奥山景布子のレビュー一覧

  • 葵の残葉

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    徳川慶勝、徳川茂栄、松平容保、松平定敬の高須四兄弟の幕末を慶勝を中心に描く歴史小説。高須四兄弟や青松葉事件というのを知らなかったので勉強になった。なかなかの力作という感じで、そこそこ楽しめた。

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    2021年07月22日
  • 流転の中将

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    面白かったぁ!
    皆さんの評価が低くてびっくり。
    一会桑・・・本小説の主人公、桑名藩主松平定敬公って、
    今まで盲点でした。
    わたしは次が気になって一気読みでした。

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    2021年06月20日
  • 寄席品川清洲亭

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    大工の親方が棟梁を開く物語。
    素人が始めるだけあって、次々とトラブルが起こるのですが、秀八の人柄と落語への想いに加えて、しっかり者の奥さんや周囲の人の粋なサポートによって何とか乗り越えて行くところが時代物らしい。
    個性溢れる噺家や芸人の書き分けも魅力の一つで、続きを読むのか楽しみです。
    コロナが収束して寄席に行ける日が待ち遠しくなりました。

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    2021年03月10日
  • 小説 真景累ヶ淵

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    三遊亭圓朝の芝居噺、真景累ヶ淵の時代小説版。

    宗悦殺しを以前神田松之丞さんがやっていたので、続きが気になっていました。
    多少、物足りなさはあるんですが、それでも十分に、たっぷりと聴くことができました。先に『圓朝』を読んでいたので、併せてたのしめたのもよかった。

    江戸時代現代よりドロドロしすぎ。女の嫉妬は死んで呪ってやる、男の嫉妬は殺してやるってどっちにしてもみんなヤキモチ焼きだったんだね。

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    2020年10月29日
  • かっぽれ 寄席品川清洲亭 四

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    ネタバレ

    寄席品川清州亭シリーズ4作目。

    『御用』…団子屋さんの再開のために雇ったおばあさん。とんだ嘘つき婆さんであっという間にいなくなってしまったが、今後どんな絡み方をするのか。
    『蛍のひと夜』…髪結のお光の旦那、絵師の新助さんの過去が明らかに。昔していた悪いことからは逃げられないのよね。でもそこから必死に抜け出そうとする人の邪魔はしないでほしいものです。
    『点取り、無双の三杯』…三代目天狗の点取りをめぐっての騒動。生前かわいがっていた一番弟子の礫、その後継の師匠が見つからない。一周忌にようやく四代目天狗が師匠を名乗り出てくれたが…。女義の呂香さんがひたすらかっこいい。

    落語初心者のワタシでもわか

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    2020年09月26日
  • すててこ 寄席品川清洲亭 二

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    シリーズの第二弾ですね。
    面白かったです。
    いろいろあっても最後はハッピーエンド。
    読んで損は無いですね。

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    2020年09月22日
  • 寄席品川清洲亭

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    寄席を舞台にした歴史小説ですね。
    ほのぼのとした感じで読むとほっこりしますね。
    好きな小説です。
    全4巻を読むのが楽しみですね。

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    2020年09月20日
  • 葵の残葉

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    幕末を迎える徳川家の分家の身の処し方のそれぞれ。
    人生いろいろ。幕末いろいろ。
    面白い視点から見た幕末維新。
    ただ革命を起こした側では無くてひっくり返された側からの話だから全部受け身のお話。話に大きな起伏は無いけれども、悲哀は充分。ちょっと面白い。

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    2020年04月26日
  • づぼらん 寄席品川清洲亭 三

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    寄席品川清州亭シリーズ3作目。
    大地震での出産、姑さんとのゴタゴタ、襲名騒動と盛りだくさん。また出てきた高須4兄弟。
    今回ちょっと間があいてしまって登場人物を忘れてしまったので、今度ははやいうちに続きを読みたいな。

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    2020年03月04日
  • 葵の残葉

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    維新に翻弄された悲運の四兄弟!兄弟の誰か一人でも欠けていれば、幕末の歴史は変わった。徳川傍系である高須松平家に生まれた四人が歴史を大きく動かしてゆく。

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    2020年02月29日
  • 時平の桜、菅公の梅

