玉田俊平太のレビュー一覧

  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    自身の職場と比較しながら、読み進めていると納得するところが多々ある。特に顧客ニーズに依存しているところは、まさにそのとおりだとかんじた。新しい取組への見えない壁みたいなものの存在が、この書籍で晴れ明らかになった気がする。
    今後何度も読み返し立ち振る舞いを見直すのにこの本を活用したい。

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    2025年10月26日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    成功した大企業が持っている強みこそが弱みになるイノベーションの面白さと、大企業の社員の立場から見た時の難しさをひしひしと感じた。同じように大企業の企画職などにいる人であれば、思い当たる節が多すぎて何かに刺されている気分になるだろう。学習のための計画を行う姿勢、情報を生み出す必要性、組織を切り離す意義など、処方箋的なことも強調されていて救いがあった。

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    2025年02月16日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    大企業の中で新規事業を立ち上げる中での動きにくさ、違和感の原因がよく分かった。理屈がわかれば対処のしようがあると思う。また、この原理を逆手にスタートアップとしてどこの市場をどう攻めるかも考えやすくなる

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    2024年12月30日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    需要線を供給が上回った時に破壊的イノベーションが作用する
    技術が進歩しすぎて需要を追い越すらしい。
    イノベーションには持続的と破壊的がある
    大企業ほど目先のニーズの見える持続的イノベーションに注力し厳しい競争を強いられる中で品質を上げようと努力する。
    しかし、需要を技術力が上回った時に信仰勢力の破壊的イノベーションが発生する。
    破壊的イノベーションをおこすにはそれにあった組織が必要。
    資源、プロセス、価値基準が組織の能力をきめる。
    そのためには別体の会社にする必要がある、
    破壊的イノベーションは市場予測は誰にもできないためトライアンドエラーのみ

    【まとめ】
    1 持続的技術と破壊的技術
    優良経

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    2023年12月15日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    ネタバレ

    クリステンセン教授の代表作。経営書としては古典の領域なんだけど、全然古臭さを感じさせない面白さがやはりあった。クリステンセン教授はホント面白い本を書いてくれるなぁ。

    「イノベーションのジレンマ」とはつまり(真に顧客が求める)評価軸の誤解と呼んで良いだろう。今売れている製品がより高品質になっていくことは、決して顧客や市場が求め続ける姿じゃない。技術とは進歩していくものなので、いつかローエンド商品が真に求められる範囲の規格を満たしてしまう。
    まぁ難しいのは「市場で求められる製品規格」を決めるのは流動する市場のあり方からしか見えず、関連企業(本の中では「バリュー・ネットワーク」と呼んでいたが)が一

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    2023年10月22日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    優良企業は、その優良な経営によって失敗する。
    冒頭から謎めいた結論をつきつけられ、どうしてだろう、と自然に疑問を持って読み進めることができた。

    本書では、イノベーションを持続的イノベーションと破壊的イノベーションの2つにわけ、それぞれの性質の違いにより、上記の結論が導かれることになる。

    持続的イノベーションとは、抜本的、漸進的なものを問わず、今ある製品の性能を段々と高めるようなものをいい、優良企業はこれへの対応に長けているため、それによって利益を上げている。
    ところが、破壊的イノベーションは、既存の市場からすると、性能も収益率も低い、新しい下位市場で起きることが多い。これは、優良企業の収益

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    2023年08月31日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    イノベーションを「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」に分類し、ハードディスクや掘削機、製鉄を例示して、持続的イノベーションは顧客の声を傾聴し顧客に受け入れられる技術を積み重ねることにより大きな収益を得るのに対して、破壊的イノベーションは技術のレベル(顧客の求める性能)や収益は小さなものかもしれないが、新たな市場で元の大きな市場を凌駕していく可能性を秘めていることから、持続的イノベーションから抜け出せない既存企業の対応をイノベーションの「ジレンマ」と呼んでいる。
    最後に(第十章)でその破壊的イノベーションをマネジメントする方法として1997年時点で電気自動車を例示している慧眼に感服

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    2023年07月06日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    イノベーションのジレンマを読んで

    日本語版刊行にあたって
     日本の大企業の問題点を指摘。

    序章
     本書で取り上げるのは、業界をリードしていた企業が、ある種の市場や技術の変化に直面した時、図らずともその地位を守ることに失敗する話。
     "すぐれた"経営者こそ、業界リーダーの座を失った最大の理由。これらの企業は、顧客の意見に耳を傾け、顧客が求める製品を増産し、改良するために新技術に積極的に投資したからこそ、市場の動向を注意深く調査し、システマチックに最も収益率の高そうなイノベーションに投資配分したからこそ、リーダーの地位を失った。本書では、この破壊的イノベーションにおける判断

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    2023年04月03日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    これまでに多くの企業がその技術力などで市場を獲得し席巻している一方で、実績を持ちすぎたがゆえに市場からの退却を余儀されなくなっている事実が多くある。

    こうした状況は何が起きているのか?そこにイノベーションのジレンマがあると言うのが本書である。

    こうしたことがたびたび起きるのは、経営戦略などが間違っていたのか?と思われがちだが、そう言うわけでもない。むしろ優秀な経営者が正しい判断をしてしまうが故にイノベーションのジレンマが生じてしまう。

    具体的には持続的技術と破壊的技術と言われるものがあり、それぞれ主流市場(規模が大きい)と新興市場(規模が小さい)もしくは上位市場と下位市場と位置付けられる

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    2022年07月09日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    正に古典的名著である。第10章の電気自動車についての考察は正に現在テスラが起こしているイノベーションを予感させるものであり、読んでいてワクワクさせられた。

