藤堂志津子のレビュー一覧

  • 独女日記

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    独女日記、というタイトルに惹かれて購入。
    私はたぶん一人で生きていくんだろうなぁ~~ということをひしひしと感じている最近。動物はあんまり好きじゃないけど、このエッセイを読んでいるとペットを飼いたくなった。でも自分の寂しさを埋めるために動物飼うってのはやっぱ違うよね~。
    だって作者の藤堂さんは犬の「はな」のことを、そして歴代育ててきた犬たちのことももはや我が子感覚で愛してらっしゃるじゃない?すごいよね。ペットは家族ってこういうことなんだろうな。私にはできない。イコールやっぱ動物は飼えない。金ないし。
    年を取ることが怖いという感覚、六十代にはちゃんと消えているのだろうか。というか自分はそこまで生き

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    2016年05月07日
  • きままな娘 わがままな母

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    題名に「我が家だ」と惹かれた
    気楽なようでいて厄介な関係
    母と娘
    愛情と女のいやらしさがたっぷり
    面白く読みました
    穏やかに終わってよかった
    ≪ 母と娘は 厄介なのよ 似てるから ≫

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    2015年12月11日
  • 独女日記2 愛犬はなとのささやかな日々

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    犬の男の子たちで散歩にいきたがらないものなど居なかった。「さ」と聞いただけで、しつこく散歩を促し困らせる。さ行には家中の者が用心深くなったほど。女の子である「はな」は「サンポ」の言葉にびくともしない。「はな」は散歩が大の苦手。ただし、自足での散歩は嫌いだが、抱かれて外を散歩するのは大好き。やりたくないことのトップ3は、自足での散歩、お留守番、シャンプー。・・・・・犬がらみのエッセイ満載である。犬好きにはたまらなく楽しいエッセイ。一々うなずき感心していた。

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    2015年10月18日
  • 秋の猫

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     ペットと男女の恋愛未満短編集、5編。
     ペットがいないので、いまいち分からなかったが、こんな風に思うのか、と思った。女性時点で書かれているので、男性はこのときどう思うのかーと気になった。
     計算高い女性がいたが、みなさんそんなに計算高いのかなぁ?と空恐ろしくなった。

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    2015年09月09日
  • きままな娘 わがままな母

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    私の母は、私のすることにまったく干渉せず、「したいようにしたらいい」というスタンスだったので、この駒子と沙良のような母娘関係はちょっとよくわからないのだけど、鬱陶しいようなうらやましいような。

    なんでも話せる母親だと、自分がずっと独身だったら仲良く過ごせて楽しいかも。
    駒子の「娘を持つ親の究極の本心」っての、なんかわかるなぁ。
    要は「他人」がいないのが一番楽で楽しいよね。

    最初の頃はうわーと思った駒子も、なかなかいいとこあるじゃんと思ったり、でもやっぱりイライラする存在だったり。
    これこそ「家族」だなあ。

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    2015年08月12日
  • 夫の彼女

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    うーん結局なんなんだろう
    愛されキャラってこと?

    夫に、僕はLGBTだから別れてほしいといわれ、
    数年後実は女がいることがわかった…って
    かなり最低なのでは。
    わたしだったらむーりー!!

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    2015年05月22日
  • 昔の恋人

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    全4編。
    昔の恋人や好きだった人との再会の物語。
    でも、甘酸っぱいものでなく、過去の苦い思いや現在の立場からズルい考えが浮かんだりする大人な再会物語に感じた。
    そんなところも、藤堂さんぽいのかも。

    2015.3.4

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    2015年03月04日
  • 海の時計(上)

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    ネタバレ

    恋人と別れたばかりの水穂は、祖母の徳子と地方都市で二人で暮らしをしている。彼女の家族は、他に母と姉。離婚後、恋に生きる母・伊沙子は恋人を追って伊豆へ。姉の加穂は東京で、今は夫と別居中だ。女だけの四人家族の人生模様と恋愛観を、札幌の式の流れにのせて描く、大河長編。読み始めたら止まらない、藤堂流感動人間ドラマの真骨頂!(裏表紙より)
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    祖母と一緒に住んでいる三十歳のフリーイラストレーターの水穂が、母の恋愛、姉の離婚、祖母の死に直面しながら北海道で暮らしていく、淡々とというか、だらだらと描いた小説だった。

    でも祖母を亡くしてからの水穂のやる気の無さ。こ

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    2015年01月27日
  • きままな娘 わがままな母

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    母と娘の二人暮らし。
    娘が独立すると言えば、自宅を改装して事務所を造り。恋をすればそれを知りたがる。
    煩わしいと思いながらも頼ってしまう娘と時に辛く娘に当たる母。それでも上手くいっている。
    そこに息子の嫁も加わり展開される様は、なかなか面白かった。

    2014.11.24

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    2014年11月24日
  • 独女日記2 愛犬はなとのささやかな日々

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    ペットも買っていない自分の老後はどうなるのか、考えてしまう。
    テレビとDVDを見続ける毎日…キツイなあ…

