真崎義博のレビュー一覧

  • 邪悪の家

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    ネタバレ

    名探偵ポアロシリーズ 長編6作目

    今回はヘイスティングスも参加
    邪悪な雰囲気を醸し出している屋敷を舞台にした物語。
    屋敷を中心として次々と事件が起こっていくため、終始ハラハラしながら楽しく読み進めることができた。

    登場人物の発言に翻弄され失敗を犯してしまった前半では、普段は見られないポアロの後悔を見られて新鮮だった。同じく前半では、探偵はまず被害者となりうる人間を守らなければならず、犯人を突き止めることが目的ではないという、ポアロの私立探偵としての矜持を知ることができて良かった。
    打って変わって次々と謎を解決していく後半では、落ち込んでいたポアロの精神も復活し、彼の自尊心が作り上げた壮大な

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    2025年08月28日
  • 虎の宴

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    ネタバレ

    アメリカの作家、リリー・ライトのデビュー作。年を利用。

    メキシコで、盗掘者によりアステカの皇帝モクテスマのデスマスクが発掘される。マスクコレクターの父をもつアナは、デスマスクを手に入れるため、単身メキシコへ行く。一方、同じくアメリカのコレクター夫婦や麻薬王も動きだし…

    うーーーん。星3寄りの4。というのも、ヒロインのアナ、アメリカ人コレクター、麻薬王の三つ巴が頭脳戦というほど頭脳戦でもなく。ロマンス要素もあるけど、それにしてはヒロインの行動が危機感なく。かと言って面白くないわけではないので…色々な要素を詰め込んだ割には、特化した要素がないので手堅く地味な作品になってる気がする。いやホント、

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    2025年03月03日
  • ポアロ登場

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    1924年の作品。
    ポアロが主人公のアガサクリスティーの最初の短編集。

    収録されている14編全てがポアロの相棒のヘイスティングス君の語りで描かれている。

    いやぁいいですねぇ。ポアロの嫌な奴っぷりがふんだんに出ていて最高。ヘイスティングス君とジャップ警部をさんざんにコケにして喜んでいるところが!
    この性格にクセがありまくりなところがミス・マープルとは正反対。クリスティ本人もポアロが大嫌いだったとかいうから、作者にさえ嫌われる主人公!!
    でも私は幼き頃に名探偵ポアロのドラマを観て育ったもんだから、ミス・マープルよりポアロ作品の方が好きなんですよね。

    窓から観察した人物評をするところはシャーロ

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    2025年02月15日
  • ポアロ登場

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    ポアロの長編ものは読み尽くした。短編集があるのを知って読んでみた。短編集なのでひとつひとつの物語は短いが、その限られたページ数にミステリの面白さがギュッと詰まっていて、読んでいてニヤニヤが止まらなかった。ホームズとワトソンのコンビを彷彿させる様なポアロとヘイスティングズの名コンビぶりも良かった。

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    2025年01月20日
  • ポアロ登場

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    ユーモアを交えたジョークみたいな話が多い短編集だった。『狩人荘の怪事件』『グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件』『イタリア貴族殺害事件』の大胆さがなかなか見事で、ちょっと笑ってしまった。ラストを飾る『チョコレートの箱』が一番好き。

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    2024年10月23日
  • ポアロ登場

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    短編だけあってサクサク読めるにも関わらずトリック部分はしっかりと練られていて、読み応えのある一冊だった。クリスティの作品には実際に事件が起こるまでに半分以上のページを使うような作品がありますが、こちらは起きた事件の概要からはじまりサクッと解決していくので気持ちがいいです。そして、事件が解決するたびに落ち込むヘイスティングスもまた見どころでしょう。

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    2024年08月09日
  • ポアロ登場

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    1924年の作品です。
    名探偵ポアロの初めての短編集で、14もの話が入っています。
    ポアロとヘイスティングズの掛け合いが面白く、ホームズとは一味違った推理方法が面白いです。

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    2024年07月13日
  • ポアロ登場

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    ポアロの短編集。「スタイルズ荘の怪事件」の後くらいらしく、全話でヘイスティングスが登場する。ジャップ警部もときどき登場してくれる。
    ヘイスティングスが相手だと、ポアロがいつもより少しお茶目なのかな? ホームズ&ワトスンみたいな良いコンビで微笑ましい。何冊かポアロの長編を読んだことがあるけど、ヘイスティングスは登場しなかったので、こういうポアロはちょっと新鮮な感じがした。

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    2024年03月14日
  • 邪悪の家

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    結局今回も最後やられた…!
    証拠となる部分はこじつけを感じるかもしれない。その国の常識や知識があればすんなり納得する部分もあるかもしれない。

    でもなあ…気づけるようなヒントは散りばめられていたから文句言えないんだよなあー


    あと、表紙はこんなイラストver.でない(旧版?写真チックな方が好きなので不服)。
    あと、解説つまらなかったけど元ネタあったら楽しめる系?

