藤堂志津子のレビュー一覧

  • 別ればなし

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     恋人がいるのに、結婚しているのに、べつに好きな人ができてしまったら……突然閑職に異動した花形営業マンの杉岡。淡々としている彼に興味を抱くOL千奈。偶然をよそおって杉岡に近づいた千奈の胸の内には、いつしか後戻りできない感情が芽生えはじめていた。惹かれ合う女と男。しかし千奈には恋人が、杉岡には妻がいた。別ればなしの果ての結末とは……。あなただったら、パートナーにどう切り出しますか?

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    2013年08月04日
  • 愛犬リッキーと親バカな飼主の物語

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    犬が好きな人には、わかる!と思うこと沢山。
    たまらないだろうなーと思います。
    私も早く犬と生活したい!

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    2013年07月26日
  • 情夫

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    年配の女性の微妙な心理を描いた短編集。
    細かな描写がリアルに感じれてその点は面白くもあった。ただ短編なのでいつも尻切れとんぼな感じでした。

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    2013年07月20日
  • 淋しがり

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    ネタバレ

    「思い出だけで生きてゆける。豊潤な思い出さえあれば」
    文庫本の背表紙の言葉に惹かれて手に取った。

    『感謝祭』の中の要子は30代の女性。恋愛の仕方が潔くてさっぱりしている。5人の男の人に優しくいたせりつくせりのお祝いをしてもらって、でも慕われもしていて、羨ましいなぁ なんて思ってほのぼの読んだ。

    いつか執着しない恋愛ができるようになりたいなぁ・・・

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    2013年05月28日
  • 秋の猫

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    本は、
    ①タイトルがよい
    ②表紙がよい
    ③内容がよい
    上記の三点のどれか一つでも満たしていると
    個人的には「これはよい」という本になる。
    まれに全部を満たしている怪物本もありますが。

    この本の場合は
    ①タイトルがよい
    です。
    間違いなく。
    秋の猫っていうセンスにやられた。

    内容は、
    恋がうまくいかない辛さを
    動物でなごます女性の短編集です。
    面白くないわけではないのだが、
    タイトルに全てもってかれた感はあります。

    でもいい、タイトルがいいから。(←)

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    2013年03月01日
  • 夫の彼女

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    ネタバレ

    タグでなんとなく分かってしまって、あまり期待できないかもしれないと思っていた。でも、ふたを開けてみるとそうではなかった。夫は別の女性とも関係を持っていて、なんていうのかな・・・ダラダラとした恋愛をするのが夫は好きなんじゃないかな?って思った。妻の涼紀には何の日もなく、こんなまともな妻がいるのに夫は何しているんだろうか?なんて思った内容だった。結婚生活は複雑なのだなと他人事のように読み終えた。

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    2012年10月25日
  • プライド

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    久しぶりに、藤堂さんの小説を読みました。
    う~ん!
    タイトル通り、女の「プライド」で彩られた小説。


    物語は、36歳の女性と、彼女が買おうとした娼夫を中心に進んでいきます。
    女性には同年代の恋人と、50代の恋人、二人の恋人がいます。
    彼女の、男を手管に取っているのだという女の誇り、
    年下の娼夫に、自分を見透かされているのではないかという恐怖、
    娼夫の、バカを装っているように見える「賢さ」、
    そんな娼夫の感情の揺らぎに影響される自分、
    男を憎みたい、
    男に手を差し伸べたい、
    本当は自分こそが、その弱い内面を吐露して、
    男に受け入れられたいのかもしれない。
    そんな彼女の揺らぎ。
    それらがとても繊

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    2012年09月28日
  • きららの指輪たち

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    最近生まれたばかりのいとこの子供の名前が「きらら」ということで、
    タイトル買い。
    意外によかった。
    同じ年代だからかな?
    どれに転ぶんだろうか、私・・・。

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    2012年09月24日
  • やさしい関係

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    32才の男女四人組。友達歴10年以上。佐代子は一年ぶりに再会した加賀美に対し、違う感情が芽生え始めたことに戸惑う。

    恋している自分に気づきながらも、友情を犠牲にするのが怖くて踏み出すことをためらう佐代子。離婚の後遺症から抜け出し切れない加賀美。

    一方、望月と修子にも秘密があった…

    1996年に発表されたこの作品。

    男女の友情について、個人的には友情は「ある」派だ。でもなかなか危ういものだとは思う。

    下心が皆無でも、相手に恋人が出来たら彼女に遠慮して連絡が疎遠になったりするしなぁ…

    90年代にはセンセーショナルだったであろう修子と望月のような関係も、今は蔓延しているんだろ

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    2012年09月24日
  • 夫の彼女

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    ある日突然 夫が、「俺と別れてくれ」といったら。。。

    しかもその理由が 夫が好きだったのは実は 若い男の子だった なんて。

    そんなことが起こったら、あなたならどうします?

