あらすじ
恋人と別れたばかりの水穂は、祖母の徳子と地方都市で2人暮らしをしている。彼女の家族は、他に母と姉。離婚後、恋に生きる母・伊沙子は恋人を追って伊豆へ。姉の加穂は東京で、今は夫と別居中だ。女だけの4人家族の人生模様と恋愛観を、札幌の四季の流れにのせて描く、大河長編。読みはじめたら止まらない、藤堂流感動人間ドラマの真骨頂!
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Posted by ブクログ
札幌で離婚した祖母のもと、伊豆で暮らす離婚した母と東京に住む既婚の姉にはさまれ、妹の水穂の主観を軸に、母の再婚から始まる物語。
家族といえど価値観が各々違って意見があって、それぞれの考えに違和感があったり共感できたり、どんどんはまりすぐ下巻も読みたくなる。
Posted by ブクログ
読む人によって、受ける印象って違うものだけど、僕にとっては中心の主人公の「水穂」の気持ちは、よくわかるなぁ。
自分の、姉に対する気持ちや、母親や祖母に対してのいろいろな気持ちの変化の中での、どうしようもない葛藤や不快感、どうしても相手に振り回されてしまう、自分への苛立ちなど。
おばあちゃんを亡くしたあとの、気持ちの変化が楽しみです。
Posted by ブクログ
恋人と別れたばかりの水穂は、祖母の徳子と地方都市で二人で暮らしをしている。彼女の家族は、他に母と姉。離婚後、恋に生きる母・伊沙子は恋人を追って伊豆へ。姉の加穂は東京で、今は夫と別居中だ。女だけの四人家族の人生模様と恋愛観を、札幌の式の流れにのせて描く、大河長編。読み始めたら止まらない、藤堂流感動人間ドラマの真骨頂!(裏表紙より)
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祖母と一緒に住んでいる三十歳のフリーイラストレーターの水穂が、母の恋愛、姉の離婚、祖母の死に直面しながら北海道で暮らしていく、淡々とというか、だらだらと描いた小説だった。
でも祖母を亡くしてからの水穂のやる気の無さ。これはひょっとしたら自分が母を無くしたらこうなってしまうのでは?と思った。おばあちゃんロスを仕事まにまで影響を及ぼしてしまうのはどうかと思う。