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司馬遼太郎畢生の大長編!
西郷隆盛と大久保利通。ともに薩摩藩の下級藩士の家に生まれ、幼い時分から机を並べ、水魚の交わりを結んだ二人は、長じて明治維新の立役者となった。しかし維新とともに出発した新政府は内外に深刻な問題を抱え、絶えず分裂の危機を孕んでいた。明治六年、長い間くすぶり続けていた不満が爆発。西郷は自ら主唱した“征韓論”をめぐって大久保と鋭く対立する。それはやがて国の存亡を賭けた抗争にまで沸騰してゆく――。西郷と大久保、この二人の傑人を中心軸に、幕末維新から西南戦争までの激動を不世出の作家が全十巻で縦横に活写する。
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Posted by ブクログ 2023年09月10日
「尊王攘夷」のスローガンで始まった筈の倒幕運動から、明治維新が為ってみたら、幕末からの開国方針が何も変わっていないという、この歴史の流れが、長らく釈然としなかったのだが、これを読んで、漸く腑に落ちたというか――当時の士族達も釈然としなくて、だからあちこちで士族の反乱が起きて、最終的に西南戦争に至った...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月08日
西南戦争の物語。全10巻なので導入の導入という感じ。
日本の近代史は、明治維新という輝かしい改革に始まり、太平洋戦争の敗北という悲劇的結末に終わる。
生命は生まれた時に死も内包しているというが、大日本帝国にしてもそうだろう。
西欧列強に伍さんと近代化を目指すことは是としても、アジアへの進出は後...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月07日
さすが、司馬遼太郎だないう感想。
期待を裏切らない。
あまり前知識を入れずに読み始めたために、
西郷や大久保、木戸孝允が話に絡んでくるまで、話に入り込めなかった。
しかし、少しずつ話に入り込むと、明治日本を作った人間たちのそれぞれの思いや行動に、時には納得し、時には疑問に思うこともありながら、それ...続きを読む
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