奥山景布子のレビュー一覧
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前に読んだ「葵の残葉」の姉妹作、と言っていいのか分からないけど、この中に登場した高須四兄弟の末っ子松平定敬の物語。
徳川慶喜の命で兄松平容保と共に開陽丸に乗せられるところから物語が始まる。
国許は薩長に恭順の方針。だけど定敏は戦う道を選ぶ。会津や仙台、箱館、果ては海外まで、まさに流転の日々を送る。
最後まで戦いたい定敏だけではなく、国許を預かる家老酒井の視点も入っており、相容れない切なさも感じた。
そしてもう一度「葵の残葉」を読み、"その後"の定敏を噛みしめたい。
ちなみに、本書はダッシュ(—)で囲んだ補足をちょこちょこ入れているので、読みづらさを感じる人もいるかもしれない -
Posted by ブクログ
ネタバレ寄席品川清州亭シリーズ4作目。
『御用』…団子屋さんの再開のために雇ったおばあさん。とんだ嘘つき婆さんであっという間にいなくなってしまったが、今後どんな絡み方をするのか。
『蛍のひと夜』…髪結のお光の旦那、絵師の新助さんの過去が明らかに。昔していた悪いことからは逃げられないのよね。でもそこから必死に抜け出そうとする人の邪魔はしないでほしいものです。
『点取り、無双の三杯』…三代目天狗の点取りをめぐっての騒動。生前かわいがっていた一番弟子の礫、その後継の師匠が見つからない。一周忌にようやく四代目天狗が師匠を名乗り出てくれたが…。女義の呂香さんがひたすらかっこいい。
落語初心者のワタシでもわか