桜井亜美のレビュー一覧

  • MADE IN HEAVEN Kazemichi

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    KazemichiとJuriの切なくて痛々しい恋愛。Kazemichiが隠し続けるある秘密とは──。

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    2009年10月04日
  • LOVE ASH

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    若者のすべてをありのままにヴァーチャルな世界をとりいれた小説。
    クールでダークな印象もうけるが、新世代の新たな着眼点と言っても良いだろう。

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    2009年10月04日
  • MADE IN HEAVEN Kazemichi

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    MADE IN HEAVENは二冊構成。kazemichi視点です。アタシはこっちのが好きです。風道になりたい。

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    2009年10月04日
  • エヴリシング

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    かなりのインパクトでした。
    桜井亜美という作家の名前は知っていましたが、若い女性作家が同世代相手の本を書いている位の認識しかありませんでした。
    インターネットで調べたところ、桜井亜美さんは覆面作家だそうですが、他の人も書いていたように、かなり老練な(とはいってもそれなりに若い)作家さんのように思えます。特異な文体。ストーリーやプロットの正確さ。感性だけで書き上げられるものではなく、その上にちゃんと計算が乗っています。
    とは言え、丁度私たちが若い頃の庄司薫や柴田翔のように、新しい感性と手法をもって登場した作家さんのようです。なかなか楽しく読ませてもらいました。
    こういった新しい作家さん

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    2017年11月08日
  • ヴァーミリオン

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    サイコセラピストの鮎美は、クライアントの16歳の昴と恋に落ちる。彼の周囲で不審死が連続し、鮎美は事件の真相を追う。

    おもしろかったのですが、すぐに読み返したいとは思わない本です。結末が悲しすぎる。
    ですがそれゆえに美しいというのもあって、どうしようもない気がします。

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    2013年09月27日
  • ツギハギ姫と波乗り王子

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    ネタバレ

    本当の自分は誰にも見せない主人公とそんな主人公にグイグイ踏み込んでくるリク。
    夢見がちでオタク気質な絵描きとポジティブで夢を追いかけているサーファーのリクは価値観があまりにも合わないような気がして最初はつきあっているのが不自然に感じた。
    それでも日本にいる間はうまくいっていただけに海外に行ってからの二人のすれ違いが見ていてつらい。

    全体を通して二人とも性格が嫌いだし、文章中にでてくるアニメや漫画の固有名詞もあからさまな感じがして嫌だけれど(オタクぶっているけど薄っぺらいというか・・)、ハッピーエンドにならなかったことで逆に強く印象に残ったのが良かった。
    情だけでは長続きしない。

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    2012年10月30日
  • ヴァージン・エクササイズ

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    孤独、それでいて誰かに認められたい、愛されたい。
    さようならを前提にすることで、さようならから生じる傷を回避しようとする。傷つきたくないから。

    ミユウたちの生き方に共感するしないかは別として、多くの人がそういった感情を持ち、悩み、苦しんだことがあるのではないだろうか。

    著者の数ある作品の中で、良い終わり方をしている作品だと思う。
    心理描写が分かりやすく、それでいて温かみがあり、良い。

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    2012年06月18日
  • Miracle

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    「愛」とは何かを説明することは難しけれど、この小説自体が「愛」とは何かを説明しているのかもしれない、気がした。

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    2012年04月17日
  • R.I.P.

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    どこにも救いようがない。でも、それゆえに伝わる何かがあった気がする。タイトルの意味を知ってとっても納得。

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    2012年04月07日
  • Miracle

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    二面性と、その両極にあるもの。それらを中心に話が回っていく。対になっているものの存在を知った時から、話の流れが少しずつ変わっていく。心がないから、何を手に入れても満たされないという悲しい話。読むたびに、美しすぎるのも罪なのかな、と思わされる。

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    2011年10月26日
  • ツギハギ姫と波乗り王子

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    切なく悲しい、そして もどかしい。
    誰もがみんな主人公 杏のような
    ツギハギ部分がきっとある。

    本当の自分をさらけ出して、
    それが認められなかったら
    心が深い傷を負ってしまう。

    杏やリクの感情にシンクロして、
    どこまでも深海の中をさ迷っている
    錯覚に陥る。

    現状から抜け出したいけど 怖い。
    愛されたいけど 傷つきたくない。

    そんな心の葛藤がもどかしい。

    物語は unhappy end。
    悲しみに満ちたツギハギ姫が
    心から笑顔になれるといいのに。

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    2011年11月05日
  • LAST DIARY

