１００歳は世界をどう見ているのか データで読み解く「老年的超越」の謎

権藤恭之

あなたは何歳まで、どんな風に生きたいですか？ 2050年には50万人以上が100歳を超えるといわれる日本。だが介護や認知症のイメージにより「長生き」はネガティブにとらえられがちだ。本書は500人以上の百寿者に会ってきた著者が加齢をめぐるさまざまなデータを紹介、高齢期に幸福が高まるとされる「老年的超越」の謎に迫る。多くを失いつつも幸せを感じられるのはなぜか。確実に訪れる人生への向き合い方を考える。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 自己啓発
• 出版社: ポプラ社
• 掲載誌・レーベル: ポプラ新書
• ページ数: 198ページ
• 電子版発売日: 2024年08月07日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 7MB

[ブクログ · ★★★★☆]

終始、とても興味深く読むことができました。
100歳を越えるご長寿の方を『百寿者』、英語で『センテナリアン』と呼ぶそうです。
“スーパー高齢者たち“の章では、80歳からはじめた水泳でいくつもの世界記録を打ち出した女性のエピソードや聖路加国際病院の日野原先生は「老化は成長だ」と100歳を越えて、ゴルフやフェイスブックという新しいことに挑戦していたと知り驚きました。パワフルな高齢者のエピソードってすごい勇気と感動をもらいます。

「子どもの頃は子どもの楽しみがあったが、年寄りには年寄りの楽しみがある」

歳をとることに勝手にナーバスな印象を持っていましたが、百寿者の方々の多くは幸せを感じているということを知り、安心しました。
私も100歳越えまで長生きして、百寿者の目から世界を見たいです。

[ブクログ · ★★★★☆]

100歳以上の人は」2023年で9万人、2050年には50万人を超えると言われる・

その時自分は98歳、この書感を読み返す事が出来ているだろうか？

老年的超越とは、
・できることが減っても悔やまない
・ひとりでいても孤独を感じない
・成功を欲しない、見栄を張ろうという意識を持たない
・毎日、新しい楽しみがある。昔を回想するだけで楽しい
・他者を重んじる、感謝の気持ちが高まる
・何事も自然に任せるようになる

自分にも大体は当てはまっていると思うのだが…