藤堂志津子のレビュー一覧

  • 銀の朝、金の午後
    おばあちゃんトリオの日常物語。


    人間の汚い一面や愚かさが 感情やら仕草で細かく表現されてて 気持ちよかった。


    『マンネリズム』
    マンネリは使うけど、+リズム!!
    初めて聞いた言葉でした。
    ほわわ~ん


    ボケたくない、健康でいたいと強く思い
    他の人のボケ具合と優劣つけていたのに ...続きを読む
  • 藤堂志津子 恋愛傑作選
    藤堂 志津子の作品は恋愛小説系の中ではかなり気に入っている。『熟れていく夏』や『桜ハウス』等を昔読んだが面白かった。作中の女性の心理描写の丁寧さが好き。
  • 秋の猫
    ジャケ買いした。5つの短編小説で構成されていて、女性の打算的なところが生々しく描かれているので失恋してすぐに読む3つ目、4つ目は非常に苦しかった。5つ目は良かった。
    読んでる際の自分の心持ちで感想がずいぶん変わりそうな良書。
  • きままな娘 わがままな母
    結局、母娘でも一人の人間やから相性もあれば価値観の違いもあって当たり前。
    極端に相性が悪かったり価値観が違わなければ、なんとかなるもんでしょ(笑)
    だから、お互いに“きまま”と“わがまま”でいられるのよ。
  • きままな娘 わがままな母
    めっちゃ分かる…。そうそう、なんで母親ってこうなんだろうと。母娘とは相性、価値観が合えば最高だけど、合わないと憎々しい限りかもしれない。ぶつかりやすいし。それはささいな食べ物の好みから、大きな決断まで。
    いつの間にか私も育ててもらったことを忘れ、家族ゆえ母親ゆえに厳しく接しているかも。だからか、母親...続きを読む
  • マドンナのごとく
    キャスト
    小島優子 名取裕子
    唐沢潤一 加藤昌也
    藤堂郁馬 宍戸開
    松田 本田博太郎
    山口恒雄 河原崎建三
  • 藤堂志津子 恋愛傑作選
    恋愛小説の面白さや良さがギュッと詰まった短編集であった。
    主人公が一話ごとに年齢が異なっているのが新鮮でよかった。
  • 淋しがり
    思い出だけで生きてゆける。豊潤な思い出さえあれば。「私」は自分がとてもあやふやな存在に思われてくることがある。思い出をたくさんコレクションするために恋人をつくるのだろうか。あるいは恋のはかなさを知りつくしたために、思い出を保存しておこうと考えはじめたのか。結婚を選ばず恋に生きる七人の女性の記憶の宝箱...続きを読む
  • きららの指輪たち
    いろんな、立場の30代の女性たち。この本に、とっても共感してしまった。ちょっと複雑です。でも、なんか、すごいよかった。自分の今悩んでいることに近いのものがあったからかな。
  • プワゾン
    誰でも共感できるものではないけれど、もしも同じ経験をしたとしたらどれも間違いなく1番鮮やかな走馬灯になりそうな、濃厚な10の恋愛エピソード集。
    恋愛なんて個人的なもの。誰かに誇れたり憧れられたりするものなんかじゃなくていいんだ。自分の中にだけ残ればいいんだ。とふと思った。

    題名にもなっている「プワ...続きを読む
  • 秋の猫
    30代〜40代の女性が主人公の短編集。いずれも飼っている猫や犬がキーキャラクターとして登場し、主人公に寄り添っていく。同年代女性が主人公ということや、自分も犬や猫を飼っていたことなどもあって感情移入もしやすく、文章も読みやすかった。
    主人公たちには紆余曲折はあるものの、その飼い猫、飼い犬は幸せだった...続きを読む
  • やさしい関係
    男二人女二人の四人の友達関係。ある日、何がきっかけか本人もわからないうちに主人公・佐代子はそのうちの一人の男友達に恋心のようなものを抱くようになる。四人はほぼ固定電話で連絡を取り合っていたので見てみたら、二十数年前の本でした。でも、それは些細な事で、人を好きになった時の心の動きというものは、今も昔も...続きを読む
  • 夫の彼女
    嫌われないように考えて行動してしまう気持ち、、、

    痛い程わかる、、、

    吹っ切れたらいいのにね、、、
  • やさしい関係
    結婚して長く一緒にいるという方法もあるし、あえて結婚はしないことで、近くなりすぎず、長く関係を持つという方法もあるか〜。どっちがいいんだろうか。
  • 夫の火遊び
    黒地に赤いバラの表紙と題名に、本屋さんでは手をとるのに躊躇してしまいそうですが、桜ハウスの続編と言うことで読みました。
    桜ハウスの元住人それぞれの恋愛沙汰を中心に物語が書かれていますが、なかなか凄いです。しかしお互い、その出来事全てではなく一端をちらりと報告したり、なにかあっても踏み込み過ぎず、適度...続きを読む
  • きままな娘 わがままな母
    「オフィスはうちに、と母誘う」「なぜ別れるの、と母が泣く」「お墓を買おう、と母はしゃぐ」「孫がほしい、と母の目輝く」「ざまをみろ、と母笑う」「「理想の嫁」に母よろめく」
    全6話で構成された家族小説。

    どのエピソードも身近に起こりそうな事柄で面白く読めました。

    娘・沙良(37歳・独身・インテリ...続きを読む
  • 熟れてゆく夏
    心理描写がすばらしい。
    そんな生き方もあるよね、一生懸命悩んでそして生きているよね、と共感しかり。
    Wikipediaで高校と大学を見て、そうなのか。。。藤だったのね。その感性は北の大地とここからなのかな。

    先日、藤に行ってきました。こわいくらい丁寧に対応いただきました。すごいなあ。ここで育ったの...続きを読む
  • 情夫
    私自身は恋愛体質ではないので、違う世界の話として楽しめた。
    サガンがどこか書いていた「若い女性ではなく、『いつまでもお若い』と言われる世代」に属している女性なら、
    共感出来る心の機微が描かれていて面白い。
  • 大人になったら淋しくなった
    「他人は、あなたたちが思っているほど愚かではありません。あなたたちが考えている以上に相手はあなたたちの本性なり性格なりズルさなりを、しっかりと見ています。でも、他人はいちいちそれを口にはださない。だから、あなたはそれに気づかない。そして、さらに相手を見くびる。ところが、そういう態度を相手はちゃんと見...続きを読む
  • 娘と嫁と孫とわたし
    姑嫁孫の女三人暮らしに再婚した娘が時折里帰り、、何処にでもありそうな親の悩みと日常。このハエって娘、うちの誰かさんみたいです。