桜井亜美のレビュー一覧

  • クロム・ハート
    ずっと本棚に入りっぱなしで読んでなかったのをようやく読み終えました。17歳の憧子は優等生を演じているのだけど、奔放に生きていきたいとも思っていて、そんな自分を隠さずに生きている宙に想いを寄せている。傷つきやすいから自分を作ってしまう切なさや、思い通りにならない空虚さが悲しい。亜美さんの本を読むと浮か...続きを読む
  • Miracle
    看護師のセイラは、その類稀なる美しさを武器に、同僚や患者を次々に虜にする。
    セイラに魅了された者は、利用されていると理解しつつもその美貌に逆らえない。
    しかし彼女がかつて勤めていた病院で、患者が不審死を遂げていることがわかり・・・。
    聖と俗、邪悪と無垢。

    その間を激しく揺れ動く女が、真実の愛に目覚...続きを読む
  • イノセントワールド
    高校生の時に読んだ本。
    以来何回か読み直してる。
    世の中って薄汚いよね、って。薄汚い色に染まっていくのには、それなりに理由があって、汚いものほど、根っこの部分はきれいだったりする、みたいなそんな感じ。
  • ヴァージン・エクササイズ
    高校生の時、読んだ本。
    以来何回か読み直してる。
    当時はかなりの衝撃ってか刺激てか、そんなものを受けた。
    都会の女子高生ってこんなんかー!!みたいな。
    今となっては…。
  • Lyrical Murderer
    全部横書きなうえに、メール交換で物語がなりたってるってゆうおもしろい発想の本。現代ッコなら誰もが共感する本なんじゃないかなー。
  • サーフ・スプラッシュ
    桜井亜美さんの小説。前に読んだワンダー・ウォールよりも内容が暗く痛かった。読むと世界に入ってしまうけど、人にはガンガン薦められるものではないです。女の子の手紙のやりとり形式で書かれている。
  • ワンダー・ウォール
    桜井亜美さんの書いた本で1番最初に読んだ本。主な購買層は女の人かな。文章がそんな感じでした。近親相姦、遺伝子実験、妊娠中絶・・・内容は難しいけど入り込める本でした。
  • サーフ・スプラッシュ
    手紙のやり取りで構成されているこの作品の形は、今まで読んだことのない形で読んでいて面白かった。手紙のやり取りだけで、こんなにも頭に状況が思い浮かぶものなのね――
  • Miracle
    いつもバックには本が入っているのにたまたま何もなかった日。急いで有隣堂に行き目についたのがこちら。有名なかただとは存じ上げず、あらすじに興味を持ち購入。
    ソウルメイトを捜していたセイラ。自分の見た目しか愛さない男たち。利用して当然だったよ。それでよかったよ、と言ってあげたい・・・。謎なのは彼が本当に...続きを読む
  • GENESIS
    今まで桜井亜美の作品に出てこなかった役柄の者が現れてる作品。逃亡生活の中で見つけ出したもの、障害を持った彼氏の弟の存在の大きさとは?
  • 14 fourteen
    サカキバラ事件のノンフィクション風フィクションノベル。
    桜井亜美がなんで?って思ったけど、読んで納得。バモイオドキ神が結構いい感じw
  • MADE IN HEAVEN Juri
    kazemichiから読んだほうがよかったのかな?いつもの桜井っぽくなくてよかった。こういう路線でいけばいいのに。
  • alones
    最近読まなくなったけど、実は桜井亜美が好きです。ありがちだけど、だからこそ、痛いところをえぐられる。この表紙が好きで油絵で描いたことがあります。
  • alones
    あなたに。あげる。まるごと。ぜんぶ。わたしはあなたに身投げすることしか知らないの。それができないただの臆病者だということもわかってしまったけれど。
  • ワンダー・ウォール
    桜井亜美の作品は
    不毛なセックス、援交、ドラッグ、人殺し・・・
    すべての悪いと言われているものが詰め込まれる。

    この作品だけは
    伝わるものがあったけど
    あとの本はネタが似すぎて
    正直どれがどれか覚えていない。
  • シンクロニシティ
    一応最後まで読んだけどね、もうちょっと一つ一つのエピソードが丁寧に描かれていてもいいんじゃないかしら?
  • 14 fourteen
    あの酒鬼薔薇聖斗事件をモチーフとした桜井氏の中で異色の1作。
    桜井氏独特の雰囲気は薄いのでここから彼女の作品に入ると違和感を覚えるかも。
    お話自体は、うん。酒鬼薔薇聖斗って感じ。
  • Apri*Kiss
    『Lyrical murderer』を読んでからだったので横書きの文章には違和感がなかった。これもメールで話が進んでいく作品。
    さくっと読めた。
  • Lyrical Murderer
    『Apri*kiss』と同じく横書きのメール文体のみで構成される物語。

    二人のメールのやり取りが始まり、そして一旦一方通行になり、また心を通わせ、時には嘘をつき、時にはそれを告白しながら続いていく。

    虚飾に彩られた自分の姿をすべて剥ぎ取ったとき、ふたりは本当の気持ちに気付く。

    薄くて、すぐに読...続きを読む
  • デジャ・ビュ
    全体的にキレイな作品です。一般的なキレイという表現ではなく、もっともっと深い意味でのキレイさ。設定がSFっぽくて、でも、ありえそうな感じがするところも好き。盲目のピアニストがすごくいい雰囲気を作ってるなぁとも思いました。