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    2022年02月01日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    技術分野に関わらずすべての社会人が読むべき。
    技術やサービスが定着すると、ユーザーはその拡大や強化を求め、組織もそれに応えるよう動くようになる。まったく新しいものを既存ユーザーのニーズで評価すると大失敗する。
    この本が出てから何十年も経つが、自分のいる会社含め未だにあちこちでこの本に載せられる事例が増えていくばかり。
    ジレンマにどう立ち向かうかも指摘されており、賢者なら歴史に学ぶべきだ。

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    2022年01月16日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    破壊的イノベーションとはなにか、技術の進歩はどのようにしておこるか、詳細に書かれています。専門外の部分は読み飛ばしたが、それでも非常に分かり易い本でした。

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    2021年11月09日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    最高の顧客の意見に耳を傾け、収益性と成長率を高くする新製品を作り出す優秀な企業がどうして衰退してするのか。
    また、組織の能力は、人材の能力とは無関係であり、じん、資源などの入力を価値の向上というプロセスと優先事項を決定する価値基準によって決定される。
    読みやすく、腑に落ちる本であった。

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    2021年09月12日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    ネタバレ

    最強に面白いし、怖い。
    「偉大な企業はすべて正しく行うが故に失敗する」
    主要顧客や株主の期待に応えて高利益率の製品を提供し続けてるうちに、全く異なる指標で評価される市場で生まれる利益率が低い製品にいつのまにか代替される。

    最近だと地銀の勘定系システムのクラウド移行が例かな。
    勘定系の評価軸は信頼性や性能。メインフレームが主に利用される。
    ただ、スケールや管理の容易さで評価されるシステムにてクラウドが導入され始め、徐々に勘定系システムで要求される信頼性や性能を満たすようになり、メインフレームを代替。

    メインフレームを提供する企業は持続的イノベーションを加速
    →異なる指標で評価されるローエンド

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    2021年08月09日
  • イノベーションのジレンマ 増補改訂版

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    なぜイノベーションにやられてしまうのか、実感した。
    企業の成長に対する期待値から必然とやられてしまうところを、どう防ぐのか、考えたいと思うきっかけになった。

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    2021年07月18日
  • イノベーションへの解

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    既存の企業が今の顧客がいるという点で、破壊的イノベーションを実施する企業に勝てないという点。昔のSONYのWALKMANように、ハイエンドと持っていない未顧客の間の領域に入っていくような発想が印象的。また、顧客が何を片付けたいかというジョブ理論型の思考は常に考慮しておきたいところ。

    どんなマネージャーに任せるかという議論も面白かった。

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    2020年11月08日
  • 日本のイノベーションのジレンマ 第2版 破壊的イノベーターになるための7つのステップ

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    イノベーションに焦点を当てる本が数あれど、この本は、その「イノベーション」の日本語訳「技術革新」に疑問を呈し、「創新普及」がふさわしいと提案。そこだけ読むと何かとってつけたような感じだが、その理論に至るまでの説明が実におもしろい!これまで日本企業が成し遂げてきた数々のイノベーションの事例を具体的に紹介し、まるでノンフィクションドラマをみているようで、それでいて冷静に分析できる視点を養うことができる。
    とりわけ、キャノンの技術者がバブルジェット式プリンタのアイデアを思いついた話は印象的だった。「幸運の女神は準備ができているものに微笑む」のだ。
    経営者でなくとも、是非読みたい一冊だ。

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    2020年11月02日
  • イノベーションへの解

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    第一弾『イノベーションのジレンマ』は驚くべき内容でしたが、問題提起といった位置づけでした。一方こちらは、その問題に対する解です。

    隙きのない理論でとても読み応えがあります。
    2種類の破壊的イノベーションに足元を救われないために、あるいはイノベーションを起こすのになにに着目すればいいのかが、非常に明瞭に説明されています。

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    2020年04月27日
  • イノベーションへの解

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    破壊的イノベーション(新市場型、ローエンド型)、持続型のイノベーションに関する解説
    顧客のニーズをつかむのではなく、顧客の用事(できれば片付けられないもの)をつかみ、金を支払って解決する意思があることが必須
    破壊的イノベーションはすぐに上位市場への移行を検討するべき。
    ゆくゆくは相互依存的なアーキテクチャではなく、モジュール型のアーキテクチャを検討するべき
    資源、プロセス、価値基準から組織の能力は決まっており、プロセス、価値基準が有意であれば、それを統合する必要はない。統合しても良いケースは資源が有意である時のみ。

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    2020年03月23日
  • イノベーションへの解

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    ネタバレ

    クリステンセンのイノベーションに対する取り組み仮説について記した本。名著
    イノベーションにおける名著。イノベーションに関連する各重要論点に対してどう取り組んでいくべきかについての示唆を与えてくれる。

    <メモ>
    ・イノベーションのプロセスでは中間管理職が極めて重要な役割を果たす。信憑性を担保するために主要顧客の肯定意見や成功類似製品から将来に関する裏付けがもたらされる。成功しやすいもの、過去に成功したものに似せる力が働くことになる。

    ・破壊的イノベーションにおける新市場型とローエンド型の存在。

    ・アイデアを破壊的戦略として形成するためのリトマス試験
    1 金道具スキルがないためにできなかった

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    2019年10月14日