藤堂志津子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ30歳で家を建て、一人暮らしのOLをしている喜久子。それは父親が再婚するのに生前贈与された土地だった。
その家に男友達が転がり込んできたり、継母が姪を住まわせてほしいとお願いされたり、家を抱えてのお見合い活動等、家を絡めての物語。
家に転がり込んでから、恋心に気づくまでの前フリが長い恋愛物語だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その色は、すべてを覆い尽くしてくれる。心の奥に秘めたせつなさもすべて・・・・・。33歳の独身OL・喜久子が持った家は、札幌の澄んだ空に映える白い屋根の一軒家。ひとりで暮らす彼女をめぐり、三篇の愛のドラマが展開する。恋愛の歩幅(スタンス)を手探りす -
Posted by ブクログ
藤堂さんの本は一冊読んだのみ。
…ならず、とてもシンクロしたので、日記も興味を持って読んでみた。
私はどちらかといえば猫派だけれど、藤堂さんの、愛犬との暮らしを綴るエッセイは、なんとなく微笑ましい。
加えて、知的な女性の“老い”に対するスタンスも興味深い。
どうも、老いて行く事は、いろいろなことに対して諦めて行くことらしい。
著者は、長年、半身不随になったお母様を介護して見送った。
その過程でも、いろいろと諦めて行ったらしい。
“諦め”は、悪い事ではない。
特に、老いに向かっていく場合、ギラギラした欲望は傍から見ても浅ましく感じる。
だんだんと諦めて、出家をするように無駄なものをそぎ落として行 -
Posted by ブクログ
「独女日記」のついでに手にとってみた本作ですけれども、非常に良いエッセイだったかと…!
うーん…こういった淋しさには男女の別はないのだな…と思ったりもしてみたんですけれども、こんなエッセイ手に取る僕ちんの方がむしろ男ん中では奇特なのか?? との思いも拭いきれず、心ん中は千々に乱れるばかり…
けれどもまあ、良質なエッセイであったことだけは確かです!! 僕も今後の人生、どう生きていけばいいのか途方に暮れています…取り立ててやりたいこともなく…
けれどもまあ、20代よりも30代の方がアレコレ思い悩まずに済むような? 気がしないでもないんですけれども、どうでしょうか? それは来年、僕が三十路を迎