あらすじ
皮膚はシリコンゴム、骨はチタン合金、目はCCDカメラ……。
十五歳の時、大事故に遭った姫島風道は、身体の大部分を人工物に取り替えられた。
五感も欲望も失った自分は人間なのか?恋人ジュリにも言えない秘密を抱えた風道には、人工心臓の寿命が尽きるまでにやらなければならないことがあった。
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カゼミチ視点。物語の核心が描かれてるので、Juri編を先に読んでからだと徐々に真相が分かってきて非常に面白い。SFチックなのに妙にリアルに感じるのは、感情移入してしまっているからなのか…桜井亜美作品でも逸材。
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JULIの方を先に読んだからなあ。
女の子はだいたいそうするよね。
どっちもを先に読む、読むということはひとりの人生の中では出来ないから、そこはちょっと勿体なかったかナ。
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風道の人生はとてもつらく切ないもののように思えけど、風道は樹里にあえて幸せになれたと思う。風道と樹里が出会えてよかった。私もこの本と出合えてよかったです。
−僕を忘れて。ぼくを覚えていて。−
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主人公の視点が男女に分かれてるうちの男性版。
最後、すごく泣きました。
大切な人を守るための選択、
そして大切な人への愛を貫く強く儚い姿に。
ただ、君に出会えてほんとによかったと思っただけ。
風道が樹里に出会えて本当によかったって思う。
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交通事故を起こし、手術により全く違う人間になって生きる事に…。そんな中で見つけた純愛。むっちゃ切ない。Juri編も別冊であり。コミックも二冊とも買いました。
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こっちは同タイトルの男性編。
Juri編では真相が曖昧な想像でしかワカラナイので、こっちを先に読むといいかと思いマス。
彼の思いが伝わってきて、切ない。
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Kazemichi→Juri→Juri→Kazemichiの順番で二度目を読みました
やっぱりJuriの方がすき
Kazemichiでは全体を通してジュリへの想いが描かれているのに、
浮気なんてしないでほしかった
ましてJuriを読めばジュリの一途さや、
どれだけカゼミチのことを想っているかがわかるから、
kazemichiでのカゼミチの裏切りはほんとに悲しい
それにしても…
どうしても読んでいる間、頭の中に浮かぶカゼミチの姿は小林俊になる
Posted by ブクログ
事故で亡くなってしまった少年が、体の大部分を機械に入れ替えられ、「再生」されてしまう……という、設定だけ見れば、ちょっぴりSFチックな話(苦笑)
でも、中身はちっともSFっぽくはなくて、ものすごくヒューマンドラマ。
体の中身はほとんど機械だけど……きっと、風道は誰よりも人間っぽい気がします。
好きな恋人との別れを惜しんで……。
妹とを大事にしてて……。
きっと誰よりも人間っぽい。
風道の両親よりも誰よりも。
でも……風道の両親も誰も彼も、あれもあれで人間だからこその、弱さなのかしら……?
よくわからない。
ただ、これだけは言えるのはきっと。
どこもかしこも機械だらけの風道だったけれど……。
彼は確かに人間だった……ということ。
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juri編とセットだけれども、こちらの方が一種SFっぽくて読みやすかった。
ぽいだけでアラはいろいろあるけれど。
どちらも子供時代がキーポイントなんだろうなぁ。
若い思考を書くのはうまいんだろうと思った。
続けて数冊読むとちょっと若さ酔いをおこす作家さんかもしれん。
Posted by ブクログ
涙なしでは読めない、亜美の傑作。
どうしても、自分がJURIに、好きな人をKAZEMICHIにシンクロさせてしまう。
読み進めるのは、痛みを伴うけど、読み終わった後に自分の心の中に何かあたたかいものが生まれてる気がする。
Posted by ブクログ
嘘をついてまで人を愛してもいいのか─ 自分と葛藤しながらも一途にJuriを愛したKazemichiの物語。 Juriを読んでからこっちを読もう。