    犬の散歩で公園に行っていると、子供に話しかけられる、それが苦手、と、正直に書かれているのがいい。
    私もこの手の子供は苦手だ。
    家族でさえ、家にいると寛げない、それも分かる。
    人によるのかもしれない、けれど、共感するところも多く、気の合う人とおしゃべりしている感覚の作品。

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    2014年11月13日
  • 夫の火遊び

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    三大欲求に関しては似た嗜好が良いね…。。せめて歩み寄れる範疇で…

    マーキー、気の毒の一言。

    前作未読のため、久樹さんがよく分からないけど湖町さんちょっと怖い…。

    綾音はある意味、自業自得。

    蝶子さんも、妙な男には関わらない方が良い…。

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    2014年10月21日
  • 独女日記2 愛犬はなとのささやかな日々

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    単行本の方も読んでいたんですけれども、もう一度読みたくなり、手に取りました…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    個人的には前巻のが良かったかな? やたらはなちゃんとかいう犬が出てきました。まあ、サブタイトルがソレを匂わせるものなので仕方がないですね…今現在、飼い犬のいない僕ちんにとっては少々退屈な内容だったかも…けれども、藤堂先生本人に興味があるので、決してつまらなかったわけじゃないですけれどもね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    個人的には読書とか映画鑑賞に関するエッセイも入れてほしかったな、と…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2014年10月11日
  • きままな娘 わがままな母

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    母と娘。同性で人生の先輩でもある母。娘には娘の世代の主張もあり、時には反発し合う関係。

    母娘と言えど別の人間で許し難い部分も多少はあり、相手を疎ましく感じることもしばしば。
    しかし弟の嫁については姑小姑で値踏みするなど息はさすが、ぴったりだ。

    男運に恵まれない姉に似ず、理想的な嫁を得た一郎くんに焦点を合わせて続編を書いて欲しい。

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    2014年09月30日
  • きままな娘 わがままな母

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    ネタバレ

    読みながらこの「女」であり「子供」のような母親は我が母にそっくりだと思いながら読む。

    親として頼りにもなれば子供かよとツッコミたくなる母親。その母親とともに生活するアラファーの沙良の冷静に母を見る目。
    仲良くしても喧嘩してもそこは「血」のなせる業で結局は許し、甘えあえる仲。そんな親子の日常が切り取られた作品。

    ラスト息子夫婦に一緒に住もうと誘われ喜んで行った母・駒子が娘・沙良の元へ戻ってくるところはなんだか微笑ましい。

    この母娘はこれからもこうして馴れ合いぶつかりながらお互いを必要として生活していくんだろうな。

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    2014年08月07日
  • 夫の彼女

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    まさかの展開を見せる夫婦の話。
    実際その立場だったら、動揺するだろうけど、
    吹っ切れるしかしょうがない。

    曖昧な終わり方も、分る気がするが、
    読後感も曖昧なまま。

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    2014年07月23日
  • プワゾン

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    私とは別世界の大人の恋愛話。でもドキドキと切なさは共感できるかな。女は蜜と毒を隠し持つ。どちらが出るか、両方出るか、それともどちらも奥底に隠し持ったままなのか(-_-)藤堂さんの作品がいつも本屋で私を誘う…

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    2014年03月02日
  • 独女日記

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    単行本でも読んでいるはずなのに何故だか文庫本にまで手を出してしまいました…それくらいに僕はこの藤堂先生の文章が好き、ということですかなぁ…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    未だに手書きで原稿を仕上げているらしいので、そこが僕の好みと合致するのやもしれませぬ…他の作家では味わえない文章の潤い、というべきものがそこかしこにある!

    ような気がするだけで実際は何のこっちゃよく分かっていません… ←は?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    内容はまあ、飼い犬とのアレコレが中心ですね。それと高齢になってきたため、健康に関することが多いような…個人的には藤堂先生のお読みになる本とか知れたのが収穫です

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    2014年02月22日
  • 秋の猫

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    全体的に、夕暮れを散歩しているときの考えごとのように、強い印象は残らないけれど小さな充実感が残るような、気取らない感じ。

    最後の「公園まで」はなかなか好きな感じかも。

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    2014年01月10日
  • 若くない日々

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    著者の本は初めて読みましたが…なんというか、若くない、そう40代~50代くらいの年齢の女性の心理をうまいこと表している、と思いました!

    特に独身の女性の…年々老いて行く自分を客観視するところとか、いや、周囲にはもう若くない女性と見られているんだけれどもまだ自分の中にはそう割り切れない感情が渦巻いていたりとか…まあ、そこら辺の微妙な心理描写がイイですね! 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    これはおそらく著者自身も高齢独身女性だからでしょうか…なんかサラっと書いているようでありながら、ナマナマしいものを見せ付けられたような感じが致しました…。だけれども、読者に配慮しているのでしょうか? 

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    2013年10月23日
  • 若くない日々

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    五十二歳で突如結婚を思いたち、なじみの居酒屋でよく会う独り者に同居を持ちかける蓮子(「夢ふた夜」)。かつて歯牙にもかけなかった同僚にほだされる自分に戸惑う八千代(「フレンズ」)。人知れず抱えてきた女のプライド、処世で身についた妥協と諦念…。もう若くはない女たちの、やりきれないけど愛おしい日々のかけらを精緻に描く短編集。

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    2013年09月22日