嶋田毅のレビュー一覧
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タイトルは、「ビジネス・ライティング」だが、論理的に考え・思いを伝える手法について述べられており、コミュニケーションのあり方を再確認できる良書である。分かりやすい文章の体裁、文章作成のプロセス、受け手にとっての迫力等、個別論点は納得感が高く、具体的な文例が多く含まれているのが分かりやすい。
プレゼンというとパワーポイントを用いがちだが、そのベースとなるロジックは文章で作成した方が良いと思う。ロジックがなく、パワーポイントのビジュアルに頼りすぎると、何を言っているか分かりにくい、「何となく提案」に留まってしまう。きちんと文章でコミュニケーションでき、人を動かす、ビジネスを動かすことのできるビジネスパーソンでありたいものである。そのためにも、中身と迫力ある文章を書く習慣が大切である。 -
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このテの本はなぜ「良いものが売れるとは限らない」を強調するのだろう?
正確に解釈するならば、「ある“悪い”ものも売れる」ということで、決して「良いものが売れない」ということではない。
しかしなぜか「良いものは売れない」かのような用いられ方をする。確かに「良いもの“だけ”」では売れない。その先にマーケティングという重要なファクターがある。
この本も、前半で「良いものだから売れるとは・・・」と散々念を押している。しかし、後半で「競争優位」の説明に入った途端に、「良いサービス」が“強み”だと、いくつもの実例で挙げている。
ここら辺は、もう少し丁寧に説明が必要ではないだろうか?
評価が星4つなのは、後半部分に対してである。
正直、後半は素晴らしい。
ビジネスの発想とビジネスモデルの考え方については、非常に明快で、全くの無駄がなくポイントを指摘している。
ここの部分だけを3倍くらいの分量にして本を出してもらえれば、間違いなく買う。 -
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■利益思考
1.「売れる商品をつくる」あるいは「顧客に喜んでもらう」ということは利益を生み出す必要条件ではあるが、十分条件ではない。
2.KBF(key buying factors)は対顧客を意識したマーケティング的な視点、KSF(key success factors)はそれを踏まえた事業戦略的な視点。
3.日頃から、5年後、10年後はどうなっているのかと考えるくせをつけ、日頃から先見性を鍛える。
4.引き出しを増やすため、ケースシャワーを浴びる。
5.どこで価値を生み、どこで回収するのかを考える。
6.人が動かない3つの理由:(1.意義ややり方が「わからない」。 2.わかっているが「できない」 3.わかっているし、できるが、「やろうとしない」(モチベーション)) -
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見込の試算であれこれやっている内に、数字遊びになっているような気がして、改めて基本を学ぼうという事で購入。
さすがにポイントを突いている。定量分析を合理的な意思決定に効果的なパワフルなツールとしつつも、過度に頼ってはいけない、計算よりも前提のチェック・計算結果の解釈・解釈を踏まえたアクション提案にこそ価値がある、必ずしも100%の精度を追求する必要はない等、目からうろこが落ちた。様々な指標を解説する「指標編」は、個々に活用できるかもしれないが、指標間の関係を一例としてでもいいから見せてもらえると良かった。
それこそ計算はツールがやってくれるわけで、解釈込みの方法論を身につけて、ぱっとやれるようになるのが理想なのだろう。中々に険しい。
メモ
・過度に頼ってはいけない(定性分析も必要)
・計算よりも、前提のチェック・計算結果の解釈・解釈を踏まえたアクション提案にこそ価値がある
・必ずしも100%の精度を追求する必要はない
・定量的な情報は、コミュニケーションツールとしても役立つ
・グラフなどで表現する際も伝えたい内容を盛り込む(補助線やコメント)
・平均は数を掛けると全体になるが、中央値や最頻値はならない -
Posted by ブクログ
「どの様にすれば利益が出せるのか」という考え方、つまり「利益思考」を軸に、ビジネスプランを展開する方法を述べた本。
利益思考に含まれる重要な要素は下記の2つに集約される。
① 無駄を最小化する
② 新しい価値を生み出す
本書の前半部分ではコストに注目した構成。 コスト構造を意識することを推奨し、コストリーダーになっても増収増益を目指す。 マクドナルドの100円マックの様に、コストコントロールを工夫すれば、値下げすることにより利益圧迫ではなく寧ろ利益増大に導くことができる実例を紹介。
中盤以降からは上記②の部分に焦点をあてた構成。 より大きな利益を生み出すビジネスを如何に構築するかという観点から事業の見方を検証。 事業評価マトリクスというツール(「魅力的な市場の発見」をx軸、「その市場で勝ってゆく」をy軸にとらえた分析票)をつかって新規事業が利益を生み出すものかどうか評価。
また、新規事業を考案するには、既存枠にとらわれない自由な発想が必要な事から、アイディアを練る為の方法論を紹介。
見方を替える、アナロジーを使う、組み合わせる、前提を疑う
など。 これは新規事業の考案以外にも日常的に使える方法。 (ただし、この様な発想手法については他の書物でも紹介しており、むしろ本書での提示は少ない)
利益を生み出すことはどういうことか?という概念から入り、他社の実例を挙げながら利益思考について説明し、その後にビジネスプランの作り方に言及。 最終的には事業計画まで落とし込むプロセスに導いている。
目から鱗!という内容ではないが、利益に対して感覚の鈍い日本人に、「利益」とは何かを見直させる良書と思う。 -
Posted by ブクログ
2軸で課題を切り分け、視えるようにし、決断することがマトリクス思考
実際には何度も試してみないと身につかないと思うが、自身のビジネスやマネジメントの方法をオリジナルでブラッシュアップできる
さすがグロービスというところで、体系化されて事例風にも活用方法を紹介、象限(セル)の意味や、要素のプロットだけで課題解決に高い効果を発揮する
思考プロセスとしては
①MECEで考えられる
②新たな気付きを得られる
③意思決定に役立てられる
という効用がある
備忘
アンゾフの事業拡大マトリクス
市場新規・既存✖️製品新規・既存
アイゼンハワーマトリクス(物事を緊急度と重要度に基づいて分類することで、優先順位を導き出すメソッド)