桜井亜美のレビュー一覧

  • believe 光の響き
    一時期、桜井亜美の本にはまって毎日のように読んでいた。この本は桜井亜美の本で最初に読んだもの。

    桜井亜美の本は、自分がボロボロな時に読むと癒される気がした。カタルシスのような感覚があった。

    桜井亜美の本は理解できないことが多すぎる。ただ、心理描写はとてもいいと思う。やや詩人チックだけど。
  • デジャ・ビュ
    初めて読んだ桜井亜美作品。高一の頃本屋で見つけて背表紙読んで買った気がします。近現代における階級社会がこの物語の基盤で、身分によって生活が全然違う。ランクの高い人は金持ちで、金持ちの子供は良い遺伝子を持って生まれて…、って。なんでも完璧。でも生きることの意志が足りない。あたしはランクの低い主人公の生...続きを読む
  • ヴァーミリオン
    ページ右上に書いてあったURL。この作品の伏線なのかなとちょっと期待してアクセスしたら、公式HPだった。
    ちょっと期待はずれ。(2002.6.20)
  • 14 fourteen
    酒鬼薔薇事件を題材にした小説。桜井亜美の中で一番いい。自我がしっかりしている場合のみ中高生にお勧めしたい。
  • ヴァーミリオン
    朱=ヴァーミリオン。色の名前。いろんな色があって、赤にもいろんな赤色があります。ヴァーミリオンの場合、朱は朱でも天然色ではなく、しかし天然のものより色鮮やかだといいます。私は情感を色で表わしたり、色を用いた表現が好きで、この作者は意識して色を使っているように思います。【ヴァーミリオン】はサイコセラピ...続きを読む
  • デジャ・ビュ
    読みながら途中で頭が痛くなった本。
    階級社会って凄く嫌。
    それを呪う主人公は良いけれど
    それを喜ぶ女は嫌。
    結構嫌な気分になって、でも読んでしまった。
  • LOVE ASH
    データ的な殻をはぎとられてわたしはどこまでわたしを保てるだろう。それなら、わたしはどこに存在すると言えるのだろうか。いろいろなカタチの繋がりの中で生きていくことがどれだけ大切なものでどれだけ難しいことか。
  • MADE IN HEAVEN Kazemichi
    少年は事故で一度死んだ。そして一部残った肉体を元にサイボーグとして再生サイボーグとしてでもSFの世界のヒーローとしてでなく、日常を普通人として生きる一人に人間として。でも、その裏には母親の壊れた精神が関わっていた。肉体がマシンとなっても人間として一人の青年として一人の女に恋をする。全体の文体を色で表...続きを読む
  • MADE IN HEAVEN Juri
    kazemichiサイドから書いた作品の呼応版とでも申しましょうか。juriのサイドから、kazemichiを見て感じて、そして愛して。話の展開としては,kazemichiの方が組み立てとか中味が濃いかな。その後の後日談。juriの気持ちを語っている。