真崎義博のレビュー一覧
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アガサ、ポアロ、6作目。真崎義博訳
私の予想はことごとく外れた。最後の最後のドンデン返しはまたもや意外で興奮した。
友人ヘイスティングズと一週間の休暇のためイギリス南部の海沿いの街、セント・ルーを訪れたポアロたち。私立探偵は引退した、と宣言している矢先にポアロの目の前で、事件が起きそうな予感を嗅ぎ取ってしまう。若き美女ニックとその友人達、そして2、300年続く名家バックリー家ニックの遺産相続が絡む事件が始まる。
終盤、ポアロが犯人逮捕の為の喜劇のシナリオ内で、ヘイスティングズへのムチャ振り(霊能力で降霊術)がかなり笑えた。意外とポアロはお茶目なのだろうか。
ポアロの真犯人への態度(死を選ぶ選択 -
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ネタバレ名探偵ポアロシリーズ 長編6作目
今回はヘイスティングスも参加
邪悪な雰囲気を醸し出している屋敷を舞台にした物語。
屋敷を中心として次々と事件が起こっていくため、終始ハラハラしながら楽しく読み進めることができた。
登場人物の発言に翻弄され失敗を犯してしまった前半では、普段は見られないポアロの後悔を見られて新鮮だった。同じく前半では、探偵はまず被害者となりうる人間を守らなければならず、犯人を突き止めることが目的ではないという、ポアロの私立探偵としての矜持を知ることができて良かった。
打って変わって次々と謎を解決していく後半では、落ち込んでいたポアロの精神も復活し、彼の自尊心が作り上げた壮大な -
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ネタバレアメリカの作家、リリー・ライトのデビュー作。年を利用。
メキシコで、盗掘者によりアステカの皇帝モクテスマのデスマスクが発掘される。マスクコレクターの父をもつアナは、デスマスクを手に入れるため、単身メキシコへ行く。一方、同じくアメリカのコレクター夫婦や麻薬王も動きだし…
うーーーん。星3寄りの4。というのも、ヒロインのアナ、アメリカ人コレクター、麻薬王の三つ巴が頭脳戦というほど頭脳戦でもなく。ロマンス要素もあるけど、それにしてはヒロインの行動が危機感なく。かと言って面白くないわけではないので…色々な要素を詰め込んだ割には、特化した要素がないので手堅く地味な作品になってる気がする。いやホント、 -
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1924年の作品。
ポアロが主人公のアガサクリスティーの最初の短編集。
収録されている14編全てがポアロの相棒のヘイスティングス君の語りで描かれている。
いやぁいいですねぇ。ポアロの嫌な奴っぷりがふんだんに出ていて最高。ヘイスティングス君とジャップ警部をさんざんにコケにして喜んでいるところが!
この性格にクセがありまくりなところがミス・マープルとは正反対。クリスティ本人もポアロが大嫌いだったとかいうから、作者にさえ嫌われる主人公!!
でも私は幼き頃に名探偵ポアロのドラマを観て育ったもんだから、ミス・マープルよりポアロ作品の方が好きなんですよね。
窓から観察した人物評をするところはシャーロ