    この本の中の妻は、それでも離婚はしないと頑張ってしまう。

    別居生活の面倒は夫から毎月振り込まれるからとしばらくは一人でひっそりと暮らしているが、いざ働こうとすると、おばさんの働き口は限られている。

    そんな中でパートで知り合った、パワフルな女性が出すお店の手伝いを始めるのだが、実はその彼女も同性が好きだった。

    なんで私の周りにはこんな人ばかりなの?なんていいながら、実に様々な人間を見てしまう。

    何というか、現実離

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    2012年09月20日
  • 夫の火遊び

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    ネタバレ

    すごいタイトルだけれど、
    中身はタイトルから与えられる印象とは別のベクトルで強烈な話だった。

    『桜ハウス』の続編。

    『夫の火遊び』
    離婚した真咲が元夫と再会し、離婚の理由を振り返る。
    驚くべき離婚の真相。これは引いた。

    『あのひとの娘』
    シングルマザーの遠望子の元に、一時期桜ハウスで暮らしていた九樹の娘が現れる。
    4作品の中で一番人間描写が優れていると思った。
    おちは意外な方向。

    『すてきなお嫁さん』
    婚約破棄を繰り返してきた魔性の女・綾音がとうとう結婚するお話。
    これまたすごい展開である。
    ある意味昼ドラよりもおどろおどろしい。

    『私たちの彼』
    桜ハウスの主人・蝶子が、デパ地下で出

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    2012年08月02日
  • 熟れてゆく夏

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    テーマが多すぎる気がする。男性恐怖症、同性愛など理解しづらい内容だからか?女性の気持ちが分かってないからか?
    もう少し大人になってから読み返そう。

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    2012年06月16日
  • 夫の彼女

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    勝手な夫だけれど、なんとなく「仕方ないよなあ」と思えてしまうのは、この夫のキャラ故なのか、所詮は他人事だからなのか。そしてなんだかんだいったって、似たもの夫婦って感じがしなくもない。夫婦ってそんなものなのかね。

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    2012年06月13日
  • 秋の猫

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    題名に「猫」と付いていると衝動的に手にとるわたし。

    儚く切ない。。そして末恐ろしい感じも。でもリアル(現実)って、実は末恐ろしさを秘めているんだろうな。普段は隠れているだけで。

    女って、やっぱり怖い(笑)

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    2012年04月11日
  • 昔の恋人

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    恋愛ものの4つの短編集。
    もっと共感できるかと思ったけど、なんかいまいちすっきりしない終わり方。女性の気持ちはすごくよく書かれていると思うけれど、主人公の頭の中だけがすっきりして終わり・・・
    短編だから仕方ないかもしれないけど、やっぱりもっとドロドロした感じとか劇的な結末の方が読み応えあると思う。

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    2012年02月23日
  • 白い屋根の家

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    33歳 独身OLの喜久子さん。ローンを組んで白い屋根の一軒家を建てたのでした。
    おだやかな日々の中にも変化は訪れるもの。

    男友だちって、何だろうね。
    心地良い関係の中にちょっとずつちょっとずつ変化がもたらされる過程が小気味よい。喜久子さんのマイペースぶりも共感。

    さいご、めちゃ唐突なおわりでちょっとびっくり。えー!ってなった(・∀・)
    可もなく不可もなくといったところで☆3つ。

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    2012年01月25日
  • 秋の猫

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    動物が絡む短編。

    これ読んだ数日後に、野良っぽい子猫に擦り寄られた。
    久々にきゅんきゅんした。

    「そ、猫のほうがずっとまし」

    気持ちがよぉく分かってしまった。いや、まだ私は・・・!

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    2012年01月15日
  • 情夫

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    生々しい
    人として。
    綺麗に生きられないものなのだと痛感させられる。

    だからこそ楽しいのよねえ
    後悔してでも。

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    2011年09月03日
  • 昔の恋人

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    世でもてはやされる軟弱な「恋愛小説」とはわけが違う。作者の体験も織り込んであるという短編の数々は、生身の人間の感情、衝動、愛を最もリアルに描いている。飾りも華もない、ただの現実がいとおしい。

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    2011年08月17日
  • やさしい関係

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    四人の男女間の友情のものがたり。友情といっても、いろいろな考え方があることを再認識させられる。読むにあたってはすらすら読めるが、話はやや単調である。

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    2011年07月02日