御影瑛路のレビュー一覧

  • 殺人鬼探偵の捏造美学

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    ネタバレ

    ある日お台場の運河沿い公園で、怪死体が発見される。死体には殺人鬼・マスカレードに殺されたような痕跡があった。
    新米刑事・鶯百合は、先輩刑事に紹介されたされた協力者・氷鉋と共に捜査を開始することになる。氷鉋清廉。精神科医にして探偵。その正体は、美学に満ちた殺人鬼・マスカレード。
    果たして百合は、謎めいた被害者の死の真相を突き止める事が出来るのか?


    外部協力者である探偵(実は殺人鬼)と共に、殺人事件被害者の、謎の多い女性の正体と彼女を殺した犯人を突き止めるため捜査する新米刑事さんの話です。

    本当に、タイトル通りのお話。
    作中で、「真実には大した価値がない」と繰り返し語られている通り、何重もの

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    2023年11月19日
  • 恋する殺人オーディション

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    各々、歌、ダンス、美貌等等の取り柄を持った少女達が一大プロジェクトであるアイドルオーディションの最終選考、と告げられて運ばれた先はモニターだらけの異様な空間。そこで告げられたのはオーディションの選考方法、視聴者投票、そして投票最下位の者が殺されるというシステムだった。

    …殺人をチラつかせる異様なゲームに突如参加させられる、という設定はまあもはや飽和状態の感もあるのであまり驚かない。
    各メンバーのキャラクター設定や腹の読み合いなど、やっぱり主人公は性格が清廉潔白というか優等生というか、という、プリキュア然りセーラームーン然り…みたいな「お約束」な空気があって、こういう行動取るヤツはやっぱり脇役

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    2020年10月20日
  • 空ろの箱と零のマリア

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    「拒絶する教室」で繰り返される戦慄のタイムリープ・スリラー。狂気を孕んだ万を超える膨大な数のタイムリープはラノベ的なケレン味があり、何よりも「拒絶する教室」という用語、シチューエーションは非常に魅力的である。しかしこういったシチュエーション・スリラーに付き物の、肝心のルール部分がやや曖昧なのが難点で、ループするわりに事態を把握しにくかった点が惜しまれる。特に後付のように付け足されていく拒絶の条件などのルールや、できることとできないことなど、そのあたりのルールに対する拘りが薄かったのが個人的にはとても残念だった。限定的な条件で発生するシチュエーションだからこそ、ある程度のルールは明快かつ厳格に運

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    2019年05月29日
  • 恋する殺人オーディション

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    オーディションに向かったはずが、気が付けば
    モニターがある密室。

    死刑囚を死刑にするとき、数人の人間が一緒になって
    それぞれのボタンを押して、罪の意識を分散させる。
    それが何千何万ともなれば、さらに罪の意識は薄れ
    ただのイベントとなり下がるわけです。
    すごすぎるやり方ですが、その後の事を考えると
    まったくもってお勧めできないやり方。
    いつまでも評判が憑いて回るわけです、し。

    部門別に1位になった6人が、必死に頑張って
    デビューと生還を争うわけです。
    しかし主人公は、ものすごく純粋培養。
    何を言われても諦めないその姿勢は、なかなかにすごい。
    アイドルと言われると、こんな感じ、と
    思えるような

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    2019年05月22日
  • 殺人鬼探偵の捏造美学

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    エピローグが秀逸な作品。消化不良だったのが最後に一気に納得までいくのがよかった。氷鉋と鶯の因縁がまだまだ読みたい

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    2018年10月21日
  • 空ろの箱と零のマリア

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    繰り返される変化のない時間を拒絶する物語。
    この作品が海外で人気があるという記事を読んだので読みました。

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    2018年03月18日
  • 殺人鬼探偵の捏造美学

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    殺人鬼で探偵で捏造で美学と盛りだくさんのタイトルに偽りなし。捏造を信じすぎじゃないか?目撃証言とかどうなった?と思うけどもう何が真実で本物か混乱。シリーズは続くようだし、いつ彼女が真実を知るのか楽しみ。

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    2018年02月18日
  • 恋する殺人オーディション

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    アイディアは悪くなかったと思う。
    ただ、主人公である七沢明日菜のキャラクターを優等生にしすぎたために、どこか嘘っぽさが漂ってしまったような気がする。
    まだ十代の少女たちが理由もわからずに拉致監禁される。
    それだけでも十分に不安を抱くだろうに、落選者は死亡すると聞かされてパニックにならないほうがおかしい。
    立ち直りも、明日菜の優等生ぶりも、黒幕の薄っぺらな動機も、やけに作り物めいていた。
    有り得ない物語であっても、それでも上手く騙してほしい。
    少しでも物語の中に入り込めるように、うまく嘘をついてほしい。

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    2017年02月16日
  • あなたが泣くまで踏むのをやめない!

