作品一覧

  • ノース・ガンソン・ストリートの虐殺
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    小さな事件が原因でアリゾナ警察を追われ、酷寒のミズーリ州の片田舎ヴィクトリーへと飛ばされたベテラン刑事ベティンガー。町は荒廃し犯罪が横行、同僚刑事たちの行動も怪しげで、よそ者の彼に冷たい。当初は彼らにも疑惑を抱くが、徐々にその誤解も解消してきた頃、残虐な連続警官殺しが発生した。仲間を殺された刑事たちの怒りの捜査は、やがて壮絶な闘いへ……レオナルド・ディカプリオ映画化のヴァイオレンス巨篇!

ユーザーレビュー

  • ノース・ガンソン・ストリートの虐殺

    Posted by ブクログ

    負の連鎖どころではない、地獄の復讐(犯罪)劇。
    ザラーの映画を見ていると読みながら情景(シーン)が浮かぶので、ザラーの新作と出会えたような気にもなり、俺はかなり楽しんだ。
    善悪は揺れ続け、殺されないだろうと思っていたキャラクターもあっさりと死ぬ「容赦の無さ」がザラーの表現。
    殺し屋が家族を人質に取るくだりがとても良くて、ザラーの世界は間抜けが出てこないから最高。プロとプロの戦いを描く作家が俺は大好き。

    0
    2024年06月04日
  • ノース・ガンソン・ストリートの虐殺

    Posted by ブクログ

    アメリカの雪国の片田舎に左遷させられた黒人刑事が、警官対マフィアの抗争に巻き込まれていくハードボイルド。
    暴力、ハードボイルド読み応えあるが、それとは別に、
    人種の表現が気になった。日本にいると気付かないのだが、アメリカの雪国の田舎にも、白人黒人がいて、黒人に対しても色の濃い黒人などの表現があったり、アジア人、アジア系、当たり前のようにアジア料理が出てきたり、この本がどの程度世の真実を表しているのか知らないが、世界はどんどん人種や宗教関係なく広がってきているなと感じた。

    1
    2020年02月04日
  • ノース・ガンソン・ストリートの虐殺

    Posted by ブクログ

    ミステイクが元で豪雪吹き荒れる打ち捨てられた街、ヴィクトリーへと飛ばされた黒人刑事。そこで警官たちの暴虐に追い詰められた麻薬密売人が牙を剥いた。警官狩りの殺し屋たちに追い詰められる刑事たちの、剥き出しの暴力、そして殺し合い。家族を犠牲にされた主人公もまた、狂気の殺戮劇の渦中へと巻き込まれて行く。
    暴力が凄まじい勢いで吹き荒れる怪作。途中途中に2度ほど全体の構図のおさらいが入るのは有難い。

    1
    2017年01月26日
  • ノース・ガンソン・ストリートの虐殺

    Posted by ブクログ

     黒人刑事が治安の悪い町に赴任した。
     そこで起きる刑事殺し事件。
     なんというか、もう、これでもか、と言わんばかりの陰惨な暴力。硬質で力強い文体から、それが興味半分では無くて、人が何故生きるのかという根源的な問に見えてくる。
     いやー、面白い、でも重い。
     これを映画化ってどうなるんだろう。

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    2016年12月29日
  • ノース・ガンソン・ストリートの虐殺

    Posted by ブクログ

    何と残虐な小説か。怒りと悲しみが全てを支配する。勢いはある。物語は破綻している。何で鳩があれほど死んでいたのかわからない。爆走している。

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    2016年11月14日

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