真崎義博のレビュー一覧

  • ポアロ登場
    最近チョコレートの出てくる話にはまっているので、「チョコレートの箱」という短編目当てでこの短編集を読むことにした(以前NHKの「グレーテルのかまど」でこの話が紹介されていた)。ポアロがベルギー人だということも思い出し、催事でベルギーのチョコを買ってしまった。
    短編が14話入っていて、色々な話が楽しめ...続きを読む
  • ポアロ登場
    ポワロものの短編集でかなりホームズを意識した作品集。ポワロの雰囲気が若い。そしてクリスティが若い時期の作品だからか、短編だからか、全ての作品がそうではないとしても、最後の推理やトリックがなぜか面白くない。推理に至るまでの過程に無理矢理感があって、例えば銃で殺された人を検死した医者が、内出血の病死と診...続きを読む
  • 暗殺のジャムセッション
    人の信用・信頼は付き合った年月ではなく、金次第、というのがこの世界の慣わしだ。目の前に大金が積まれれば誰もが多い方に賛同したがる。人の浮気心は見た目以上に軽い。現実、誰もが選択の間違いから罪を犯すのだ。
  • ポアロ登場
    ポアロとヘイスティングスの掛け合い大好き。ポアロが謎を解いたあとの犯人とのやりとりがあんまりないのが特徴?
  • 細い線〔新訳版〕
    妻と3人の子供、円満な家庭を持つ良き夫だが、親友の妻と不倫をしその女を殺したという秘密がある。友人も家族も彼の犯罪を少しも疑わない。しかし彼の心の中では犯罪が露見する恐怖と不安がどんどん膨らんでいく。何が彼を追い詰め、彼の身に何が起きるのか。隠し事はできないよねえ。良き父親と人殺しの境界は細い線のよ...続きを読む
  • ポアロ登場
    ポアロ
    短篇集
    それぞれが短い作品なので気楽に読める。自分はストーリーよりもポアロとヘイスティングズの関係性を楽しむ感じだった。
    「チョコレートの箱」という言葉、今までに読んだ長編に出てきた気がするが、どの作品か思い出せず。
  • ポアロ登場
    いわずと知れた名探偵ポアロの短編集。
    全14話、1話あたり30頁ぐらいしかないのでサクサク読める。
    自惚れ屋で癖のあるポアロと、彼に振り回されがちな相棒ヘイスティングズ。
    2人の掛け合いも見所。
    特に「チョコレートの箱」で見せたヘイスティングズの密かな逆襲が微笑ましい。
  • ポアロ登場
    ポアロの短編集。
    読むのに何だか集中出来ず凄い時間がかかってしまった。
    登場人物が誰が誰でと混乱してしまったり、せっかくポアロが謎解きを披露してくれてるのに理解出来ないところがあったりして、自分の灰色の脳細胞は死んでるなと思った。
  • ポアロ登場
    14の短編集。

    30ページ前後のお話ばかりなので
    サクっと読めます。
    読んでる中に、テレビで見たことがあるものも
    出てきて、それもまた面白かったです。

    ポアロの喋り口調がいつもと違うかったのが
    ちょっと違和感感じたくらい。
    テレビのポアロに慣れすぎてしまった。
  • ポアロ登場
    ポアロ&ヘイスティングズの活躍を描く短編集。ヘイスティングズ目線で語られる、14話が収録されています。
    各話、設定が興味深くて、話の冒頭部分はワクワクするのですが、如何せん話が短いせいか謎解き部分が雑で“よくわからんが、ポアロがちゃっちゃと解決”的な展開になっている感じがします。
    なので本書に関して...続きを読む
  • 緊急工作員
    冒頭から引き込まれるような描写で終始楽しく読むことができました。
    アクションと、謎解きのバランスがとても良い感じ。
    描かれる期間も週末を挟む数日っていうテンポ感もよいと思いました。
    ちょっとストーリーに凝りすぎている感もありますが、推理小説の方がよっぽどだし。
    ちょっと、過去における主人公の有能さみ...続きを読む
  • 邪悪の家
    名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。まさにその会話の最中、一発の銃弾が・・・ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった。

    前作よりも結末が...続きを読む
  • インヴィジブル・シティ
    地味というか、進行が恐ろしく遅く、要するに情報が少なく、自分向きかなー、と。記者が主人公。ユダヤコミュニティ出身。仕事で事件を調べていたら、警察が手を出せない内にユダヤ教超正統派自警団に死体からごっそり隠蔽されてしまった。じゃあこの事件も表面だけなぞって終わりねー。そうならなかったのは、母親(赤んぼ...続きを読む
  • 白い悪魔
    部分的には確かにハイスミスっぽかったり、ジェイムズ・M・ケインっぽかったりと思うけれど、むう、なんかちょっと半端な感じだった。
  • 白い悪魔
     読者を遠くの世界に連れてゆく小説としては、とても成功している。セレブな世界。ローマ。教会という権威。マフィアという組織。アメリカ西海岸のプライベート・ビーチ。華麗な休暇。豪奢なディナー。一流の酒。

     そういった世界に這い上がるギャッツビーみたいな世界は、アメリカン・ドリームと言われ、いくつもの物...続きを読む
  • 麻薬王の弁護士
    ベンの顧客は海外で逮捕勾留され合衆国に移送される麻薬密売人。彼らの刑期を軽減するための司法取引を仲介する弁護士なのだ。法律的にはギリギリで、道徳的には完全にアウト、そして時には身の危険も伴うが、その報酬は桁違いに巨大だ。そんな日々を送るベンのもとに、大きな仕事の紹介が舞い込む。それも同時に3件も。こ...続きを読む
  • ポアロ登場
    ポアロ&ヘイスティングズの活躍がたっぷり!

    短編集なので、謎があっけないというか、それで解決しているのか、やや唐突に感じるものもある。しかし、ポアロとヘイスティングズのコンビの会話が楽しい。かなりの割合で美人の依頼人が来るのもお約束。国家に関わる重要な話もあり、バラエティパックのように楽しめる。
    ...続きを読む
  • 緊急工作員
    戦地から戻り平穏に恋人と暮らすトムのもとに、かつての上官からの緊急メッセージが届いた。命の恩人の戦友が、何者かとの激しい銃撃戦の末に姿を消したというのだ。彼を救うべく、その行方を追うことになったトムの世界は一変する。裏に潜む陰謀、裏切りに次ぐ裏切り、周到に張りめぐらされた罠、襲いかかる刺客、銃弾の嵐...続きを読む
  • 邪悪の家
    昔、創元推理文庫で『エンドハウスの怪事件』というタイトルで読んだが、クリスティ文庫完全読破目指して再読。

    再びヘイスティングス登場でポアロもの安定の空気感!冒頭から登場のニックの魅力と絡みながらいつも通りテンポよく楽しめる。

    以前読んだとはいえ話は全く覚えていなかったが何故か途中から怪しいと思っ...続きを読む
  • ポアロ登場
    ポアロ短編集。短編なので、事件がすぐに解決して飽きることなく読めます。名前とキャラクターが覚えられない私にはピッタリかも(笑)。『安アパート事件』が面白かったです。