  最大は道、 国道3億円/km

 オフグリッドのインフラコスト
  子育て・教育→遠隔学習以外の人的体験? 
  健康・医療→病院近くに住む

 土地の求心力?
  土地の記憶の広がりと深さ
  食の魅力

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

日本に生きる全ての人に読んでほしい本。
この本を読み終わって感じたのは、自分が何ができるのか、ということだ。
国家レベルの話や大きな企業の話が多数出てきたが、そこに任せているというだけではダメだと感じた。

そこで、本書の中の
>未来=夢×技術×デザイン
という方程式に従って、未来に対して、仕掛けていく側でありたいと思った。

夢は大きければ大きいほど、未来へのインパクトは大きくなると思う。

多くの人は、自分が未来を作っているという感覚はないと思うが、一人ひとりの行動が、日本や世界の未来を形作っていると改めて感じた。

残すべき未来とは何かを問い、未来のために自ら仕掛けていこうと思う。

日本に生きる全ての人に読んで欲しい本。

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2023年12月26日

Posted by ブクログ

日本の現状置かれている課題より、未来に向けて我々一人一人がどう行動していくべきなのか、考えさせられた一冊。

AI活用においても、AIやデータからどう考えるか、新しい問いを立てられるかが我々にかかっているという点は非常に共感した。

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

「イシューからはじめよ」の著者である安宅和人氏の書いた本。2020年に書かれたもので、少々古いかなと思ったが、今読んでも多くの気づきを得られた。

タイトルの「シン・ニホン」は当時話題となった「シン・ゴジラ」から取ったみたいだ。
高度成長を経て、世界有数の経済大国となった日本。ものづくりの国であり、メイドインジャパンが世界を席巻していた。ただし、それは過去の栄光に過ぎない。今ではスマートフォンでは海外メーカーのものばかり、AIも海外の企業が先行している(国内メーカーで生成AIやってるところあるのか?)。そんな日本を数々のデータをもとに、真実の姿を明らかにしている「真・ニホン」の意味。また、こんな状況下で日本が再び浮上するには、どのようにしていけばいいのか、変わるための新たな姿を描いている「新・ニホン」の意味。色んな側面から説明がしてあって、日本を取り巻く現実と、ちょっぴり未来への希望を得られる本だった。

特に気になった部分としては
『我が国の国語教育では、あえて不完全に書かれた「小説、随筆の書き手の理解、言いたいことの推測」にかなりのエネルギーが割かれ、「分析的、構造的に文章や話を理解し、課題を洗い出す」という理解・課題能力の育成は後回しになっている。
〜つまり、日本における母国語教育とは、慮り、空気を読む能力、社会に出た時に丸く角が立たず生きる力を鍛える場であり、本来的な意味の基礎となるコミュニケーションスキル・思考能力を鍛える場になっていない。』

なるほど、学校教育ではロジカルなことを学ばないから米州、欧州と異なり、明晰で誰でもわかる文章が書けない人が多いのかと納得した。

さらに日本と米国の博士課程の違いが、専門知識を持った人材の数自体の差になってきているみたいだ。とくに博士課程の人間への経済的サポートが全然違う。安心して生活と研究を続けていける経済的支援がなければ、なかなか博士課程にいく人間は増えていかない。日本は教育への投資が他国に比べて劣っているという現実が、現在の、そして将来の日本の衰退を招いていると感じた。

教育への投資は、結果が出るまで時間がかかる。短期的な利益を求められる現在の大企業にはなかなか難しい。国が長期的なビジョンを持って、未来を担う若者への投資を出来るかどうか。年配者の方ばかり見ていた政治家には難しいだろうなと思っていた。ただし、今の政権には少しだけ期待している。若者へ目線を向けているように思える。
年寄りは新たに生まれ変わろうとする日本の邪魔だけはしないように、そっと支えていきたいと思った。

他にもいろんなテーマをもとに書かれていいるが、安宅さんの著書は一回読んだだけでは理解するのは難しい。何度も読んで深めていこうと思う。




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2026年01月02日

Posted by ブクログ

時代の変化にどう対応していくか、多方面からの分析で課題を見出していく大切なテーマ、2020年発行からの経過も考えながら読みました。
データー量の多さと仮説と分析に理解する力が足りないところ多しでしたが、可能性を感じるような内容でした。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

発売から5年経ってから読んだが、これから必要になるのはAIになにを解かせるのかを考える力、データを分析する力であることは変わりない。

今の子供たちは幼い頃からAIに親しみ、プログラミング教育も受けてから社会に出てくる。
将来管理職になった際に舐められるのことのないよう、学び直しの重要性を感じた。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

最後まで読むのにかなり時間がかかったが、未来を考えるきっかけになる良い本だった。
研究費用が削られているのは非常に残念。若い世代に少しでも予算を回してもらいたい。
それと記憶力が強いより、気づく力がある人がこれからは活躍出来るという点は同意できた。
何かを見てどう感じるか、なにを気づくか、考える機会を増やしてあげられるよう子供に色々な体験をさせてあげたいなと思った。

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2025年08月08日

Posted by ブクログ

ビフォー
データ分析業務に携わったことがあり、かつ今後もデータ分析でキャリアを築いていきたいと考えていた。その時、何人かが紹介されており、データ分析やAIの現状と今後について理解手に取った。

気づき
表紙にもある通り、データを活用して日本の産業を盛り上げて行く、またそれを担う人材を育てていくことについて書かれていた。日本の経済システムや教育システムに問題提起をする部分が多く、著者の思い描く未来になれば、確かに盛り上がっていくなと思う。

