【感想・ネタバレ】時平の桜、菅公の梅のレビュー

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Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
凡庸だが人心の機微を知る貴公子・藤原時平。破格の才力で他を圧倒する菅原道真。親の七光りで出世を重ねる時平は、自力で地位を築いた道真を敬慕し、その背中を追って国政に奮闘する。しかし上皇が時平率いる藤氏を疎んじ、道真を偏愛したため朝廷は二つに分裂。時平はかつて志を分かち合った道真と、互いの政治生命をかけて対立することになる!

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2022年07月11日

Posted by ブクログ

マンガ応天の門で菅公の生きた時代に関心を持ち
手に取りました。

藤氏長者の地位を若くして継ぎ、謙虚に気を配り政に
励む御曹司の時平と、一方才で出世した理の人菅公。

お互い認め合う間柄だったのが、いつしか宿命の
ライバルになる経緯など、とても情味に溢れた味わい
深い一冊でした。



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2019年11月26日

Posted by ブクログ

知っているようで、詳しくは知らない菅原道真について書かれた小説。というか主人公は、道真を太宰府に左遷した藤原時平。今まで、名前すら知らなかった人物。

前知識のない時代の歴史小説は、読むのに気合いがいるが、この小説は楽しく読めた。

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2015年12月01日

Posted by ブクログ

大阪四月の文楽「菅原伝授手習鑑」の簡単な予習をしていたのですがどうも話がつかめなくて困っていたところに、この本を推すコメントがSNSで飛び込んできて、思わず飛びつきました。

「菅原伝授…」は菅原道真を主人公に藤原時平を敵にした話で、この本は藤原時平を主人公にした話。
時平が道真を知り尊敬し互いに語る友になりそうなのに、いつしか道は別れていく過程が哀しさをさそいます。
同じ歴史の事実を扱いながらも、今までの有名な話とは全く違う、尚且つ魅力的な物語を紡いでしまうのは凄いと思います。

おかげで文楽「菅原伝授手習鑑」も楽しめました。

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2014年08月21日

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