真崎義博のレビュー一覧
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購入済み
短編集です
面白かった。
短編集なので油断してると、
すぐに謎解きになってしまいますが
ちょっと時間が空いたときに
一つ読むのにちょうどよいです。
そして、チョコレートの箱は良かった。 -
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ネタバレその家には何か邪悪な空気があった。
ポアロが保養地で出会った美女ニックが命を狙われる。彼女を助けようとするポアロだが、惨劇は起きてしまう。代わりに殺されたマギー、命を狙われ続けるニック。犯人の目的は遺産なのか、嘘をついているのは誰なのか。
「それ以外の人物」が犯人になるのはミステリとして反則である。正確に言えば、「今まで登場していない人物、もしくはその場にほとんど関係のない端役の登場人物」が犯人になるのが反則である。謎解きの最初で今回の犯人は反則では、と思った。しかし、反則ではなかった。真犯人は、ずっと登場し続けていた、端役なんかではない、とても重要な登場人物だった。
読者がミステリの反 -
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Posted by ブクログ
ネタバレケイト&アンガス夫妻 娘グレイス
ジョー&ニール夫妻 娘ロージー&デルフィン
序盤、下劣ニールの行いに比べアンガスの優しさに救われていたのに、長期出張に行ってるアンガスにまさかの浮気疑惑発覚 アンガス、あんたもか… しょせん男って奴は ハァ…浮気未遂で終わったと白状するアンガス(←ん~怪しい)
あれほど、ジョーの家庭に首突っ込むなと言っていたアンガスが、家にデルを住まわすことにあっさり了解する 後ろめたいことがあると見た やっぱこれ絶対やってんな 墓場まで持って行く気やな まぁそれがよろしいでしょうw
それにしても、ケイトの底抜けのお人よしが信じがたい 読んでいて、そこまでするか…?と何度つ -
Posted by ブクログ
ポアロは四度も命を狙われたエンド・ハウスの所有者ニック・バックリーの安全を守るため、犯人を見つけようとします。しかし、犯行理由が見えず、起きる前に犯罪を見つけることはポアロにとっても困難きわまりないことでした。
そして、とうとう殺人が起きてしまいます。ただ、殺されたのはニック・バックリーではなく、彼女のいとこのマギーでした。ニックと間違えられたのです。
それにより、ポアロたちの仕事は“マドモアゼル(ニック)の身の安全を確保すること(p144)”から、“殺人犯を突き止める(p144)”という単純なものになりました。ポアロは論理的に動機を考えたり、ニックの周囲にいる人たちのリストを作ったりしま -
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Posted by ブクログ
ネタバレなるほどタイトル通りの”虐殺”が繰り広げられる。
ストーリーは単純ながら、ブラックユーモアを通り越してエッジのたったセリフの応酬、皮肉でペシミスト的な比喩や暗喩が散りばめられ、まるで近未来のディストピアのような破滅的な街を背景に、刑事達と殺し屋?の執念の捜査と闘いが繰り広げられる。
ここまで残酷な描写が必要だとは思われず、その分、物語のカタルシスが下がったのは間違いないが、緊迫感、疾走感は並大抵のものではなく、昔ミッキー・スピレーンを最初に読んだ時のような衝撃がある。そういう意味ではこれだけ暴力描写があふれた中でも際立ったピカレスク調のハードボイルトと言える。
しかし、その中で本書が救われるの -
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Posted by ブクログ
1971年、日本で放映され人気を博したホラーサスペンスドラマシリーズの原作。 殺人事件を追う新聞記者コルチャックの遭遇した怪事件のレポートを作者自身がまとめ上げるといった趣向でストーリーは展開する。そして、徐々に明らかになってゆく事件の全容と犯人は現代に蘇った吸血鬼や妖怪であったというサスペンスホラー。
体はコルチャックの一人語りで、登場人物や経緯を説明する件はハードボイルド小説を読みなれない読者にはいささか緩慢な印象を受けるかもしれないが、単に怪奇譚で終わらせない構成は今も一読の価値が有る作品。
現代に蘇った吸血鬼の巻き起こす事件『ナイト・ストーカー』、不老長寿を得るために殺人を犯すマッドサ -
Posted by ブクログ
ある保養地で出会った美しい女性が命を狙われていることに気が付いたポアロは、相棒のヘイスティングスと共に彼女を守るべく行動を開始する。
凶行を防ぐべく様々な手立てを考え、そして行動に移していくポアロ。
しかしある花火大会の夜、身辺を気遣うために招いたいとこの女性が凶弾に倒れる・・・。
前に読んだポアロ物は「死者のあやまち」でした。
そのレビューで、珍しく犯罪を防ごうとする展開、と書いたんですが、本著も前半は犯罪を未然に防ごうと四苦八苦する展開でした。
若く美しい女性が命を狙われ、結果的に別人が犠牲になってしまい、さらに命を狙われ続ける、という展開です。
よくあるミステリーの一つ、と言えるでしょ