安宅和人のレビュー一覧
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内田和成さんの著書『論点思考』とセットで職場の上司に勧めていただいたので読んだ。
端的に言うと非常に面白かった。解くべき問題を見極めるという点では『論点思考』と似ている部分はあるものの、『論点思考』は問題設定に特化している一方、本書は解の質にも言及している点で異なっているように感じた。
特に感銘を受けたのは以下の点。(原文ママでないので、私の解釈が含まれる。)
・「悩む」と「考える」は本質的に全く異なる。「考える」が答え出すためのものであるのに対し、「悩む」は答えが出ないという前提のもと、「考える」ふりをする行為である。
・結果が全てであり答えの出ない(解決可能性の低い)問題については対処する -
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ネタバレイシューが何かを考えることが、仕事の質を変えていくのだとわかった。
そして、それを言語化することで、チームで扱いやすくなり、解決方法を考えられるようになる。
私自身振り返ると、問題は、何もかも並列にしてしまい、順番を考えず、ただタスクとしてしまいがちだった。
今、何に答えを出すことが重要なのか、を吟味するため、課題があれば、よいイシューの条件(本質的か、深い仮説にできているか、答えが出るか)と照合していくところから始めようと思う
下記は備忘録
・バリューのある仕事(対価をもらえる仕事)をするために、これが何かを知る。
バリューのある仕事とは、イシュー度と解の質両方が高い基準の仕事。
イ -
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ネタバレ安宅氏による未来に向けた提言であり名著
さらっとまとめられた構造化や洞察一つに恐ろしいほどの本質的な話が詰まっていたりする。
自然法則との関係、、世にある失敗原因のほとんどはこれだなとこのテーマだけで本があってもいいほどの記述だった、。
メモ
•都市集中、人口集積ではなく、疎空間のまま持続性を実現するための取組。地方ではなく。
•スマートシティ実験の失敗理由主なもの
プライバシー、セキュリティ
インフラ的システムを連動して動かせない
十分な予算がない
関係者のビジョン共有ができず、組織的抵抗
ロードマップを作れない
長きにわたる運用を可能にするガバナンス構造
リーダーシップの -
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都市の問題の捉え方を、従来の「都市⇔地方」から、「密空間⇔疎空間」として再定義することから出発する。
自然と谷、食と農、空間、土木インフラ、エネルギー、情報通信、まち商業空間、生活空間、教育、ヘルスケア、の各ジャンルにおいて、エコノミクス、レジリエンス、求心力と三絶、文化・価値創造の切り口から風の谷実現への指針を提示していく。その際には、地球との共存と、人口調整局面の課題を念頭に置く必要がある_
「言われてみればその通りだが、いままで言葉で定義されてはこなかったものを定義すること」の重要性が再三唱えられていたし、その通りだと思う。
例えば、「ほぐす土木」という考え方。伝統的な多自然型の -
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様々な研修でも同様の話を耳にしてきましたが、これまでは具体性に欠け、どこか腹落ちしきっていない自分がいました。本書を読み、その「落ちていなかったピース」がようやく見えてきた気がします。
特に第1章で述べられている「見極める」という工程は、これまでの私にとって最大の弱点であったと痛感しました。振り返れば、物事の表層的な部分にばかり囚われ、真の課題を見極められていなかったのだと思います。
一度で全てを吸収するのは難しいほど濃い内容ですが、生産性高く本質を見極められるようになるため、何度も読み返し、血肉にしていきたいと思える一冊に出会えました。 -
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ネタバレどんな仕事もイシュー(解決すべき課題)があるから動き出す。
これは紛れもない事実です。
が、意外にその課題って見落として仕事を進める人がいます。(自分も含めて)
「これって何のためにやっているんだっけ?」「これやることでどんなことが起きるの?」「現場にどんなメリットがあるの?」っていうことに答えられない、答えても論理もクソもない回答が返ってくる。なんてことがよくあります。
課題のない単なる自己満足や恩着せがましい仕事は価値もない。
そう思わせてくれる著書でした。
(もっと前から出会っていたから、早く読んでおけばと後悔…)
★イシューから始める=一般常識を捨てる
> 問題を見極める
> -
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価値の源泉=「イシュー度 × 解の質」。いまこの局面で本当に決着をつけるべき問い(イシュー)を見極め、その答えの明瞭さを上げる以外に、生産性のある知的成果は生まれない。根性で量を積む“犬の道”は切り捨てろというのが論旨
1) イシュー(Issue)
・定義(本書の趣旨):①複数ステークホルダー間で未決着 ②根本的 or 白黒が要る
・この両条件を満たし、「誰の・どの意思決定をいつ変えるための問いか」が明確なもの。
・イシュー度:その問いに今まさに答える必要性。
・解の質:その問いにどこまで明確に答えを出せたか。
・この2軸で右上だけを狙う(バリューマトリクス)。
実務テスト(イシュー判定 -
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まずは著書の分厚さにびっくりする。読み始めると今までにない規模で生活空間を検討しており、さらにびっくりする。地球、人の共存。便利さ、商業、と自然の豊かさの共存などあらゆる観点で分析がされている。今までこんな本があっただろうか。
風の谷が実現すれば、都市部、山間部、農村部の良さがミックスされた新しい居住空間が生まれることだろう。
日本の新しい姿を想像することができ、ワクワクすることができた。まだまだ希望がある。このプロジェクトを応援したい。
この本を馬鹿にする人はよっぽどの天才かよっぽどの愚か者であろう。
新しい日本の形を想像したいという方はぜひご一読いただきたい。 -
Posted by ブクログ
2段組み984ページの大著を読み切った。著者も7年半もの時間と、その長期間に渡り膨大な量と質の思考を投入して完成された作品を一冊の本として読むことができる幸せに感謝したい。それだけの大作だけに論点は多岐に渡り、その全てにおいて深い問いの投げかけを感じたが、結局のメッセージは極めてシンプルで「私たちは未来に何を残すのか」ということに収斂される。プロローグに書かれた2130年の風景は未来は自分の目で確認することはできない未来だが、その見ることのない未来に何を残すか。その時にこの本を読んだ私たちが残した「風の谷」に生きる人は何を考え、どのような風景を見ているのか。
錚々たる識者の叡智の結晶であるこの -
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かれこれ10年以上前に上梓された作品。書店で見かけて来たのではあるが、なんだかその時流行りのhow to本みたいな印象でこれまで読まずにきた。
が、実際に読んでみたら、本質に迫る良書だと感じた。著者自身が、後書きで編集者からキャッチーなタイトルにするために書名を変えたというようなことが書かれていたが、僕の場合はそれが逆方向に働いてしまったというわけ。ベストセラーでもあり、多くの人に本書が届いたことを考えたら良かったのだろう。
仕事の場でも、報告の場でなぜそのように話すのか?なぜそのようにアプローチするのか?と思うような場面に遭遇するが、まさに本書で記載されている点が意識されていないからだと思っ