桜井亜美のレビュー一覧

  • MADE IN HEAVEN Juri
    Kazemichiから読んだのだけれど、もしかしたらJuriから読む方が良かったのかも…と思った。でも、Kazemichiから読む方が良いのかも。残されたJuriの切ない物語。
  • MADE IN HEAVEN Kazemichi
    KazemichiとJuriの切なくて痛々しい恋愛。Kazemichiが隠し続けるある秘密とは──。
  • LOVE ASH
    若者のすべてをありのままにヴァーチャルな世界をとりいれた小説。
    クールでダークな印象もうけるが、新世代の新たな着眼点と言っても良いだろう。
  • MADE IN HEAVEN Kazemichi
    MADE IN HEAVENは二冊構成。kazemichi視点です。アタシはこっちのが好きです。風道になりたい。
  • ワンダー・ウォール
    本書のタイトルのもとになっているのはOasisの「WONDERWALL」ですが、この曲については著者のデビュー作である『イノセントワールド』でも引用されていたように記憶しています。本作も『イノセントワールド』とおなじく、性と遺伝子というモティーフがあつかわれています。

    医学部に通う星河きりなは、三...続きを読む
  • エヴリシング
    かなりのインパクトでした。
    桜井亜美という作家の名前は知っていましたが、若い女性作家が同世代相手の本を書いている位の認識しかありませんでした。
    インターネットで調べたところ、桜井亜美さんは覆面作家だそうですが、他の人も書いていたように、かなり老練な(とはいってもそれなりに若い)作家さんのように思...続きを読む
  • ヴァーミリオン
    サイコセラピストの鮎美は、クライアントの16歳の昴と恋に落ちる。彼の周囲で不審死が連続し、鮎美は事件の真相を追う。

    おもしろかったのですが、すぐに読み返したいとは思わない本です。結末が悲しすぎる。
    ですがそれゆえに美しいというのもあって、どうしようもない気がします。
  • ツギハギ姫と波乗り王子
    本当の自分は誰にも見せない主人公とそんな主人公にグイグイ踏み込んでくるリク。
    夢見がちでオタク気質な絵描きとポジティブで夢を追いかけているサーファーのリクは価値観があまりにも合わないような気がして最初はつきあっているのが不自然に感じた。
    それでも日本にいる間はうまくいっていただけに海外に行ってからの...続きを読む
  • ヴァージン・エクササイズ
    孤独、それでいて誰かに認められたい、愛されたい。
    さようならを前提にすることで、さようならから生じる傷を回避しようとする。傷つきたくないから。

    ミユウたちの生き方に共感するしないかは別として、多くの人がそういった感情を持ち、悩み、苦しんだことがあるのではないだろうか。

    著者の数ある作品の中で、良...続きを読む
  • Miracle
    「愛」とは何かを説明することは難しけれど、この小説自体が「愛」とは何かを説明しているのかもしれない、気がした。
  • R.I.P.
    どこにも救いようがない。でも、それゆえに伝わる何かがあった気がする。タイトルの意味を知ってとっても納得。
  • Miracle
    二面性と、その両極にあるもの。それらを中心に話が回っていく。対になっているものの存在を知った時から、話の流れが少しずつ変わっていく。心がないから、何を手に入れても満たされないという悲しい話。読むたびに、美しすぎるのも罪なのかな、と思わされる。
  • ツギハギ姫と波乗り王子
    切なく悲しい、そして もどかしい。
    誰もがみんな主人公 杏のような
    ツギハギ部分がきっとある。

    本当の自分をさらけ出して、
    それが認められなかったら
    心が深い傷を負ってしまう。

    杏やリクの感情にシンクロして、
    どこまでも深海の中をさ迷っている
    錯覚に陥る。

    現状から抜け出したいけど 怖い。
    ...続きを読む
  • LAST DIARY
    早朝ならではの、世界中のすべての音を
    吸収してしまったような静けさ。
    そこに地平線の向こうから
    太陽が顔を覗かせ、空をオレンジと水色の
    グラデーションで彩る。

    世界は動きだし、新たな歴史を
    刻み始める。
    そんな、静から動への移り変わりを、
    繊細なメロディーでひとつひとつ
    紡いでいくような、綺麗な作...続きを読む
  • 不幸な恋の終わらせかた
    久々に桜井亜美をよんだ。2冊連続発売のうちの1冊。
    桜井亜美はやっぱり好きだなぁと思った。
    自分を否定するんじゃなくて今までの積み重ねが今の自分を作ってるんだと、過去の自分を消してしまうことは今の自分をも消してしまうこと。なんだな。
    想い続けた想いが叶いそうでホっとする。
  • デジャ・ビュ
    「Aプラス」から「Cマイナス」
    生まれつき人々が、9つに階級分けされている世界の物語。

    リアリティに欠けるのに、訴えてくるものがとても強い。
    Aプラスの苦悩やCマイナスの葛藤。
    それに、夢に向かう強さや、未来の見えない絶望感。

    桜井さんの言葉は、たまにすごく悲しくて、鋭い。


    ・この世界は目的...続きを読む
  • 不幸な恋の終わらせかた
    良かった。前編?といっていいかわからないけど「幸せな恋のはじめかた」がちょっとハズレだったのであまり期待せずに本書を読んだからかもしれないですが、良かったです。
    やや非現実的なところはあるものの、恋というよりは人間関係という感じ。
    なんか久々に桜井亜美っぽさを感じました。
  • 勝つ恋愛!
    特別、桜井亜美という女は知らなかったが、女が、女の視点で恋愛についてノウハウを書いている、というのは重要だ。男の視点で男が書いているのばかり読んでいても、女の真相を掴むことは出来ない。女は恋愛に生きる動物だから、男が思う以上に、恋愛に対する執着がハンパない。だから、女側の視点にたって、男を見ている、...続きを読む
  • デジャ・ビュ
    階層化社会がベースのSFチックな恋愛小説。若干エロティック。思春期な女子中高生が好きそう。桜井亜美特有の比喩表現多し。自分は学生時代にこれを読んで桜井亜美の作品にハマりました。
  • 空になりたい WANT TO BE THE SKY
    表紙とタイトル、テーマは好きな感じ。
    現実ではこんな復習劇は無いんだろうけど、こいうことがあっても不思議は無いんだろうと思えるテーマでもある。
    結果、主人公が幸せになれたのかどうかは未知のままだけど、強くなるってのは人それぞれいろいろで、望んでできた壁ではないのに、乗り越えなければいけない、これもま...続きを読む