桜井亜美のレビュー一覧
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酒鬼薔薇聖斗を題材にした小説で、
亜美の中でもちょっと異色な衝撃作。
少年時代って家庭がすごく大きいんだと思う。
大袈裟に言って子供にとって家は世界、親は神。
自分を形成する過程でそれはある意味脅威になるのかも。
少年犯罪についてすごく考えさせられる作品です。Posted by ブクログ -
彼女の世界は非現実的な世界ではあるけれど、
ぐっと近く感じてしまう世界でもある。
振り向くとすぐ後ろにあってドキっとしてしまうような。
愛する存在に出会うコト。
それはきっと、
どんな自己世界も変えてしまうんだと思った。
そうそれが、奇跡…Posted by ブクログ -
MRを取り入れたスト−リ−。
近未来っぽく。
数々のifをきっと誰もがたくさん持ってる。
だけどそれを全ては叶えられはしないんだょネ。
読んだ後ちょっとだけ薫る虚しさ。Posted by ブクログ -
言いたいコトは伝わったけれど、
何だか後味が悪くて好きになれない作品。
誰もがただ幸せになりたいだけなのに、
残ったのは永遠の傷跡だけ。
蝶はドコへ還ったんだろう。Posted by ブクログ -
彼女の書く性描写は、私にとっては激しすぎてNGなんだけど、心の奥で孤独を抱えてるような、陰のある登場人物は好き。私がメールから始まる恋愛をアリだと思っているせいかもしれないけど、ダイチとイリアの、互いを求める愛のかたちは、うらやましいと思う。それが男女の中じゃなくても。Posted by ブクログ
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人の心がどうやってこわれていってしまうのか。辛くて悲しい話だった。ただ、作者の他の作品の作風も含めて考えるとあの事件を面白がって書いているようにも思えてしまうのも否めない。Posted by ブクログ
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人間て、弱い。
例えば今、ひどい頭痛がしてるとする。そうするともう、この世界がひどくとげとげした、冷たいものに感じてしまう。
けど、そこで今あそこを歩いている女の人を見てみよう。彼女は何の悩みも無いように見えるけど、実は不治の病を抱えているかもしれない。
いつも主観100%な私だから、見え...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙に引かれて買ってしまいました。
やっと手に入れた幸せの居場所をある事件がきっかけで手放そうとしてしまうが、傷つくことを恐れず立ち向かうことを決意するストーリー。Posted by ブクログ -
涙なしでは読めない、亜美の傑作。
どうしても、自分がJURIに、好きな人をKAZEMICHIにシンクロさせてしまう。
読み進めるのは、痛みを伴うけど、読み終わった後に自分の心の中に何かあたたかいものが生まれてる気がする。Posted by ブクログ -
シネスシージアの少女の唯一無二の恋を描く。
瑠璃のように自分が傷つくことも恐れず、相手を求めてみたい。
I'm proud of your decide.Posted by ブクログ -
十三歳のカズキは、妄想の世界にいる唯一の親友BJとしか会話ができなかった。学校でイジメられ、家では母親に殴られ、同級生の少女に性的興奮を感じて悩むカズキに、BJは「世界を破壊しろ!」と言い続ける。そして十四歳になった時、彼は儀式を開始した。「そうです。僕が、酒鬼薔薇聖斗です」悲惨な事件の光と影を照ら...続きを読むPosted by ブクログ
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桜井亜美の本は全部読んだけど
中でも切ない1冊。
二人の主人公の男の視線からみたストーリー。
女の視線からみた同じストーリーもあります。Posted by ブクログ -
嘘をついてまで人を愛してもいいのか─ 自分と葛藤しながらも一途にJuriを愛したKazemichiの物語。 Juriを読んでからこっちを読もう。Posted by ブクログ