飯嶋和一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
全1巻。
個人的にちょっと雷電を調べる必要があって読んでみる。
それほど相撲に興味が無くても引き込まれる
迫力ある取り組みの描写はすごかった。
また、雷電が伝説的強さと優しさを兼ね備えた
魅力的な人物として描かれているのも好感。
ただ、個人的には小説としては....な感じだった。
雷電の話と思って読んでみると、
ずいぶん長く別の人物の描写にページを割いていて、
その人物と雷電の友情が軸に物語は進むのだけど、
時間も人物も行ったり来たりで混乱する。
著者が小説っぽい書き方を嫌っているようだったけど、
それにしても話が見えなく、
イマイチはっきりしない印象だった。