安宅和人のレビュー一覧
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ネタバレ「悩む」と「考える」は別物。前者には答えがなく、後者には答えがある——本書はこの一行から始まり、ビジネスにおける知的生産の本質を鋭く照射する。
本書が繰り返し強調するのは、「スタンスを取ること」の重要性。「新しい会計基準を調べておいて」では意味がない。「この変更により自社の利益が〇〇億円下がる」——そこまで踏み込んで初めて、イシューは答えを出しうる水準に達する。仮説なき調査は作業であり、思考ではない。スタンスを持つことで初めて、やるべきことが見え、アウトプットの解釈が可能になるという構造は、シンプルだが多くのビジネスパーソンが実践できていない急所。
逆説的に興味深いのが、「知識は集めすぎるな」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になったフレーズ
悩むと考えるは違う。悩むには答えがないため悩まないようにする。
一つ一つの作業を早めるのではなく、やる作業を削る
一次情報を死守せよ
良いイシューとは、whyではなくwherewhathowである=疑問系ではなく仮説
イシューは言語化し答えが出せるもの
感想
イシューから始めるということは普段から意識していたが、より踏み込んだ内容については認識できていなかったので非常に勉強になったし、今後イシューを考える上で忘れないように実践したい。また答えが出せるものがイシューであり、答えが出せないものは早く諦めて違う手法で取り組むという点も新たな気づきだった。どうしてもイシューを一度 -
Posted by ブクログ
ネタバレ安宅氏による未来に向けた提言であり名著
さらっとまとめられた構造化や洞察一つに恐ろしいほどの本質的な話が詰まっていたりする。
自然法則との関係、、世にある失敗原因のほとんどはこれだなとこのテーマだけで本があってもいいほどの記述だった、。
メモ
•都市集中、人口集積ではなく、疎空間のまま持続性を実現するための取組。地方ではなく。
•スマートシティ実験の失敗理由主なもの
プライバシー、セキュリティ
インフラ的システムを連動して動かせない
十分な予算がない
関係者のビジョン共有ができず、組織的抵抗
ロードマップを作れない
長きにわたる運用を可能にするガバナンス構造
リーダーシップの -
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都市の問題の捉え方を、従来の「都市⇔地方」から、「密空間⇔疎空間」として再定義することから出発する。
自然と谷、食と農、空間、土木インフラ、エネルギー、情報通信、まち商業空間、生活空間、教育、ヘルスケア、の各ジャンルにおいて、エコノミクス、レジリエンス、求心力と三絶、文化・価値創造の切り口から風の谷実現への指針を提示していく。その際には、地球との共存と、人口調整局面の課題を念頭に置く必要がある_
「言われてみればその通りだが、いままで言葉で定義されてはこなかったものを定義すること」の重要性が再三唱えられていたし、その通りだと思う。
例えば、「ほぐす土木」という考え方。伝統的な多自然型の -
Posted by ブクログ
まずは著書の分厚さにびっくりする。読み始めると今までにない規模で生活空間を検討しており、さらにびっくりする。地球、人の共存。便利さ、商業、と自然の豊かさの共存などあらゆる観点で分析がされている。今までこんな本があっただろうか。
風の谷が実現すれば、都市部、山間部、農村部の良さがミックスされた新しい居住空間が生まれることだろう。
日本の新しい姿を想像することができ、ワクワクすることができた。まだまだ希望がある。このプロジェクトを応援したい。
この本を馬鹿にする人はよっぽどの天才かよっぽどの愚か者であろう。
新しい日本の形を想像したいという方はぜひご一読いただきたい。 -
Posted by ブクログ
2段組み984ページの大著を読み切った。著者も7年半もの時間と、その長期間に渡り膨大な量と質の思考を投入して完成された作品を一冊の本として読むことができる幸せに感謝したい。それだけの大作だけに論点は多岐に渡り、その全てにおいて深い問いの投げかけを感じたが、結局のメッセージは極めてシンプルで「私たちは未来に何を残すのか」ということに収斂される。プロローグに書かれた2130年の風景は未来は自分の目で確認することはできない未来だが、その見ることのない未来に何を残すか。その時にこの本を読んだ私たちが残した「風の谷」に生きる人は何を考え、どのような風景を見ているのか。
錚々たる識者の叡智の結晶であるこの -
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この本は壮大な「絵に描いた餅」である。恐らくは現在生きている世代が目にすることのない理想像を様々な視点から言語化しており、持続可能な暮らしを「風の谷」というエリアから実現していく動きをまとめている。
幕末期にイギリス人が日本を訪れた際に、この国は急峻かつ多様な国土や気候のなかに戦闘力の高い民族が各地に分散しているので、植民地には向かないと判断したという。むしろある程度の工業化を経て経済力を上げさせて自国の物産を購入してもらおうと薩長を後押しして開国維新を実現させた歴史的経緯がある。
このイギリス人から見た日本の印象からすると、東京をはじめとした大都市圏に人口が集中し、大衆消費に影響された画 -
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【概要】
本書は、日本が再び持続的に成長し、真に豊かな社会を築くためには何が必要かを論じた未来戦略書である。著者・安宅和人氏は、日本の課題を「知の地力の低下」と「デジタル後進性」にあると指摘し、AI・データを中心とした社会構造の再設計を提言している。
【印象的なポイント】
•知の再構築の必要性:過去の成功体験に依存するのではなく、創造的で柔軟な思考を育てる教育・文化への転換が必要。
•デジタル基盤の再整備:行政、医療、教育といった公共領域からのAI・データ活用による構造改革が不可欠。
•構想力と行動の両輪:未来を構想し、それを実現するための具体的アクションが求められる。
【ビジネスへの示唆 -
Posted by ブクログ
データを用いて、現代の日本の現実を丸裸にするような内容だった。
研究開発におけるプレゼンスの低下など、悲しいが私にできることなんてあるのだろうか、、と無力感を感じる場面も多々あったが、こういった危機感を持って意思決定をすることで変わることがあると少しでも信じて、今後も目を背けず知り、行動したいと思う。
また個人においては、これからの時代は、適応力ではなく自分で気づく力や、未来を妄想して夢を描く力が必要ということがすごく腹落ちした。今の仕事においても与えられたことをやるのではなく、自ら実現したい理想を掲げ、新たな道を切り開いていくことを意識していきたい。 -
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ネタバレはじめに
1戦争、ニヒリズム、耐え難い不平等を超えて
エマニュエル・トッド
現代世界は「ローマ帝国」の崩壊後に似ている
・私たちの生活を変えるでしょう。存在しなかったら、私たちはより悪い状況におちいっていたでしょう。
・人類には「歴史」の感覚が必要。
・私たちは謙虚でなければいけません。
・長期的な視点で物事を考えなくなりました。「自分たちがどこから来たのか:「何を生き延びてきたのか」「何を成し遂げてきたのか」といったことを考えるのをやめてしまいました。
・ある種の健忘症のようなもので…ショックが容赦ないほど大きすぎたのでしょう。…ショックが大きすぎました。そのため、私たちはかっての自分との