飯嶋和一のレビュー一覧
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な、ながかった。。。。面白いんだけど、だんだん最後の方は流し読みになってしまった。とはいえ、色々なことを考えさせれられる1冊だった。
島原の乱をベースに描かれた時代小説。
松倉家への苛政に対する武装発起を様々な角度から描かれている。英雄が現れて、民衆とともに立ち上がる!というようなものではなく、そこにいる一人ひとりが主役になっている。
解説より↓
「殉教という響きに陶酔する危うさ。戦の寒々しい熱狂の後にやってくる虚無感。上を前にした時に現れる人間の本性。カリスマを崇める心の弱さ。統率を失った時、いとも簡単に崩れる個人の意思と自制。善の陰に潜む醜さ。特定の人間を崇めることなく、また特定の宗門 -
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ネタバレ陸軍大佐の竹内正虎が日本航空発達史の中で取り上げている、備前屋幸吉の話で、凧が好きで、遂には、自分がその凧に乗って空を飛んで、世間を騒がせた話だ。当時は、飢饉などへの幕府の対応が悪く、世間は不満の塊であり、凧に乗って飛んだ幸吉が、鵺になぞらえられて、『イツマデ、イツマデ』と、幕府の失策がいつまで続くのか揶揄したと言ったように、間違って世間に捉えられ、幸吉は備前を追われる。
封印していた凧作りがひょんなことから、再びすることになり、また、大空を飛びたいという欲望に駆られ、とんでしまう。
幸吉は人間が空を飛んだ最初の人である。ライト兄弟より100年以上も前の話である。 -
Posted by ブクログ
全1巻。
個人的にちょっと雷電を調べる必要があって読んでみる。
それほど相撲に興味が無くても引き込まれる
迫力ある取り組みの描写はすごかった。
また、雷電が伝説的強さと優しさを兼ね備えた
魅力的な人物として描かれているのも好感。
ただ、個人的には小説としては....な感じだった。
雷電の話と思って読んでみると、
ずいぶん長く別の人物の描写にページを割いていて、
その人物と雷電の友情が軸に物語は進むのだけど、
時間も人物も行ったり来たりで混乱する。
著者が小説っぽい書き方を嫌っているようだったけど、
それにしても話が見えなく、
イマイチはっきりしない印象だった。