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    マンガ応天の門で菅公の生きた時代に関心を持ち
    手に取りました。

    藤氏長者の地位を若くして継ぎ、謙虚に気を配り政に
    励む御曹司の時平と、一方才で出世した理の人菅公。

    お互い認め合う間柄だったのが、いつしか宿命の
    ライバルになる経緯など、とても情味に溢れた味わい
    深い一冊でした。



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    2019年11月26日
  • 秀吉の能楽師

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    能が好きなので購入。能の知識はなくても時代小説として面白い。大枠に掛かっている謎が解けると、読後感はなんとも言えない切なさに包まれる。

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    2019年05月06日
  • すててこ 寄席品川清洲亭 二

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    寄席清洲亭シリーズ2作目。
    清洲亭を囲む人が相も変わらずみないい人。
    秀八夫婦の今後や、どん底武士のこと、天狗と木霊のことなど次作が待ち遠しい。

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    2018年09月25日
  • 寄席品川清洲亭

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    寄席を軸に、落語のエッセンスをふんだんに使って語られる。なんだかとても安心するし、あったかい。語り口や簡潔な文章も好みです。

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    2018年09月25日
  • 寄席品川清洲亭

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    時は黒船来航の頃、品川宿で落語好きが高じ寄席の開業を思い立った大工の棟梁・秀八。いざ席亭になると、あれやこれやとトラブル続出。笑いあり涙ありの人情時代小説。
    宇江佐真理さんが亡くなり、新たな時代小説ものを探して出会ったのがこの作品。ちょうど「落語 THE MOVIE」にもはまっていたので、奇跡のような出会いとなった。テンポよくキャラクターも親しみやすい。次作が楽しみ。

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    2018年07月02日
  • 時平の桜、菅公の梅

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    知っているようで、詳しくは知らない菅原道真について書かれた小説。というか主人公は、道真を太宰府に左遷した藤原時平。今まで、名前すら知らなかった人物。

    前知識のない時代の歴史小説は、読むのに気合いがいるが、この小説は楽しく読めた。

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    2015年12月01日
  • 時平の桜、菅公の梅

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    大阪四月の文楽「菅原伝授手習鑑」の簡単な予習をしていたのですがどうも話がつかめなくて困っていたところに、この本を推すコメントがSNSで飛び込んできて、思わず飛びつきました。

    「菅原伝授…」は菅原道真を主人公に藤原時平を敵にした話で、この本は藤原時平を主人公にした話。
    時平が道真を知り尊敬し互いに語る友になりそうなのに、いつしか道は別れていく過程が哀しさをさそいます。
    同じ歴史の事実を扱いながらも、今までの有名な話とは全く違う、尚且つ魅力的な物語を紡いでしまうのは凄いと思います。

    おかげで文楽「菅原伝授手習鑑」も楽しめました。

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    2014年08月21日
  • 秀吉の能楽師

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    ネタバレ

    千利休の他界後、晩年の豊臣秀吉が能楽にハマるキッカケを作った能楽師・暮松新九郎が、秀吉に仕え振り回されるように。

    芸術は国からのサポートにより経済的安定が得られることで発展する側面があるが、反面、国からの要望や関わる人物が増えることで芸術性を犠牲にしなくてはいけなくなる場面も増えてくる。その板挟みで苦しむ暮松新九郎は、自分が本当にやりたいことを見つけていく。

    能楽といえば室町時代の世阿弥と足利義満が有名だが、豊臣秀吉と暮松新九郎の関係性もなかなか興味深かった。

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    2025年07月29日
  • ワケあり式部とおつかれ道長

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    大河ドラマ「光る君へ」を見ているので、キャストをだぶらせながら読みました。ドラマで出てこなかった部分などはへ~そうなんだと思ったり、ドラマと違う部分もあったり、面白く読むことができた。
    やっぱ行成がいいわ(^^)

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    2024年10月31日
  • ワケあり式部とおつかれ道長

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    読みやすかった。大河ドラマから興味をもって読み始めたが、思われている史実と大河ドラマとは違うのね。大河ドラマ好きなので、式部と道長の関係が物足りない。

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    2024年10月07日