御影瑛路のレビュー一覧
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ネタバレある日お台場の運河沿い公園で、怪死体が発見される。死体には殺人鬼・マスカレードに殺されたような痕跡があった。
新米刑事・鶯百合は、先輩刑事に紹介されたされた協力者・氷鉋と共に捜査を開始することになる。氷鉋清廉。精神科医にして探偵。その正体は、美学に満ちた殺人鬼・マスカレード。
果たして百合は、謎めいた被害者の死の真相を突き止める事が出来るのか?
外部協力者である探偵(実は殺人鬼)と共に、殺人事件被害者の、謎の多い女性の正体と彼女を殺した犯人を突き止めるため捜査する新米刑事さんの話です。
本当に、タイトル通りのお話。
作中で、「真実には大した価値がない」と繰り返し語られている通り、何重もの -
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各々、歌、ダンス、美貌等等の取り柄を持った少女達が一大プロジェクトであるアイドルオーディションの最終選考、と告げられて運ばれた先はモニターだらけの異様な空間。そこで告げられたのはオーディションの選考方法、視聴者投票、そして投票最下位の者が殺されるというシステムだった。
…殺人をチラつかせる異様なゲームに突如参加させられる、という設定はまあもはや飽和状態の感もあるのであまり驚かない。
各メンバーのキャラクター設定や腹の読み合いなど、やっぱり主人公は性格が清廉潔白というか優等生というか、という、プリキュア然りセーラームーン然り…みたいな「お約束」な空気があって、こういう行動取るヤツはやっぱり脇役 -
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「拒絶する教室」で繰り返される戦慄のタイムリープ・スリラー。狂気を孕んだ万を超える膨大な数のタイムリープはラノベ的なケレン味があり、何よりも「拒絶する教室」という用語、シチューエーションは非常に魅力的である。しかしこういったシチュエーション・スリラーに付き物の、肝心のルール部分がやや曖昧なのが難点で、ループするわりに事態を把握しにくかった点が惜しまれる。特に後付のように付け足されていく拒絶の条件などのルールや、できることとできないことなど、そのあたりのルールに対する拘りが薄かったのが個人的にはとても残念だった。限定的な条件で発生するシチュエーションだからこそ、ある程度のルールは明快かつ厳格に運
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オーディションに向かったはずが、気が付けば
モニターがある密室。
死刑囚を死刑にするとき、数人の人間が一緒になって
それぞれのボタンを押して、罪の意識を分散させる。
それが何千何万ともなれば、さらに罪の意識は薄れ
ただのイベントとなり下がるわけです。
すごすぎるやり方ですが、その後の事を考えると
まったくもってお勧めできないやり方。
いつまでも評判が憑いて回るわけです、し。
部門別に1位になった6人が、必死に頑張って
デビューと生還を争うわけです。
しかし主人公は、ものすごく純粋培養。
何を言われても諦めないその姿勢は、なかなかにすごい。
アイドルと言われると、こんな感じ、と
思えるような -
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少女が魔法少女に変身し、人間を支配・殺戮していく世界。
世界の人口は激減し、人々は魔法少女に怯え暮らし、ある者は家畜として生かされ、ある者は面白半分に殺される。
主人公たちも、とある魔法少女に飼われていた。
一週間に一度餌として生贄として一人ずつ見知った人が殺されていく。
そして、ついに主人公の思い人が生贄に選ばれてしまった───。
黙示録アリスに設定似てます。
・少女しか発症しない。
・世界的危機。
・魔法(迷宮)少女の周りには特殊な結界が張られる。
・魔法(迷宮)少女の残虐性。
ただ、黙示録アリスより少女の残虐性が顕著です。
面白半分に殺したりおもちゃのように殺したり、無慈悲さ加減がよ -
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方向性の不透明さがちょっと気になります。
厨二病要素はありますがメインってほどでもありません。
謎解き要素は前シリーズに比べてぬるすぎるのでこれもメインじゃないでしょう。
精神的なふれあいといえばそんな感じはしますが、主人公の性格が難儀すぎてインパクトに欠けます。
……まぁそれについては作者自身があとがきで頭を抱えてたので、つまりそういう事なのでしょう。
本の駆け引きは謀略戦です、全てが計算ずくという訳ではなく、直感による紙一重の判断も多々あります。
納得こそ出来ますが、計算で嵌めにかかる前シリーズに比べてややご都合主義で、物足りない感は拭えません。
厨二病をステージに、謎解き要素をもう少 -
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