桜井亜美のレビュー一覧

  • 14 fourteen
    酒鬼薔薇聖斗を題材にした小説で、
    亜美の中でもちょっと異色な衝撃作。

    少年時代って家庭がすごく大きいんだと思う。
    大袈裟に言って子供にとって家は世界、親は神。
    自分を形成する過程でそれはある意味脅威になるのかも。

    少年犯罪についてすごく考えさせられる作品です。
  • 空の香りを愛するように
    彼女の世界は非現実的な世界ではあるけれど、
    ぐっと近く感じてしまう世界でもある。
    振り向くとすぐ後ろにあってドキっとしてしまうような。

    愛する存在に出会うコト。
    それはきっと、
    どんな自己世界も変えてしまうんだと思った。

    そうそれが、奇跡…
  • 神曲 Welcome to the Trance World
    MRを取り入れたスト−リ−。
    近未来っぽく。

    数々のifをきっと誰もがたくさん持ってる。
    だけどそれを全ては叶えられはしないんだょネ。

    読んだ後ちょっとだけ薫る虚しさ。
  • クロム・ハート
    言いたいコトは伝わったけれど、
    何だか後味が悪くて好きになれない作品。

    誰もがただ幸せになりたいだけなのに、
    残ったのは永遠の傷跡だけ。
    蝶はドコへ還ったんだろう。
  • セクシャル
    泣きたいときに堪える強さと、
    泣きたいときに泣ける強さ。

    愛するコトの幸せと哀しみ。
  • Lyrical Murderer
    彼女の書く性描写は、私にとっては激しすぎてNGなんだけど、心の奥で孤独を抱えてるような、陰のある登場人物は好き。私がメールから始まる恋愛をアリだと思っているせいかもしれないけど、ダイチとイリアの、互いを求める愛のかたちは、うらやましいと思う。それが男女の中じゃなくても。
  • 14 fourteen
    人の心がどうやってこわれていってしまうのか。辛くて悲しい話だった。ただ、作者の他の作品の作風も含めて考えるとあの事件を面白がって書いているようにも思えてしまうのも否めない。
  • エヴリシング
    死んでいった恋人の思い出に真正面からぶつかる主人公の強さが逆にせつない。
    内容が重いわりには簡単に描きすぎている部分はあるが、だからこそ読みやすい。
  • サーフ・スプラッシュ
    本当は生きることに真っ直ぐすぎる自分を自身で気付いてない。そんな素直さが素敵だった。二人の手紙はしまっておくよ。
  • 空の香りを愛するように
    人間て、弱い。

    例えば今、ひどい頭痛がしてるとする。そうするともう、この世界がひどくとげとげした、冷たいものに感じてしまう。
    けど、そこで今あそこを歩いている女の人を見てみよう。彼女は何の悩みも無いように見えるけど、実は不治の病を抱えているかもしれない。

    いつも主観100%な私だから、見え...続きを読む
  • 空の香りを愛するように
    表紙に引かれて買ってしまいました。
    やっと手に入れた幸せの居場所をある事件がきっかけで手放そうとしてしまうが、傷つくことを恐れず立ち向かうことを決意するストーリー。
  • イノセントワールド
    高校生の頃、幻冬舎文庫が初めて発売された時に本屋で見かけて、それから桜井亜美にはまった。でもいつの間にか読まなくなっていて、ちょうどあれから10年後の今、実家に帰った際に再読してみた。無垢で純粋だからこそ傷付きやすい心を持つのは、若さの象徴。そんな印象を受けつつ、何でも出来ると思わせるような奔放さが...続きを読む
  • MADE IN HEAVEN Kazemichi
    涙なしでは読めない、亜美の傑作。
    どうしても、自分がJURIに、好きな人をKAZEMICHIにシンクロさせてしまう。
    読み進めるのは、痛みを伴うけど、読み終わった後に自分の心の中に何かあたたかいものが生まれてる気がする。
  • First Love
    シネスシージアの少女の唯一無二の恋を描く。
    瑠璃のように自分が傷つくことも恐れず、相手を求めてみたい。
    I'm proud of your decide.
  • alones
    桜井亜美の小説は、悲しい結末が多い中、これはスタートラインに立ったところで終わっている。
    私も会いたい、あの風に会いに行きたい。
  • 14 fourteen
    十三歳のカズキは、妄想の世界にいる唯一の親友BJとしか会話ができなかった。学校でイジメられ、家では母親に殴られ、同級生の少女に性的興奮を感じて悩むカズキに、BJは「世界を破壊しろ!」と言い続ける。そして十四歳になった時、彼は儀式を開始した。「そうです。僕が、酒鬼薔薇聖斗です」悲惨な事件の光と影を照ら...続きを読む
  • サーフ・スプラッシュ
    手紙のやりとりがそのまま物語になっている。
    この時代に女子高生だった人ならシンクロできるかもしれません。
  • MADE IN HEAVEN Kazemichi
    桜井亜美の本は全部読んだけど
    中でも切ない1冊。
    二人の主人公の男の視線からみたストーリー。
    女の視線からみた同じストーリーもあります。
  • MADE IN HEAVEN Kazemichi
    嘘をついてまで人を愛してもいいのか─ 自分と葛藤しながらも一途にJuriを愛したKazemichiの物語。 Juriを読んでからこっちを読もう。
  • MADE IN HEAVEN Juri
    嘘をついてまで人を愛してもいいのか─ 自分と葛藤しながらも一途にKazemichiを愛したJuriの物語。先にこっちを読もう!