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    早朝ならではの、世界中のすべての音を
    吸収してしまったような静けさ。
    そこに地平線の向こうから
    太陽が顔を覗かせ、空をオレンジと水色の
    グラデーションで彩る。

    世界は動きだし、新たな歴史を
    刻み始める。
    そんな、静から動への移り変わりを、
    繊細なメロディーでひとつひとつ
    紡いでいくような、綺麗な作品。

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    2011年11月05日
  • 不幸な恋の終わらせかた

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    久々に桜井亜美をよんだ。2冊連続発売のうちの1冊。
    桜井亜美はやっぱり好きだなぁと思った。
    自分を否定するんじゃなくて今までの積み重ねが今の自分を作ってるんだと、過去の自分を消してしまうことは今の自分をも消してしまうこと。なんだな。
    想い続けた想いが叶いそうでホっとする。

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    2011年09月07日
  • デジャ・ビュ

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    「Aプラス」から「Cマイナス」
    生まれつき人々が、9つに階級分けされている世界の物語。

    リアリティに欠けるのに、訴えてくるものがとても強い。
    Aプラスの苦悩やCマイナスの葛藤。
    それに、夢に向かう強さや、未来の見えない絶望感。

    桜井さんの言葉は、たまにすごく悲しくて、鋭い。


    ・この世界は目的を失ってただ生存のためだけに生きていくには、あまりに酷くでたらめな所だ。
    ・自分自身に何かが不足してると思うから、その部分を夢で補う。
    ・夢と一緒に生きることで、自分が初めて1つの輝く球体になる。
    精神の補完作用だよ。
    ・あたしの身体がどこにいようと、心だけは檻から自由でいられる。

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    2011年07月30日
  • 不幸な恋の終わらせかた

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    良かった。前編?といっていいかわからないけど「幸せな恋のはじめかた」がちょっとハズレだったのであまり期待せずに本書を読んだからかもしれないですが、良かったです。
    やや非現実的なところはあるものの、恋というよりは人間関係という感じ。
    なんか久々に桜井亜美っぽさを感じました。

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    2011年06月10日
  • 勝つ恋愛!

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    特別、桜井亜美という女は知らなかったが、女が、女の視点で恋愛についてノウハウを書いている、というのは重要だ。男の視点で男が書いているのばかり読んでいても、女の真相を掴むことは出来ない。女は恋愛に生きる動物だから、男が思う以上に、恋愛に対する執着がハンパない。だから、女側の視点にたって、男を見ている、ということを知らなければならない。読んでいて腹が立つこともあるけど(笑) とにかく女という生き物はすごいから。

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    2011年03月27日
  • デジャ・ビュ

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    階層化社会がベースのSFチックな恋愛小説。若干エロティック。思春期な女子中高生が好きそう。桜井亜美特有の比喩表現多し。自分は学生時代にこれを読んで桜井亜美の作品にハマりました。

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    2013年08月15日
  • 空になりたい WANT TO BE THE SKY

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    表紙とタイトル、テーマは好きな感じ。
    現実ではこんな復習劇は無いんだろうけど、こいうことがあっても不思議は無いんだろうと思えるテーマでもある。
    結果、主人公が幸せになれたのかどうかは未知のままだけど、強くなるってのは人それぞれいろいろで、望んでできた壁ではないのに、乗り越えなければいけない、これもまたひとつの人生なんだと悩ましい物語だと思います。

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    2010年10月30日
  • チェルシー

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    よくある「生きる」ことをテーマにした小説。
    ただ他と違うのは「死ぬ」ことを前提とした「生きる」をテーマにしている点。
    生きるor死ぬ、どちらが正解だったかという結論までは書かれていないが、その意味を問う4人の最期の生き様がうまくクロスしていて考えさせられる。

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    2010年10月17日
  • LAST DIARY

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    少しボリュームが少ないのと、展開が少しよめてしまうのが残念。
    でも、コトバのひとつひとつに誰かと生きることの大切さが表れていて純粋でいい文章だと思いました。

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    2010年10月16日