御影瑛路のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ようやく購入しました、面白すぎて一気読みしてしまった。
多分あれですね、「俺だってたまには萌え萌えキュン☆な奴書きたいんだよ!」って奴が爆発した結果がこれかと。
まず、特筆するべきは余計な装飾のない、しかし的確に状況を伝えてくる軽快な文章のテンポです。
まだ稀有な部類に入るネット知識などが散りばめられてて
しかしネットが持つ陰鬱さの側面を出す事なく、ただくすりとさせるのが好感を持てます。
まず、全ての人物はどこかしら性格が破綻していて
この作品は常にそういうものなんだなーと理解しておく必要があります。
ネットのノリツッコミと同じく、本気にはしていけないもの。
主人公からしてまともに取り合ってはいけない人種なので、導入部分は大丈夫だと思いますが……。
さて、色々問題がありすぎる登場人物の言動ですが
それでも笑って読み進められるのは
ギャグで済まされない部分は、登場人物がきちんと口にして咎めてくれていることに尽きるでしょう。
「作者はちゃんと解っているから、読者が余計な声を上げる必要はない」
この信頼感はこの本を読むにあたって非常に大きいと思います。
余計な論理を振りかざして、自分に酔ったりしていないのも好感的。
内容に置いて一番良かったのは、ラストを安易な一般論で終わらせなかったことです。
「お前の言い分は全てわかっていた、だが私たちにだって都合がある」
この声明には思わず「詰みじゃね?」って思ってしまいましたが、主人公の目的は仲裁じゃなくて……ね?
お気に入りキャラはチョコちゃんと美柑ちゃん。
色々ぶっ飛びながらも理解者のポジションを真っ当してくれたチョコちゃんは素敵ですし
登場僅か数ページですが、可愛らしさとアリスへの気遣いを見せた美柑ちゃんは◎。 -
Posted by ブクログ
御影作品なわけだが、やっぱりおもしろい。終わり方がちゃんとハッピーエンドなのだから、、、
音無彩矢のキャラとしてのキャラのできあがりぐあいがよかった。そして星野一輝の葛藤、桐野心音の心の奥底の感情、大嶺醍哉の冷たいようでちゃんと見守ってくれてるかんじ、臼井陽明の荒いけどちゃんと協力しようとしてるかんじ、そして茂木霞の本性。全部大好きです。
話の内容の補足。途中で全部でてくるのですが「拒絶する教室」というものがこのループの原因なわけなのですが、なぜそれがおこったのかは「箱」というなんでも願いごとがかなうものを手に入れたから。しかし、願いを思うとともに「本当なのか?」とおもってしまう。そう思ってしまった状態で願いをかなえてしまうと不完全な状態で願いがかなってしまう。箱の説明以上。
ループ物、ということでつい「エンドレスエイト」を思い出してしまったのですが、こちらのほうがある意味よかった(比べること自体がおかしいのだが)。ループものにしては若干くどいような気がしましたけど、これほどまでにくどいとちょっと嫌になったりはしたけど、全部読み通すことでちゃんといい終わりがまってくれてるんでぜひ読んでくださいな。
まぁ御影作品といえばグロ描写なんかが有名なわけなのですが、あいかわらず好きです。
キャラの恋愛に対する考えというのもよかったです。また、だれが「箱」の所有者なのかどうかも最後のところまでまったくわからないかんじになっていたのでとってもよかったです。
、、、、なんか「よかった」しかいえない自分がちょいとにくい、、、 -
Posted by ブクログ
わたしは土ツボにはまるように読みました。けど、問題作とは、、、、そこまでいってないような気がしました。けれど、おわりがキレイになっていたので満足。
問題作、というと「バトルロワイヤル」やら「溝鼠」なんて作品をおもいうかべてしまうわたくしですので、そこまで問題作あつかいしなくてもいいとおもいます。
、、、なぜに問題作あつかいなのかは、作品に登場するキャラが変なのもあるとおもいますが、そのなかのキャラのくちぐせが「ああ……人を殺したい」なわけです。殺したい、ともうのは人間みなおなじだとおもっている自分も変態なのでしょうか、とかおもったり。
また、あとがきに「人がいやがるようにかいた」とありましたが、自分はそれほどでもありませんでした。自分ふがかく作品は、この本以上に人が気味悪がってくれるような作品をつくりたいと、目標ができました。
この本は学校での自主勉強のときに流し読みしたので、そんなにうまくかけないのですが、きっちり読んでおけばよかったと思ってしまうような本でした。個人的には、こういった作品がすきなんです。また、この作品にかんしては終わりがとてもよかった。途中で人が死んだのはしかたがなかったようにもみえまいしたが、、、まぁ終わりよければすべてよし、そう思えるえたさ作品でした。 -
Posted by ブクログ
え?
神栖麗奈さん…ですか…
たしかに此処にいますけど……
あの、あなた誰ですか?
部外者に学園内の情報をお教えすることはできません。
お引取り……え? 麗奈さんの落し物を?
これは、たしかに麗奈さんの学生証ですね…
失礼いたしました……では、ご案内いたしますね…
ですが、麗奈さんはお会いになってくださいますかね……
あ、いえ、こちらの話です。
最近、誰も麗奈さんをお見かけにならないのですよ。
え? この人型の白線ですか?
ここに麗奈さんは落ちてこられたのです。
ほら、見えますか? あの屋上の鉄柵…あそこからお飛びになられたのです。
ここでお散りになるために……ほんの数日間だけですけどね!
? 神栖麗奈は死んでいる? ふふ、愚かな人はそうおっしゃいますけど、麗奈さんが死ぬはずないんですよ。
あの、神栖麗奈さんが…絶対に死ぬはずがないのです。
証拠? そんなもの、これから麗奈さんに会うのですから、それが証拠でしょう?
なにをおかしなことを……え? 帰る…?
そうですか。。。勿体無いですね。
では、これは私から……あら、足のお早いお方ですねぇ…
ふふ、本当に勿体無いことを…
あなた方は、帰ってしまったりしませんよね?
麗奈さんにお会いになってください。
どのみち、ここから引き返すことは不可能ですけどね…ふふ、ふふふふっ……