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    2023年06月14日
  • 邪悪の家

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    あっと驚くようなトリックはないが、それだけに読者も自分で犯人を推理しながら読む楽しさのある、推理小説の教科書のような作品。

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    2022年09月12日
  • 邪悪の家

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    なるほどこうきましたか、面白い。
    狡猾な犯人によって探偵共々振り回されるけれど、これもミステリーの醍醐味だと思えば楽しい。
    複雑に見えた事件もポアロの手に掛かることで単純化され、最後には綺麗に落着してしまう。
    事件の真相を覆う複数の要素を一つ一つ剥がしていくような推理は、読んでいて本当に気持ちが良い。

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    2022年08月27日
  • 邪悪の家

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    ネタバレ

    犯人はおそらくニックだろうと最初から感じることは出来たが、動機や怪しい人物の背景がわからなかった。ヘイスティングスのさりげない言葉が最後のヒントになっていた

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    2022年07月09日
  • ポアロ登場

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    2冊読んで思うことは、なかなかのポワロのナルシストぶり笑。
    結構自分に酔ってるんですね。

    にしても、ミステリー小説の短編集にはお初にお目にかかりました!短い中での起承転結、途中展開が早すぎて何度か置いてけぼりをくったけど、なんとか付いていけました。

    個人的には最終話、“The Chocolate Box”が1番好き。誰にでもmistakeはあって、(この場合、ヘイスティングスの言うように“失敗談”といえるような内容ではないのかもしれないけれど)それをかのポアロが自分で語るっていうのがおもしろい。

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    2022年06月05日
  • 邪悪の家

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    ポアロとヘイスティングズが偶然出会った女性に事件の臭いを感じ、調査していく。
    事件が発生する前に、防ぐことができるのか。
    ほぼ会話だけで話しが進むクリスティーモード?が楽しいです。
    ポアロの灰色の脳細胞が、皆の心を読み解いき、ラストに最高の演出で犯人を披露します。

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    2022年02月07日
  • ポアロ登場

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    ネタバレ

    ポアロの短編集。イギリス人の名前に不慣れである(例えば、名前と愛称の対応関係が頭に残らない)ことが大きいのだけれども、人物関係を把握するのに毎話毎話少々時間がかかって大変だった。しかし、それを差し引いても、全般的に短くトリックをうまく仕掛けていると思う。ポアロがヘイスティング大尉をひたすら馬鹿にするのが読みたければ。

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    2021年11月22日
  • ポアロ登場

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    2021年 49冊目 

    短編なのにどんでん返しとかあって読み応えあり。通勤や仕事昼休みにうってつけの気軽なミステリ。

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    2021年11月06日
  • 老いたる詐欺師

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    自分を騙し他人を騙し続け罪の意識が無くなったことがとても悲しく映り、人間「慣れ」というものが、如何に人間を狂わせる行動をさせるのかと恐怖を感じた。

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    2021年10月18日
  • 邪悪の家

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    終盤で明かされる謎達とその動機について読んだ時に、改めて序盤に戻って伏線の上手さに感動した。

    もう一度読んでもこの感動は得られないだろうから、記憶を消して読みたい1冊。

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    2021年09月25日
  • ポアロ登場

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    やっぱり面白い。ドラマ版を見過ぎてしまい、原作を忘れていましたが、やはり原作の良さがありました。チョコレートの箱はドラマ版はだいぶロマンチックにかえられていましたが、ドラマも原作も好きです。ヘイスティングとポアロの掛け合いも心が和みます。

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    2021年08月15日
  • ポアロ登場

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    テレビでは観ていた話が短編集で読めるというのも楽しかった。
    多少の脚色はあるものの違いを味わって読みました。

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    2021年05月29日