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    とても個性的なキャラクター揃いで、ラノベの中のラノベというイメージでした個人的に。でもワチャワチャした騒がしさの中に精神的な闇がポツポツあって、伏線の置き方が分かりやすく、ワイワイガヤガヤドヤドヤした中でもテンションの落差があって良かったです。主人公主観なのでかなり勢いのある文章でした。一巻として、女の子たちとの出会いと馴れ初めという感じ? 次巻でどんなふうに膨らむのか膨らまないのか。

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    2016年12月31日
  • 恋する殺人オーディション

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    なんの前情報も得ないまま読んだからか、楽しめた。

    彼女なのか、彼女なのか。誰なのか。
    そんな風に疑いながら読んでいたので最後まで本当に楽しめた。おお、と思うところも、あれがこうなるのか、と思うところも。

    とても楽しかったけど、誰にも好感も嫌悪も抱かないままだったなー。アイドルたちの集まりの割に、誰にも魅力を感じなかった。

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    2016年04月20日
  • 恋する殺人オーディション

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    シチュエーションとしては悪くないけど、思ったより心理戦が面白くないし、オチに至る流れがあざといね。
    あと、あそこまで引っぱっておいてあのオチはない。ここまでの流れはなんだったの言いたくなる。ハッピーエンドが全てではないけど、これはない。

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    2016年03月31日
  • 僕らは魔法少女の中 -in a magic girl’s garden-

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    少女が魔法少女に変身し、人間を支配・殺戮していく世界。
    世界の人口は激減し、人々は魔法少女に怯え暮らし、ある者は家畜として生かされ、ある者は面白半分に殺される。
    主人公たちも、とある魔法少女に飼われていた。
    一週間に一度餌として生贄として一人ずつ見知った人が殺されていく。
    そして、ついに主人公の思い人が生贄に選ばれてしまった───。

    黙示録アリスに設定似てます。
    ・少女しか発症しない。
    ・世界的危機。
    ・魔法(迷宮)少女の周りには特殊な結界が張られる。
    ・魔法(迷宮)少女の残虐性。

    ただ、黙示録アリスより少女の残虐性が顕著です。
    面白半分に殺したりおもちゃのように殺したり、無慈悲さ加減がよ

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    2014年06月24日
  • 僕らは魔法少女の中 -in a magic girl’s garden-

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    平行連載中の君主シリーズでは話の練り込み度がやや足りない感を受けました。
    今回のこれについては逆に複雑にしすぎではないのかと。

    いえ、そりゃあもう気持よく連鎖する話の流れは大好きなのですが、何分話を切る場所が悪い。
    今回読者に与えられた最大のセントラルクエスチョンは「魔法少女が誰か?」という一点に尽きます。
    そしてその点については今作で説明されず、顔見せに留まる。

    ……要するに消化不良なんですねー。
    演出はいつも通りの御影先生で凄くいいと思います、でも話は一旦着地させて欲しかった……。

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    2014年06月16日
  • 僕らは魔法少女の中 -in a magic girl’s garden-

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    設定が複雑なせいか、作者さんの他のシリーズに比べて少しストーリーが弱いような。
    でも鬱々とした雰囲気は好きだし、続きも気になる。主人公より斬の今後に期待。

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    2014年05月18日
  • 空ろの箱と零のマリア

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    3月2日を何度もループしている.
    誰だか知ってるが初対面の転校生.
    その転校生は何故か自分に敵意を向けている.

    そんな感じで.
    詳しくは語るまい.

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    2014年03月25日
  • Fランクの暴君I ‐堕ちた天才の凱旋‐

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    方向性の不透明さがちょっと気になります。

    厨二病要素はありますがメインってほどでもありません。
    謎解き要素は前シリーズに比べてぬるすぎるのでこれもメインじゃないでしょう。
    精神的なふれあいといえばそんな感じはしますが、主人公の性格が難儀すぎてインパクトに欠けます。
    ……まぁそれについては作者自身があとがきで頭を抱えてたので、つまりそういう事なのでしょう。

    本の駆け引きは謀略戦です、全てが計算ずくという訳ではなく、直感による紙一重の判断も多々あります。
    納得こそ出来ますが、計算で嵌めにかかる前シリーズに比べてややご都合主義で、物足りない感は拭えません。
    厨二病をステージに、謎解き要素をもう少

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    2013年07月06日
  • Fランクの暴君I ‐堕ちた天才の凱旋‐

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    表紙の悪人ドヤ顔主人公に期待を持って購入。悪人まっしぐら、な主人公かとおもいきやそうでもなかった。
    コードギアスでルルーシュが好きな人なら間違いなく楽しめる。あそこまで規模の大きな話ではないけれども。
    ラスボスだと思っていたエリカ様との関係にはちょっと驚いた。今後彼女がどう関係していくのかも楽しみにしてる

    しかしラスト、予想外の複線でした

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    2013年05月06日
  • 神栖麗奈は此処にいる

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     この神栖麗奈というのが、幽霊のようなキャラでホントは一体どんなモノなんだと、そう思わせられる。そのキャラが持つ心の動きや周りの反応など不思議な雰囲気を持った人物はそれだけで、色々と考えさせられるしどんなことを思っているのか気になる。
     あとは、あまりライトノベルっぽくないし。流行りの萌えっぽさもないし、かと言って中二病って感じでもないので興味があれば読んでみてもらいたい。

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    2012年10月29日
  • 神栖麗奈は此処に散る

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     マリアと比べると一層わけの分からなさが強いけれど、他とは違う。変わったキャラが出す雰囲気はどこか興味をひかれるのには十分だし御影さんの作品を気に入ったのなら、この本もてにとってはいかがか?

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    2012年10月29日
  • あなたが泣くまで踏むのをやめない!

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    ネタバレ

    亭主関白系男子を目指すふつーの男子高校生のアパートに
    ある日幼女が訪ねてきて「養分になれ」と.
    というわけで,口の悪い幼女に尻に敷かれたりなんだりする訳ですね.
    それはそうとチョコちゃんが可愛い件について.
    毒舌幼女とはどうでもいいから
    チョコちゃん話をもっと.
    まぁでも,出番が多くなると鬱陶しくなるキャラなのかもしれないけど.
    それなり.

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    2012年08月01日