TODO
国家規模ではなくまず自分やその周りに対して考えていきたい。
特にデータ分析を行う上で、自分のリテラシーを上げるとともに、後身の育成にも力を入れていきたい。

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2025年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

20代です。

日本はオワコンで衰退していくだけの国かと思ったのですが、立ち直れるチャンスがあるなと感じさせてくれました。しかも打開策がかなり具体的に提案されており、どの案も目から鱗のものばかりでした。

特に印象に残ったことは、古来から日本人はキャッチアップのスピードが早く、仏教の発展や平仮名カタカナの発明、現代だとウォークマンの発明ができたということです。これまでの先人達のおかげで日本はここまで発展することができて、日本人としてとても誇らしいと思え、自信がつき始めてきました。

世紀のイノベーションが生まれるためには、若い力が必要で、何年もかけての人材育成や国の予算配分の大幅な見直しが本当に必要なんだなと気づきました。年配の人を必要以上に重宝し、若者にあてなければならない予算が削られている現状は異常ですし、これだと若い人のモチベーションが上がらず、生産性も上がらず、日本が停滞していく一方ですね。

これからの政治では若い人に重きをおいた政策をとっていただきたく、日本の惨状を知っていただき、具体的な打開策案も提示しているため、政治家の方全員に読んでいただきたいですね。

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2024年08月17日

Posted by ブクログ

AI x データを軸とした社会の到来とそれに対応できる人材・スキルについて書かれた一冊。納得することしかない。

■国語(論理思考と構造分析)と数学がスキルのベースになる

■若い才能が生まれる土台に厚みが無い。博士課程の待遇改善については、もう何十年も放置されていることだけど、あらためて問題だと思った。

■社会全体としてリソースをどう投じるのか。シニアは若者に未来を託す。その姿勢とリソース投入が必要だ。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

わかりやすかった。
少し前ということと、壮大な内容のため、自分毎には出来なかった。
ぱらっと目を通した程度

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2024年01月24日

Posted by ブクログ

本の帯には「この国は、もう一度立ち上がれる。」と書いてあって、今までの日本の歴史上、古いものを捨て、立ち上がってきた具体例も示されているんだけど、あまりにも日本の現状が悲惨すぎて、本当に立ち上がれるとは思えない感じでした。やっぱり年寄りに金をかけるよりも若者に金をかけるべきですよね。それはその通りなんですけれども。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

現代の日本ではGDPなどが他の国に負けていて、年収も下がっているが、ITのみが伸びていて他が伸びていないので他の産業が普通レベルになるだけで日本は上がれる
現代は目に見えないものに価値がつく
生きていくためのサバイバル能力が日本の新卒層にはない
日本人は発明するより、キャッチアップのスピードがすごい
未来=夢×技術×デザイン
ウォールデン 森の生活
歩調を他の人と合わせない人は別の太鼓の音を聞いている
ビジョン設定型、ギャップフィル型を混合しない

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

産業の多くが、複合機・エレベーター・オフィス用エアコンなどに近い事業モデルとなるということだ
なぜ→
全てのモノがAI化することにより、
機能のアップグレードなどサブスクリプション化していくと。そうすると、今より客と付き合うことが長くなる
抽象化→
長い付き合いをするためには
ずっと同じものでなく変化し続ける仕組みをつくらないといけない。
これは会うキッカケ作りの1つ
転用→
バスケやってる人と仲良いのも同じ。
バスケの試合がキッカケとなって会うことが増えてる


事業がうまくいかないときも、未来の種を生む技術・事業開発、そして人材開発コストだけは死守する、むしろ未来のためにさらに何本かbetするのが事業の鉄則だ
転用→
何%から新規事業に予算を割く決まりを作る

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2023年07月11日

Posted by ブクログ

いかに自分が日本のことを知らないのか身につまされた。
日本に住む人が幸せになり、その結果世界の課題も解決できるという現時点では夢のような計画が論理立てて説明されている。
この未来を実現させるためには今から動き始めなければ間に合わないという焦燥感に駆られた。
まだまだ自分の知識が足りなくて理解しきれていないので、星4つ。勉強して読み直したい。

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

自己啓発かと思って読んだら少し違った。日本の欠点をデータを交えて指摘し、それに対する答えを提示しながら持論を展開している。中身は非常に納得のいくものだった。
また、この本の提案に沿って、ほんの少しずつ日本社会も変わっているのかもしれない。最近のニュースと照らし合わせて読む事でさらに面白かった。

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2024年08月24日

Posted by ブクログ

AI×データについて、少し疎いので読んだ。
5章以降の国家戦略的なところは飛ばしてしまった

変化の激しい現代において大切なのは、欲しい、なりたいと思う未来を想像し、それをAIを駆使して実現する力とのこと。欲しい未来を想像するにはいろいろなことを肌で体感し、それを実現するには他人とは違う尖った部分が必要であるらしい。色んな新しいことを経験しようとする習慣や意識がないので、意図的に何か始めてみたい。直近で読んだ「運の良い人の法則」でも同様のことが書いてあったし、変化を楽しく受け入れる素養は自己の成長にかなり重要な要素なんだろう、頑張ろう
また、夢の実現には人として尖る必要があると書いてあったが、尖れるくらい興味関心を持てる分野領域を見つけることが本質なのかなと思う。無理して尖ってもしんどい

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2024年06月04日

「ビジネス・経済」ランキング